
親が謙遜すると子どもは自信を失う?子どもをほめられた時はこう返事しよう
育児
「○○ちゃんは本当に可愛いねー」
「勉強もスポーツもよくできるね」
「いつも元気で礼儀正しいよね」
などなど、よその人に自分の子どもをほめられて、嬉しくないパパママはいないはず。
でも実際そんなふうにほめられると、「いやー、そんなことないですよ」「家ではだらしないんですよ」とつい謙遜してしまう方も少なくないのではないでしょうか。
大人にとっては当たり前のように交わし合う謙遜のやり取りですが、もしその場に子どもが一緒にいた場合、この会話を聞いてどう思うでしょうか?
そうした「子どもへのほめ言葉とその受け答え」をテーマにした漫画がSNSに投稿され、1万件以上のいいねを集めるほどの話題になっています。
「勉強もスポーツもよくできるね」
「いつも元気で礼儀正しいよね」
などなど、よその人に自分の子どもをほめられて、嬉しくないパパママはいないはず。
でも実際そんなふうにほめられると、「いやー、そんなことないですよ」「家ではだらしないんですよ」とつい謙遜してしまう方も少なくないのではないでしょうか。
大人にとっては当たり前のように交わし合う謙遜のやり取りですが、もしその場に子どもが一緒にいた場合、この会話を聞いてどう思うでしょうか?
そうした「子どもへのほめ言葉とその受け答え」をテーマにした漫画がSNSに投稿され、1万件以上のいいねを集めるほどの話題になっています。
たらればさん(@tarareba722 )がしてた「好きを伝える」の話で連想で思い出したこと
— 青鹿ユウ@👶♀1y11m 平日マンガ更新中 (@buruban) October 28, 2019
娘に向けられた好意や褒めを私が謙遜や照れで潰してしまわないよう
娘が生まれてから意識的に気をつけ練習してる
好きを伝えることも受け取ることも
そして家族に向けられた好きも大切にしていきたいな☺️ pic.twitter.com/2lpLg0JTQN
「子どもへのほめ言葉を親が勝手に謙遜せず、素直に受け止めるようにしている」という作者の心がけを描いたこの漫画で興味深いのは、幼い頃に親の謙遜を横で聞いていた作者自身の心情。
「そんなことないですよ」とわざわざ子どもを下げる(長所を否定する)謙遜を引き金に、「実は家では…」と恥ずかしい失敗談をつらつらと挙げて、「ほめられると恥ずかしいからイヤ」というネガティブな心情を植え付けられたそうです。
「そんなことないですよ」とわざわざ子どもを下げる(長所を否定する)謙遜を引き金に、「実は家では…」と恥ずかしい失敗談をつらつらと挙げて、「ほめられると恥ずかしいからイヤ」というネガティブな心情を植え付けられたそうです。
子どもの自己肯定感を損なわない「ほめられた時の受け答え」
日本人は欧米諸国よりも控えめな国民性を持ち、相手への敬意を示すため自分のことを下げる習性があります。
そこで自分の子どもをほめられてもつい謙遜しようと下げてしまいがちなのですが、謙遜という概念をまだよく分かっていない子どもは言葉だけを真に受けて
「なぜパパママはほめられたことを否定するの?」
「僕ってダメな子なの?」
と悲しい気持ちで傷ついてしまいます。
つまり、親が謙遜しても子どもの自己肯定感を損なうだけで、子ども自身には何のプラスにもならないのです。
そこで自分の子どもをほめられてもつい謙遜しようと下げてしまいがちなのですが、謙遜という概念をまだよく分かっていない子どもは言葉だけを真に受けて
「なぜパパママはほめられたことを否定するの?」
「僕ってダメな子なの?」
と悲しい気持ちで傷ついてしまいます。
つまり、親が謙遜しても子どもの自己肯定感を損なうだけで、子ども自身には何のプラスにもならないのです。
とはいえ、「はい、ウチの子はスゴイんです!」なんて満面の笑みで返事しづらいと思うので、次のような受け答えを試してみてはいかがでしょうか。
■ほめられた内容の事実だけをオウム返しする
例えば「○○ちゃんはいつも元気だね」とほめられたら、「いつも学校が終わったらすぐ公園に行くんですよ」と“ほめられた内容の事実”をオウム返しの要領で返してみてください。
そうすると、自慢げにならずほめられた内容を認めることになり、ほめられた子どもの満足感を下げることもありません。
そうすると、自慢げにならずほめられた内容を認めることになり、ほめられた子どもの満足感を下げることもありません。
■子どもではなく親を下げる
ほめられた子どもを下げるのではなく、親を下げることで謙遜してはいかがでしょうか。
例えば「○○ちゃんはしっかり者だよね」とほめられた時、「私がいろいろうっかり忘れることが多いので助かってます」とほめられた内容をサラッと認めながらユーモア交じりに自分を下げれば、子どもの自己肯定感を損なうことなく相手に対して謙遜できますよ。
例えば「○○ちゃんはしっかり者だよね」とほめられた時、「私がいろいろうっかり忘れることが多いので助かってます」とほめられた内容をサラッと認めながらユーモア交じりに自分を下げれば、子どもの自己肯定感を損なうことなく相手に対して謙遜できますよ。
■「ありがとうございます」と感謝の気持ちだけ伝える
どうしても“謙遜しないと相手がどう受け止めるか”と気になる場合は、一言「ありがとうございます」とお礼を言うのが、最もシンプルで角が立たない返事です。
ほめられた内容をサラッと認めると同時に、嬉しそうにお礼の返事をすることで子どもも「僕がほめられるとパパママだって嬉しいんだ」とポジティブな気持ちになり、もっとほめられるよう頑張りたくなるでしょう。
ほめられた内容をサラッと認めると同時に、嬉しそうにお礼の返事をすることで子どもも「僕がほめられるとパパママだって嬉しいんだ」とポジティブな気持ちになり、もっとほめられるよう頑張りたくなるでしょう。
社交辞令やお世辞などニュアンスの度合いはともかく、他人が自分の子どもをほめてくれる場合、そこには基本的に嘘や他意はないはず。特に子どもが小さい間はなおさらです。
子どもがほめ言葉を自らの自信に変えるためにも、多少は親バカと思われてもいいので、ほめ言葉を謙遜=否定せず素直に受け止めてみてはいかがでしょうか。
子どもの自己肯定感を育むと同時に、我が子が認められることでパパの自信にもつながるはずですから。
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子どもがほめ言葉を自らの自信に変えるためにも、多少は親バカと思われてもいいので、ほめ言葉を謙遜=否定せず素直に受け止めてみてはいかがでしょうか。
子どもの自己肯定感を育むと同時に、我が子が認められることでパパの自信にもつながるはずですから。
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