【子どもの性教育】「ねえ、パパ、セックスってなに?」と聞かれたら ~チャレンジ!我が子への性教育~

【子どもの性教育】「ねえ、パパ、セックスってなに?」と聞かれたら ~チャレンジ!我が子への性教育~

教育

目次[非表示]

  1. 性教育とは「自分を大切にする教育」
  2. 性教育の注意点
  3. 絵本やサイトを活用しよう
  4. 子どもが性暴力から身を守るために ~「気をつけなさい」では防げない
  5. 相手との境界線を教える性教育
  6. 子どもへの性暴力の特徴
  7. 普段から心がけておきたいこと

子どもへの性暴力の特徴

子どもへの性暴力は、子どもからの信頼を利用して行われます。女の子に限らず、男の子が被害にあうことも珍しくありません

なお、男の子が被害にあう場合も、加害者のほとんどは男性で、多くは顔見知りです。近所に住んでいる、よく遊んでくれる大好きなお兄ちゃんだったり、スポーツクラブのコーチだったり、兄や弟、いとこやおじなどが加害者になることもあるということを、頭のどこかに入れておきましょう。考えたくないことですが、可能性を否定すると、被害を見落としやすくなります。

見知らぬ人からの性暴力でも、子どもにとって親しみやすい雰囲気を持った加害者が多く、子どもへの性加害は、子どもに親切にしたり何かをあげたりといった、子どもの警戒心をなくすための「手なずけ行動」から始まることが特徴です

つまり、加害者は子どもにとって、「怖い人」「いやな人」ではない場合が多いのです。そのため、それまでの関係が壊れることを恐れたり、加害者の立場を心配して、被害を言い出せない子も多いのです。

普段から心がけておきたいこと

性暴力被害には、早く適切なケアが必要です。ですから、相手がどんな人であっても、嫌なことをされたら嫌と言っていいし、必ず親に話してほしいと、日頃から伝えておくことが大切です。

日本では、性暴力の被害者がバッシングされるという奇妙なことがいまだに起こっていますが、ニュースを見ながら親が被害者の落ち度を責め、加害者を擁護するような発言をしていたら、子どもは自分の被害を言い出せなくなりますよね。

どんな場面でも「この子も、性被害にあうことが(あったことが)あるかもしれない」という前提で発言することが大切です

加害者は色々な理由をつけて自分の暴力を正当化しますが、性暴力に限らずすべての暴力は加害者の問題です。「暴力は振るった方が悪い」という確固たる軸を持っておきましょう。自分の親が、暴力に対して公正な立場であるということは、社会的弱者である子どもにとって、これほど心強いことはありません。

被害を打ち明けられたときは、「話してくれてありがとう」「こわかったね、もう大丈夫だよ」「あなたは何も悪くないよ」と最初に伝えましょう。子どもの話を信じ、傷つきに寄り添うことが、最も大切です。そして、警察や性暴力のワンストップセンターに、今後の対応について相談しましょう。被害をなかったことにしない、親の「暴力を許さないという姿勢」から、子どもは自分が守られていることを実感し、社会への信頼を取り戻していくのです。

●性暴力被害相談の全国共通短縮ダイヤル<#早くワン(ストップ)>
※全国のどこから電話しても、最寄りのワンストップ支援センターにつながります
#8891

●性暴力に関するSNS相談「Cure time(キュアタイム)」(内閣府男女共同参画局)
https://curetime.jp/

<専門家プロフィール>
福田 由紀子

臨床心理士。公認心理師。認定フェミニストカウンセラー。自治体の女性相談、スクールカウンセラー、精神科心理療法士、大学非常勤講師などの経歴を持ち、女性のエンパワーメント(力を取り戻す/力をつける)支援をライフワークとしている。ユキ メンタルサポート代表。
https://yms17.com
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