ゲームの禁止・時間制限は逆効果?子どもの娯楽を制限しすぎない親のサポート方法

ゲームの禁止・時間制限は逆効果?子どもの娯楽を制限しすぎない親のサポート方法

育児

目次[非表示]

  1. 厳しすぎる「〇〇禁止」は、反動で将来歯止めが利かなくなる?
  2. 大切なのは「禁止」ではなく「上手な付き合い方」
    1. 【付き合い方①】スケジュールを可視化して“好きなこと”の時間と楽しみ方を考える
    2. 【付き合い方②】“やるべきこと”ができたら、あとは好きなことを自由にさせる
    3. 【付き合い方③】過度な禁止をせず、適度な“ゆるさ”を保つ
新型コロナウイルス感染拡大防止のための臨時休校が長期化し、子どもたちの生活は通学期間と比べて様変わり。1日じゅう在宅する日々の繰り返しによって時間の感覚がマヒしたり暇を持て余してしまい、ゲームや動画の利用時間が以前より伸びたという家庭も少なくないでしょう。

今回のようにイレギュラーな休校期間中は仕方ないとしても、分散登校で学校が再開して規則正しい生活・学習スタイルを取り戻さなければいけない中、親としては今までのように“好きなことを好きなだけ楽しみ続ける”習慣は正してほしいところ。とはいえ、一度覚えた快楽から脱却するのはなかなか難しいもの。そんな子どもに対して親はどう向き合えばいいのでしょうか?

そこで今回は、親にとってはあまり好ましくない“子どもの好きなこと”や娯楽との付き合い方のヒントを考えてみましょう。

▼あわせて読みたい

厳しすぎる「〇〇禁止」は、反動で将来歯止めが利かなくなる?

冒頭ではゲームや動画を例に挙げましたが、他にもテレビ、ネット、スマホ、漫画、あるいは甘いお菓子や炭酸飲料にジャンクフードなどなど…。親にとっては教育的・健康的な観点からなるべく子どもに“やってほしくないこと”“与えたくないもの”はたくさんありますよね。

そんな場合に手っ取り早い対策の1つが、親が強権を発動して「〇〇禁止」と制約を設けること。しかし、こうした一方的な自由の制限が子どもにとってベストな選択なのか──と改めて考えたくなる投稿が次のようにSNSに寄せられ、大きな反響を集めています。
この2つの投稿を照らし合わせると、何でもかんでも厳しく「〇〇禁止」とすることの危うさが見えてきませんか?

たとえ親がゲームやジャンクフードを禁止したとしても、子どもにとって「欲しい」「やりたい」という欲望が消えるわけではなく、単に抑圧されているだけ。その我慢が長年続くと、いざ親の監視下から離れた瞬間、それまで蓄積されていた欲望に歯止めが利かなくなってしまう──。

つまり、親が設ける「〇〇禁止」は長い目で見ると、子どもが“禁断の果実”への憧れと欲望を過剰に募らせる逆効果につながりかねないとも考えられます。

大切なのは「禁止」ではなく「上手な付き合い方」

スマホやYouTube動画を手軽に利用できる今の時代を“当たり前”に生きている子どもにとって、そうしたものを完全にシャットアウトされるのは難しいこと。そこで親が教えるべきことは好きなことの「禁止」ではなく、生活に支障のない範囲で自制しながら楽しめる「上手な付き合い方」ではないでしょうか。

【付き合い方①】スケジュールを可視化して“好きなこと”の時間と楽しみ方を考える

まずは普段子どもが過ごす1日のスケジュールを洗い出し、食事・風呂・宿題など“やるべきこと”を紙やボードに可視化しながら割り当ててみてください。そうすれば「夕食までに宿題を終えれば、食後に1時間ゲームしても大丈夫」とか「1日に2時間もゲームしてると宿題の時間が短くなるので、1時間までに抑えなきゃ」とバランスの良い付き合い方が見えてくるでしょう

この時重要なのは、親が一方的にスケジュールを組むのではなく、親はアドバイスや提案する立場にとどめて子ども主導で決めさせること。自分で考えてしっかり納得した上でのスケジュールなら、子どもだって責任を持って自己管理できるはずです。

▼あわせて読みたい

【付き合い方②】“やるべきこと”ができたら、あとは好きなことを自由にさせる

ちゃんと勉強してほしくてゲームを禁止したりテレビの時間を減らしても、肝心の意欲がなければ子どもが勉強してくれる保証はありません。ならば、やるべきことを先に済ませた上で、余った時間を好きなことに費やせるよう自由にさせてみてはいかがでしょうか。

「それじゃあ子どもが何時間でもゲームしてしまいそう」と心配する方もいるかもしれませんが、「勉強が終われば好きなことができる」というのは、子どもにとって何よりのモチベーションになるはずです

【付き合い方③】過度な禁止をせず、適度な“ゆるさ”を保つ

子どもが欲しいものを完全に禁止してしまうと、“禁断の果実”のように過度な物欲の対象になってしまうかも。そうならないよう、適度な頻度で子どもが欲しいものを与えてみるというのもひとつの手。

例えば「ショッピングモールに出かけた日の昼食はハンバーガー」「お手伝いした時のご褒美にアイスクリーム」など、“親に制限されている”と感じさせない程度のさじ加減でうまく管理し、過度な欲求を募らせてしまわないように気を付けてみてはいかがでしょうか

▼あわせて読みたい
子どもがゲームやスマホに夢中で宿題しない現場に遭遇したら、その場でつい「ゲーム禁止!」「スマホを取り上げる!」と言いたくなるもの。でも、子どもの人生というのは幼少期だけではありません。しつけや教育はもっと長い目で考えるべきものではないでしょうか。

最初はうまくいかないかもしれませんが、たとえ失敗しても子ども本人が「ゲームをやりすぎて宿題を忘れた。もっとプレイ時間を減らさなきゃ」など身をもって納得できる「気づき」もあります。大きくなってからも必要となる自律学習・自己管理能力、そして自制心を培うために、子どもが“好きなこと”とうまく付き合える方法を模索してみましょう

どうしても小言を言いたくなった時は、怒りの感情に流されない怒り方をするように心がけることが大切です。

▼あわせて読みたい