寝かしつけが要らなくなる?子どもが一人で寝てくれる「セルフねんね」のコツ

寝かしつけが要らなくなる?子どもが一人で寝てくれる「セルフねんね」のコツ

育児

目次[非表示]

  1. 「セルフねんね」とは?
  2. セルフねんねは何カ月からできるようになる?
  3. 早い子は生後3カ月以下でセルフねんねを習得
  4. 赤ちゃんがセルフねんねを習得するためのステップ
  5. セルフねんねを習得するための「ねんねトレーニング(ネントレ)」のやり方
  6. 一人で寝る赤ちゃんの安全対策
  7. 一人で寝かせることのメリット

セルフねんねを習得するための「ねんねトレーニング(ネントレ)」のやり方

それでも多くの赤ちゃんが何かしらの寝かしつけの癖がつきます。その癖を取り、自分で寝る力をトレーニングによって養うのがねんねトレーニングです

ねんねトレーニングの中でも有名なものに「Cry it Out」という手法があります。赤ちゃんを寝室に連れていき、「おやすみ」と声掛けをしたら部屋を出ていき、どんなに泣いてもあやしに行かないという手法です。ただし、こういった手法は赤ちゃんを可哀想に思って心が折れてしまうことが多数あります。それに授乳で寝かせていた段階の子をいきなりこのような形でトレーニングをしてもなかなかうまくいかないものです。

私がおすすめしているのは睡眠の土台を整え、癖を取るトレーニングをしていくことです。

睡眠の土台とは日中の睡眠や就寝時間や起床時間、睡眠環境や部屋の明るさ、引っ越し・保育園入園・兄弟誕生などの環境の変化、親と子の心が満たされているかなど幅広い要素で構成されています。これらを整えることによって、睡眠問題の多くは改善する傾向があります。睡眠コンサルティングではこういった要素を一つ一つ見ながらアドバイスをしています。そして土台が整ったところで癖を取るトレーニングをしていきます。

よくある癖だと、授乳しながら寝る癖であったり、手をつなぎながら寝る癖であったり、添い寝でママの体温を感じながら寝る癖などがあります。ねんねトレーニングの中でも比較的やさしい手法を使って、まずは寝かしつけの癖を取っていくようにしていきます。例えば授乳の癖を取っていくのであれば、まずは寝室での寝る前の授乳をやめ、リビングで授乳するように変更します。そして寝落ちする前に乳首を口から離し(プルオフと言います)飲むことと寝ることの関連付けを切り離していくのです。

または、添い寝の癖を取っていくのであれば、ベビーベッドやベビーサークルで境界線を引くなどして物理的な距離を取り、だんだんと寝入るときのママやパパとの距離を離していきます。完全にセルフねんねを習得しなくても、寝かしつけの負担が改善することで満足いくポイントが見つかることもありますし、セルフねんねの習得にも確実に近づいていくことができます。

一人で寝る赤ちゃんの安全対策

赤ちゃんが部屋で一人で寝る場合、様子がわからなくて心配という問題がありますよね。せっかくリビングでのんびりする時間が得られても、心配になってちょこちょこ覗きに行く…というのではなかなか休まりません。

安心して寝室に一人で寝かせるためには、まず安全環境を整える必要があります。次のようなポイントなどをチェックするようにしてみてください。

・口や鼻をふさいでしまう掛け布団やブランケットなどが寝床にないか
・転落の危険性がある大人のベッドに寝かせていないか。立ち上がって手の届くところに物は置いていないか(例:ベビーベッドの隣に鏡台があり、口紅など化粧品に手が届いてベッドの中に持ち込めてしまうなど)
・倒れたり落ちてきたりする可能性のある家具や収納はないか
・充電器や加湿器などのコードに引っかかるものはないか


その上で、やっぱり様子が見られないと心配!という方には、ベビーモニターの導入をおすすめします。寝室が別フロアで声が聞こえにくいなどというご家庭の場合も役に立ちますよ。

一人で寝かせることのメリット

最後に、セルフねんねができるようになるとどのようなメリットがあるのかまとめました。

「おやすみ~」とドアを閉めて子どもが一人で寝てくれるようになると、何より時間が生まれます

いつもママが寝かしつけをして、それをストレスに感じている場合、ママの機嫌が圧倒的に改善します。寝かしつけを大変だと感じてしまうと、毎日毎度のことなので本当に精神的に苦しくなってしまい、これが不要になることの心理的効果は本当に絶大なのです。

もしパパが寝かしつけをされていて同じようにストレスに感じている場合、パパ自身がその違いを感じていただけるようになると思います。

時間が生まれると、
・ほかの部屋で休む時間
・ゆっくりお風呂に入る時間
・テレビを見る時間
・友達とお茶する時間
・趣味に費やす時間
・飲み会に行く時間
・旅行の計画を練る時間
・住宅購入を考える時間

など、今までできなかったことができるようになります。やりたいのにできない…ということが解消されることで、寝かしつけを担当しているママやパパのストレスが改善され、家庭の空気が良くなることにつながります。

また、子ども自身にとってもメリットがあります。それは、朝までぐっすり眠れるようになりやすいということです

夜泣きや深夜覚醒の原因はさまざまですが、その中の一つに“夜中ふと目が覚めた時に、寝ついたときと環境が変わっていて不安になるから”ということが挙げられます。これは例えば添い乳で寝ている子や添い寝で寝かしつけている子に多くみられる現象です。

添い乳の場合、ふと目が覚めた時に「飲んでいたはずのおっぱいがない!」という理由でパニックになってしまったりします。また添い寝の子の場合も同様で、「寝た時にはママが横にいたはずなのに、いなくなっている!怖い!戻ってきて~!」と夜泣きになってしまうのです。

セルフねんねを身に付けると、自分で眠りにつく力ができますし、途中で目が覚めても寝ついた環境とふと目が覚めた時の環境が同じであることによって安心して再入眠ができるようになるので、夜泣きや深夜の覚醒といった睡眠トラブルを起こりづらくすることにつながるのです。これはパパママにとっても嬉しいことだと思いますが、子ども自身にとっても良く眠れて翌朝スッキリ目覚めることができ、嬉しいことなのです。

<専門家プロフィール>
和氣 春花(わけ はるか)

米国IPHI公認 妊婦と子どもの睡眠コンサルタント。SNSではねんねママの名前で活動。我が子の夜泣きに悩んだ際に睡眠コンサルタントに支えられた経験から同資格を取得し、パパママ向けのコンサルティングやねんねママのブログ・YouTube「ねんねママちゃんねる」での情報発信、「赤ちゃんとママのためのぐっすりねんね講座」の講師を務めている。

ねんねママのブログ
https://mominess.com/
YouTube「ねんねママちゃんねる」
https://www.youtube.com/channel/UCdcmZnjdRiU6uL7BKua8Bvw

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