父親が知りたい「女の子の育て方」 前編 | 教育学博士・諸富祥彦先生

父親が知りたい「女の子の育て方」 前編 | 教育学博士・諸富祥彦先生

教育

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  1. 女の子の育て方に悩むすべての父親へ。子どもの成長に合わせて考えたい、子育ての“3つのステージ”とは?
    1. 「ラブラブ期」0〜6歳
    2. 「しつけ期」6歳から10〜12歳くらい
    3. 「見守り期」10〜12歳から18歳
  2. 大人になってから必要な自立力を育むには
幼い頃はいつでも「パパ大好き!」「遊んで」と甘えてきた我が家の娘もいつの間にか9歳に成長し、最近はそうした甘えん坊ぶりが影を潜めて、その変化に少し戸惑っています。

前みたいに甘えてほしいと思って、あれこれ試してみても、何だか空回りしているような気が。男親として、これから娘とどう接していったらいいのか…と悩んでいた時に偶然手にしたのが、明治大学文学部教授で教育カウンセラーも務める諸富祥彦先生の著書『女の子の育て方』(※)でした。

この本に書かれていることをもっと詳しく聞いて子育ての参考にしたい!ということで、諸富先生にインタビューしました。

先生、いろいろ教えてください!

女の子の育て方に悩むすべての父親へ。子どもの成長に合わせて考えたい、子育ての“3つのステージ”とは?

─ 娘は現在9歳なのですが、最近、昔ほど甘えてくれません。そうなったのには、何か原因があるのでしょうか?    

自立心や自我が芽生えはじめた女の子が、異性である父親から距離を取ろうとしていくのは自然なことです。そこで無理にベタベタ追いかけようとすると、かえって嫌がられて逆効果ですよ。

─ うっ…思い当たるところがあります。娘に声掛けして素っ気なく受け流されたら、ついついテンションを上げて愛情表現やスキンシップを図っていたけど、逆効果だったんですね。

子どもが何歳であっても共通する子育ての基本は、たくさん愛情を注ぐこと。「私は親に愛されている」と実感できる子には自己肯定感が備わり、「幸せになりたい」という気持ちも高まりやすくなります。だから子どもを愛すること、そしてそのことを子どもに分かるように示すことはとても大事です。とはいえ、いつまでもベタベタしていいわけではないので、子どもが成長する3つのステージに応じて、子育てのシフトをチェンジしていくといいですよ。

「ラブラブ期」0〜6歳

スキンシップや言葉がけで惜しみなく愛情を注ぎ、自分は愛される存在だという自己肯定感を与える

「しつけ期」6歳から10〜12歳くらい

社会や我が家のルールをしっかり守らせる一方、子どもの自発的な考えを尊重して自立心の芽を育てる

「見守り期」10〜12歳から18歳

思春期の悩みを抱える娘と一定の距離を置き、いざSOSを発してきたら受け止めてあげる

─『女の子の育て方』の中でも提唱されていましたね。子育てを3つのステージに区切るのはどうしてでしょうか?

たとえば、ちゃんとしつけをしようと、幼い子どもをきつく叱る親を見かけることがあります。けれども、小さい子どもからしたら「ママ・パパは私のことが嫌いなんだ」という気持ちになってしまうのです。

実は、しつけに気をつけるのは6歳を過ぎてからで大丈夫。

それまでは目いっぱい愛情を注いであげて「私は愛されている」と実感させることの方が重要です。このように、子どもの成長にあわせて親は接し方を変えていく必要があり、その目安として3つのステージに区切って考えることを提唱しています。

─ウチの娘は「しつけ期」なので、まだ「見守り期」のように距離を置かなくてもいいんですね。

一人ひとりの性格や個性を無視して、誰でも同じ型にはめようとするのは危険です。子どもが距離を置こうとしている場合は一歩引いて、困っている時は手を差し伸べたり、注意深く様子を観察したりしながら子どものペースを尊重するよう心がけてはいかがですか。

─ますます耳が痛いです…。私は実家が男兄弟だったのでいまいちピンとこないのですが、女の子と男の子で性格や特徴は違うものですか?

一般的に女の子の方が集中力や持続性があり、粘り強いという傾向があります。男の子の傾向はその逆で、集中力や持続性が低くて粘り弱い。もちろん性別の違いだけによらず、子ども一人ひとりによって性格やペースは様々なので、その子に合わせて子育てしていきましょう。
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