【子どもに言ってはいけないNGワード】ついつい言ってない?子どもに言ってはいけないNGワードと傷つけない伝え方

【子どもに言ってはいけないNGワード】ついつい言ってない?子どもに言ってはいけないNGワードと傷つけない伝え方

育児

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  1. 大人の言葉を“子どもの気持ち”になって考えてみると…
  2. 7つのシチュエーションで言いがちな10大NGワード
    1. ①「早くしなさい!」
    2. ②「どうしてできないの?」
    3. ③「ちゃんと○○しなさい」「何度言ったら分かるの?」
    4. ④「勝手にしろ!」「出ていけ!」
    5. ⑤「~しないと(したら)怒るぞ!」
    6. ⑥「ダメ!」「子どもだからまだ無理」
    7. ⑦「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから~しなさい!」

大人の言葉を“子どもの気持ち”になって考えてみると…

子どものしつけのため、あるいは家の用事をスムーズに済ませるために伝えた内容を、何度言っても子どもが聞いてくれない…なんてことはありませんか?

それはもしかしたら、パパママの言い方が子どもにとって理解しづらかったり、あるいは反発を招いているからかもしれません。理解できないだけならまだしも、言い方によっては子どもの心を傷つけたり、やる気や成長を阻んでしまうおそれも

そうした言葉がもたらす影響について考慮しながら、パパママが子どもに言ってはいけないNGワードと「この方が伝わりやすい」という適切な言い方をご紹介します。

7つのシチュエーションで言いがちな10大NGワード

①「早くしなさい!」

朝の登園・登校前や休日のお出かけ前など、時間に追われているのに準備が遅い子どもに対して、ついキツイ口調で「早くしなさい」と言ってしまいがちですよね。

でも、小さい子どもは大人と比べて時間の感覚が十分備わっていないため「早くってどういうこと?」と理解しづらいもの。また、自分なりに準備を進めているつもりなのに急ぐよう怒られたら、せっかくのやる気や主体性を失ってしまうかもしれません。

まずは、子どもの行動ペースがゆっくりなことを織り込んで予定や行動を進め、大人の都合でせかさないようにしてみませんか。その上で「8時に家を出るから、7時50分までに制服を着ようね」など具体的な表現で行動目標を伝えたり、子ども自身に準備を進めさせながら「何か手伝おうか」と声を掛けてあげれば、やる気を損なうことなく早くできる術を身につけていけるでしょう。

②「どうしてできないの?」

出かける準備を早くしてほしいのに行動が遅いなど、親が期待している(すべきと思っている)とおりのことを子どもができない時につい言ってしまいがち。

でも、できなくて一番焦ったり悔しいのは子ども本人。そこに「どうしてできないの?」と追い詰めるような言葉を掛けたら、子どもが「僕はできない子なんだ」と自分を責めかねません。さらにこのフレーズに「他の子はできてるのに~」と比較するような言葉を加えたら、子どもが劣等感を抱くおそれも…。

そんな時は「どうすればできるかな?」と声がけしたり、その方法を一緒になって考えてみてはいかがでしょうか。そうした挑戦を経て、できなかったことを克服できるようになったら、子どもにとっての成功体験として大きな自信(自己肯定)になるはずです。

また大人の側も、子どもに課している「~すべき」の基準を見直すと、こうしたNGワードで叱る回数が減るかもしれませんよ。

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③「ちゃんと○○しなさい」「何度言ったら分かるの?」

約束や注意されたことを守らない子どもに対してセットで言いがちなこれらのフレーズ。共通するのは、まだ経験に乏しい子どもへの言い聞かせ方としては曖昧すぎるということ。

「ちゃんと」と言われても具体的にどうすればいいか方法が思いつかないし、だからこそ何度でも同じことを注意されるのです。また、繰り返し「何度言ったら分かるの?」と言われ続けると、子どもが「どうせ自分は…」と自信を喪失しかねません。

こちらも「早くしなさい!」の言い換えと同じく、子どもが取るべき行動を具体的に分かりやすい言葉で伝えてみてください。場合によってはその場で言うだけでなく、例えば片づけ方を紙に書いて収納スペースに貼っておくなどすると、自分がするべきことを子どもも理解して習慣づけられそうですね。
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