
子どもの運動能力を伸ばす親子の遊びとは?
育児
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昔と比べて子どもたちが外で自由に遊べる環境が減ってきており、屋内でゲームをしたり動画を見たりなどの遊び方が中心になってきているようです。
自分が子どものころはもっと外で走り回って遊んでいたんだけど…と感じているパパも多いのではないでしょうか。
子どもたちに身体を使った遊び(運動遊び)の楽しさを知ってもらうには、まずはパパが率先して一緒に身体を動かして遊ぶことが何よりも大切です。
でも実際に一緒に遊ぼうとしても、「今の年齢でどんな遊びがちょうどいいのかよくわからない」「遊びのバリエーションが少ないので子どもがすぐに飽きてしまう」といったパパの声もよく聞きます。
そこで今回は、理学療法士として子どもたちの運動遊びや身体の使い方を指導している筆者が、お子さんの年齢別に、動作の特徴とおすすめの運動遊びをまとめてみました。
これまでやったことがない遊びを提案すると、パパの株もぐっと上がるかもしれませんよ?
自分が子どものころはもっと外で走り回って遊んでいたんだけど…と感じているパパも多いのではないでしょうか。
子どもたちに身体を使った遊び(運動遊び)の楽しさを知ってもらうには、まずはパパが率先して一緒に身体を動かして遊ぶことが何よりも大切です。
でも実際に一緒に遊ぼうとしても、「今の年齢でどんな遊びがちょうどいいのかよくわからない」「遊びのバリエーションが少ないので子どもがすぐに飽きてしまう」といったパパの声もよく聞きます。
そこで今回は、理学療法士として子どもたちの運動遊びや身体の使い方を指導している筆者が、お子さんの年齢別に、動作の特徴とおすすめの運動遊びをまとめてみました。
これまでやったことがない遊びを提案すると、パパの株もぐっと上がるかもしれませんよ?
1歳児向けの運動遊び
1歳児の動作の特徴
手ばなしの状態で立ち、一人で歩けるようになってくる時期です。歩き始めの時期はふらついて転ばないように足を肩幅程度に広げ(ワイドベース)、両腕を上げた状態(ハイガード)での歩行が多くなります。
うまくバランスをとることができるようになると徐々に腕は下がり、より自然な姿勢で歩くことができるようになってきます。
また歩くときの足のつき方は、はじめは一歩ずつ立ち止まる(足の裏全体で接地する)ような歩き方ですが、徐々に身体の使い方がうまくなってくると、大人と同じように踵から足を着くことができるようになります。そうなると歩幅は大きくなり、歩くスピードも上がってきます。
うまくバランスをとることができるようになると徐々に腕は下がり、より自然な姿勢で歩くことができるようになってきます。
また歩くときの足のつき方は、はじめは一歩ずつ立ち止まる(足の裏全体で接地する)ような歩き方ですが、徐々に身体の使い方がうまくなってくると、大人と同じように踵から足を着くことができるようになります。そうなると歩幅は大きくなり、歩くスピードも上がってきます。
おすすめの運動遊び「パパのおひざでたっち」
我が子を膝の上に乗せてかわいがっているだけ…ではありません。正座した状態でお子さんを膝のうえに乗せて、立った姿勢でバランスをとる運動遊びです。写真のように、はじめはふらつかないようにパパの腕でしっかり上半身をかかえてあげて、お子さんが怖がらない範囲でこの姿勢に慣らしてあげるようにしましょう。
パパの膝の上は普段立っているフローリングや畳の床と違ってやわらかく不安定ですので、お子さんは自然といろいろな感覚(身体の傾き、揺れ、位置関係など)を感じとります。特に足底の感覚を意識しながら転ばないように姿勢を保つことで、足の指・足首、お尻の周りなどバランスをとるために必要な筋肉をうまく使うことができます。
さらに余裕が出てきたら、膝の上でまっすぐ立った状態からしゃがむ・立つ動きを繰り返す、 両足でジャンプする、そのまま足踏みするなど、よりダイナミックな動きを入れていくと盛り上がりますよ。
パパの膝の上は普段立っているフローリングや畳の床と違ってやわらかく不安定ですので、お子さんは自然といろいろな感覚(身体の傾き、揺れ、位置関係など)を感じとります。特に足底の感覚を意識しながら転ばないように姿勢を保つことで、足の指・足首、お尻の周りなどバランスをとるために必要な筋肉をうまく使うことができます。
さらに余裕が出てきたら、膝の上でまっすぐ立った状態からしゃがむ・立つ動きを繰り返す、 両足でジャンプする、そのまま足踏みするなど、よりダイナミックな動きを入れていくと盛り上がりますよ。
2歳児向けの運動遊び
2歳児の動作の特徴
1歳のころは歩いていてもバランスを崩して転んでしまうことがまだまだ多いと思いますが、2歳を過ぎるとそうした経験を通して身体の使い方が上達しますので、手ばなしでの歩行は安定してきます。
さらに足腰の筋力や瞬発力がついてくると、今度は「走る」動作が可能になります。最初はトコトコと小走りで体幹の揺れが大きいフォームですが、何度も繰り返し行うことで体幹が安定し、太ももがしっかり上がるようになっていきます。そうすると、徐々に走るスピードも上がっていくでしょう。
また階段の上りや両足ジャンプ、ボールを蹴るといったよりパワーを必要とする動作もできるようになってくる時期です。
さらに足腰の筋力や瞬発力がついてくると、今度は「走る」動作が可能になります。最初はトコトコと小走りで体幹の揺れが大きいフォームですが、何度も繰り返し行うことで体幹が安定し、太ももがしっかり上がるようになっていきます。そうすると、徐々に走るスピードも上がっていくでしょう。
また階段の上りや両足ジャンプ、ボールを蹴るといったよりパワーを必要とする動作もできるようになってくる時期です。
おすすめの運動遊び「ひらひら布ジャンプ」
お子さんがジャンプして届くかどうかというギリギリの高さで、パパが布をひらひらさせさせて「布にさわれるかなー?」と声をかけながら遊びましょう。
ひらひらしていて不規則に揺れる「布」を使うところがこの遊びの特徴になります。目で布の動きや位置をしっかり確認したうえで、そこに届くように身体を動かす(手を伸ばす、ジャンプする)という運動は、この時期のお子さんには意外と難しいもの。状況に応じた身体の使い方や瞬発力を伸ばすにはぴったりの遊びだと思います。
その場でジャンプする動きでうまく布にタッチできるようになってきたら、今度はパパが布をひらひらさせたまま逃げ回って、鬼ごっこに遊びを発展させても楽しいですね。走って追いかけることで下半身の筋力をつける運動になるだけでなく、相手の動きに合わせて動く方向やスピードを変えることで、敏捷性(素早く正確に身体を動かす能力)を高めることにもつながります。
ひらひらしていて不規則に揺れる「布」を使うところがこの遊びの特徴になります。目で布の動きや位置をしっかり確認したうえで、そこに届くように身体を動かす(手を伸ばす、ジャンプする)という運動は、この時期のお子さんには意外と難しいもの。状況に応じた身体の使い方や瞬発力を伸ばすにはぴったりの遊びだと思います。
その場でジャンプする動きでうまく布にタッチできるようになってきたら、今度はパパが布をひらひらさせたまま逃げ回って、鬼ごっこに遊びを発展させても楽しいですね。走って追いかけることで下半身の筋力をつける運動になるだけでなく、相手の動きに合わせて動く方向やスピードを変えることで、敏捷性(素早く正確に身体を動かす能力)を高めることにもつながります。