【子どもの叱り方】実はあなたの叱り方、問題があるかも…?~親が子どもを叱ること・怒ることのデメリット

【子どもの叱り方】実はあなたの叱り方、問題があるかも…?~親が子どもを叱ること・怒ることのデメリット

育児

目次[非表示]

  1. 子どもに不機嫌をぶつけ、子どもが気を遣う面倒くさい父親だった過去
  2. ネガティブ感情が機嫌を左右する
  3. 子どもが怒らせるのではない!親の理想や願望が怒りの原因

稲田尚久(怒りの取り扱いアドバイザー)

しつけや約束ごとを守らない子どもに対してついカッとなって怒鳴り、後から自己嫌悪に陥ってしまったことはありませんか?

そんな子どもへの叱り方に悩むパパたちのための新連載がスタート! 怒りの感情に流されずに子どもと接し、的確に注意し正しく導くためのコツを、怒りの取り扱いアドバイザーの“いなっち先生”こと稲田尚久先生に解説いただきます。

第1回のテーマは「親が子どもに怒ってしまう原因」です。
▼「夫婦喧嘩はアンガーマネジメントでうまくいく。いなっち先生の「怒りの取り扱い講座」」連載記事はこちら
「朝起きてこない子どもへイライラ」
「ゲームやスマホの時間を守らない子どもへ激怒」

子育てをしていると、このように子どもへイライラしたり感情に任せて怒った経験は、多かれ少なかれ親御さんにはあるのではないでしょうか?

「自分は子どものためを思って叱っているだけだから問題ない」
そう思っているあなた、本当にそれは子どものためになっていますか?

こうやって執筆している私自身、実はとても短気で怒りっぽく、機嫌によって子どもへイライラをぶつけていた過去があります。

また現役中学校教師時代には、生徒のためと思って叱ったつもりが、失敗だったことや上手に叱れなかった経験もあります。

しかし私自身が大きく変わることができたのが、アンガーマネジメントや叱り方を学んだことでした。そのおかげで今は自分自身の感情コントロールが上手くでき、さらに上手に叱ることもできるようになり、その経験を活かして講演や研修の講師としての活動をしています

今回から始まるこのコラムでは、子どもを怒ることの弊害や正しい叱り方、また子どもの心が安定し健全な成長に必要な親の関わり方のコツなどをお伝えしていきます。

子どもに不機嫌をぶつけ、子どもが気を遣う面倒くさい父親だった過去

過去は短気で怒りっぽい父親だったことを講演のネタに使っている私ですが、実際その当時の私のことを、長男はどう思っていたのかをあらためて聞いたことがあります。

長男は次のように教えてくれました。
「お父さんが機嫌の悪い時は、テレビのリモコンを取ってほしいと頼んでも、面倒くさそうに眉間にしわを寄せて渡してきたり、時には舌打ちしたりしていたから、俺はリモコンを取ってもらうことでもすごく気を遣った。」

これには私自身とてもショックでした。子どもがテレビのリモコンを頼むことでさえ父親へ気を遣っていたのかと。

当時を振り返ってみると、生徒対応や保護者対応で悩んでいることも多い時期でした。私の機嫌が悪くなるときというのは、仕事での『疲れ』『悩み』『不安』が心の中へ積もりに積もっているときだったのです。
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