お手伝い給与制度導入!?在宅勤務パパの一斉休校対応

お手伝い給与制度導入!?在宅勤務パパの一斉休校対応

教育

目次[非表示]

  1. パパが仕事をしている姿を見せられていい機会になっている
  2. お手伝い給与制度を導入してヒマな時間を有効活用

パパが仕事をしている姿を見せられていい機会になっている

IT企業に勤める久保さんは、小学2年生の男の子が休校で家にいる状況。外資系金融に務める奥さんは仕事柄在宅勤務が難しく、しかも時差通勤のために毎日6時半に家を出るということです。

現在の働き方は、週1回は終日在宅勤務。他の日は昼過ぎまで在宅勤務をしているそうです。昨年、東京オリンピックの開催を見込んで予行練習的に数日間の在宅勤務は経験しているものの、子どもがいる状況での在宅勤務は初めて。普段はどのように過ごしているのでしょうか?

「午前中9時から12時まで子どもは自習時間として自分で決めたプリントや問題集をやります。3月という時節柄、復習となるので簡単すぎてつまらない様子。漢字検定を受けたいと言っているので、今は一つ上の3年生の漢字を勉強しています。それでも足りないときは妻が用意した通信教育のテキストをしています。

お昼ごはんは、あるものでパパが作って二人でご飯を食べます。
チャーハン、ラーメンなど、簡単なモノで済ませているのでそこまで負担もなく、弁当を作るよりはラクだと思います。

平日のほとんどは、昼ご飯を食べたら僕は会社に行って、息子は学童に行きます。妻が17時に帰ってくるのでバトンタッチする流れです。

終日在宅の時は、午後は自由時間。ヒマだとは言っていますが、本読んだり、工作したりして一人で遊んでいます。家にゲーム機はないので、なんとか工夫して遊んでいます。夕方5時30分に定時を迎えたら仕事を終えて、散歩したり、夕食やお風呂など一緒に過ごす時間は確実に増えましたね」

なんだか順調に仕事が出来ているようにさらりと言いますけど・・・特に午後の時間は長いし、どうやっているのでしょうか??

「工夫としては、勉強時間を決めて、内容に干渉せず、自分で時間と内容をマネジメントする様に促すことくらいです。午前中は勉強、午後はフリーという感じで、しっかり時間をわけでメリハリをつけることは大事にしています。またあまり口を出しすぎない方がやりますね。妻は金融系の仕事をしており、特に今の経済状況を受けてイライラしているので、いつも以上に口を出しそうなところ(汗)。正直、今は主に僕が家にいるスタイルの方が家庭は平和だと思います。社会情勢が仕事に影響してイライラしてしまうのは男女を問わず起こることなので、まあ仕方ないですよね。

いい面としては、パパが仕事をしているところを見せることができることだと思っています。子どもたちみたいに飽きたら他のことをする、ということはないように集中している姿を見せていると、少しわかってくれるみたいです。たまにWEB会議をしているところを覗きに来ることもありますが、それも社会勉強かなと。

自分としては、ちょっと長い春休み、という風に割り切っています。そもそも今の子どもたちは習い事とか、勉強とか、忙しそうなので、こういうときくらい適度にダラダラしてもいいのかなと思っています」

今回いきなりの休校で対応に困った人も多いと思いますし、実際久保さんも「どうしようかな」と考えたそうですが、お話を伺う中では、今ある環境に出来る範囲で落ち着いて対応しているという印象でした。こういう緊急事態にパパがドッシリと構えて、右往左往しない姿を見せることが子どもの落ち着きに繋がるところもあるのかもしれません。

お手伝い給与制度を導入してヒマな時間を有効活用

製造業の企業に勤める安田さんは、もともと週2日在宅勤務をしていましたが、今回の休校を受けて週3日に拡大したと言います。建築系の企業に勤める妻は、そもそも会社に在宅勤務の制度がなく毎日出社しているそうです。

5歳の次女は変わらず保育園に通っていて、休校で家にいるのは小学3年生の長女。安田さんが出社する時は、近所に住む祖父母に預けているそうです。

長女と在宅勤務をしている時はどのように過ごしているのでしょうか?

「基本的に朝から晩までリビングで一緒に過ごしています。ただし仕事をするのは子どもとは別の机。一緒の机でやるとずっと話しかけてきてさすがに集中するのが難しかったので分けました。午前中は宿題や興味のあることをして、午後は流れに任せているので子ども的にはヒマで死にそうらしいです。 今まで、子どもが体調不良で学校を休んだときに日中を一緒に過ごしながら在宅勤務をしたことはありますが、元気な状態では初めてです」

そんな安田さんがスムーズに仕事をするためにはどんな工夫をしているのでしょうか?

「まずはとにかく前日の夜のうちに一緒に時間割などを決めて動くこと。今は娘自身に手帳を持たせて、前の日に決めたスケジュール管理をさせています。何を何時までにやるかはもちろん、おやつの時間やランチメニューも決めています。WEB会議も予め時間が決まっているので、その間は娘がどうやって過ごすか決めることもできますよね。
わからないことがあったとしてもいつでも答えるわけではなくて、しっかりこっちの時間があるときに対応するようにしています。いつも休日にやっていることなので、今は無理、いつなら大丈夫!とちゃんと伝えたらわかってくれますよ。別にいつも通りのやりとりですから。

今回、いい具合に機能しているのが、お手伝い給与制度です。以前からお手伝いをしたらごほうびをあげるようなことはしたことがあるのですが、今回は洗濯物を畳んだり、食器を洗ったり、お風呂のお湯をはったり、それぞれのお手伝いにポイントを決めていて、加算するとお小遣いをあげています。ヒマになると自分からコレやろうか?アレやっておくよ!と自らやってくれます。

NetflixやYou Tubeなどの動画コンテンツはある程度自由にしているので、ヒマができたらそればかりになると思っていましたが、お手伝い給与制度を導入したところ動画を見るばかりでなく、自分からお手伝いに時間を使うことも多くて、ちょっと感心しました」

数週間にわたって長女と過ごしてきて、感じたことはどんなことでしょうか?

「なにより娘の元気が有り余っていて、妹が保育園から帰ってくると一緒に走り回っています。もう家が壊れそう。あとは食材、お菓子を異常なスピードで消費するので買い出しの頻度と量が急増しているのは悩ましいところですね。

ただ、子どもの気持ちややりたいことを尊重しながら、自分が仕事をできるように摺り合わせているのでその辺でのストレスが少ないです。いつも週末など長い時間を一緒に過ごしているので基本的なやりとりができる関係だからこそのことかもしれませんが。親だから完璧に頑張らなくてはいけないとは思わないようにして、今ある状況に対応しています。

僕からすると、子どもたちはヒマであることが重要なんじゃないかと思います。もう極度のヒマを感じても、ずっとヒマのままでいるわけではないですよね。結局は自分で考えて何かしていますから。

いつまで続くかわからないのはこちらも困りますけど、まあ、仕方ないので楽しむようにしています」

安田さんの家が壊れる前に通常通りに戻ることを切に願います。

お話を伺った二人は、子どもたちと生活ルールについては打ち合わせをしているものの、何かをしなさいと強要している様子がないことが共通していました。もちろん乳幼児などの場合、そういうわけにはいかないですが、今回の休校でもっとも対応が難しい小学校低学年くらいの子どもでも、学校で時間通りに過ごしたりできているのですから、時間割をしっかり作るなどのメリハリをつけることで、スムーズに過ごすことができるのかもしれません。