動物の世界は学びの宝庫!動物研究家・パンク町田さんインタビュー

動物の世界は学びの宝庫!動物研究家・パンク町田さんインタビュー

教育

目次[非表示]

  1. 海外でのフィールドワークで見つけた、動物研究家としての出発点
  2. 上半身裸で動物と接する理由は?心を通わせるための秘訣は“観察”にあり
  3. 子育てに熱心な動物にも、そうでない動物にも“パパのためのヒント”がある

子育てに熱心な動物にも、そうでない動物にも“パパのためのヒント”がある

『知るほど楽しい!パンク町田のゆかい痛快!動物の子育ての世界』より(画像提供:赤ちゃんとママ社)

──7月19日に発売された町田さんの新刊『知るほど楽しい!パンク町田のゆかい痛快!動物の子育ての世界』を読ませていただきました。さまざまな動物の個性的な子育て方法が紹介されていて、とても興味深い内容でした。この本をパパママや子どもが読むにあたって、注目してほしいポイントはありますか?

動物の子育ての様子を描いた絵が心を惹きつけるほど楽しいので、まずは絵を見てください。そして絵を見て気になったページから本文を読んでください。動物が好きな方であれば本文から読んでも楽しんでいただけますが、「ちょっと面白そうだから買ってみた」という方であれば、まずは絵を見て面白そうと感じたページから読むことをオススメします

──絵本を読むような感覚ですね。

はい。人間には五感がありますが、特に五感に訴えかけるものは絵です。一方、文字は感性に訴えかけるものだから、いきなり文章から入るのは難しいかも。絵を通じてインスピレーションを得たページから、興味や知識を深めていってください。

──この本で紹介されている動物たちの子育ての中で、人間のパパたちの参考になるものがあれば教えてください。

子育てに意欲的なパパの参考になるのは、オスが子どもたちに遊びを通じてルールや道徳心を教え込むゴリラですね。もちろん他の動物の子育てにも参考になるヒントはありますよ。例えば、ゴリラとは逆に子どもの面倒を一切見ない動物もいますが、それは何かしらの利点に基づいた理由があるから。つまり、場合によっては親が面倒を見ないのも愛情の一種ということ。「何でもかんでも手を貸してあげると、自立できない子に育つかも」と心配しているパパにとっては、そうした動物たちを通じて“面倒を見ない子育て”のメリットやその活かし方がおのずと分かり、きっと参考になるはずです

──この本を読む以外にも、親子で動物への興味や知識を深めるためにオススメの方法はありますか?

動物園に行くと楽しくてついはしゃぐ子どももいますが、動物園は博物館であって遊園地ではありません。静かに観察する姿勢を教えることも大切です。子どもにとってじっとしていることは大変ですが、静かに観察することで動物が本当の姿を見せてくれることがあります。動物を見て楽しみながらで構わないので、「騒いでいると動物が怖がってあっちに行っちゃうよ」と、観察の意味と一緒に教えてあげるといいでしょう。

──子どもが動物に興味を持って「ペットを飼いたい」と思うようになった時、家庭でのペットとの向き合い方についてご意見やアドバイスがあればお聞かせください。

小さな子どもがいる家庭ではペットによる感染症の媒介を心配する方もいますが、自宅の中だけで飼われていて家族以外の人間と接触しない動物よりも、家の外で不特定多数の人や物と接触している人間の方がよっぽど有害な細菌やウイルスを持ちこむ危険性があります。「動物だから汚い」というペットに対する誤解を解いていただき、正しい知識を持った上でペットを飼うかどうか検討してください

<プロフィール>
パンク町田(動物研究家)
1968年生まれ。ULTIMATE ANIMAL CITY代表。NPO法人生物行動進化研究センター理事長、アジア動物医療研究センター(日本ペット診療所)センター長。野生動物の生態を探るため世界中に探索へ行った経験を持ち、3000種以上の飼育技術と治療を習得している。その豊富な知識とキャラクターを活かしてテレビ出演も多く、他にも動物関連での講演や執筆など多方面で活躍している。
公式HP https://ultimateanimalcity.info/

■パンク町田さんの新刊『知るほど楽しい!パンク町田のゆかい痛快!動物の子育ての世界』
著者:パンク町田
イラスト:亀澤裕也 麻生羽呂
出版:赤ちゃんとママ社
定価:1,100円(税込)

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