
子どもは親の真似をする!子どもに見せてはいけない親のNG行動&見せたいお手本
スポンジのような高い吸収力を持つ幼児期の子どもたちは、身につけるべき言葉や社会のルールを、周りの環境から真似する形で覚えていきます。ここでいう周りの環境こそ、毎日通う学校や幼稚園・保育園であり、生活拠点である家庭──つまりパパママや兄妹との日常です。
その中でも特に子どもは、いつもそばにいる親の真似をしがち。ちょっとした口ぐせを真似されるぐらいなら自分の分身を見ているようで可愛いものですが、対人関係や公共のマナーに支障をきたしそうな言動を当然のように真似されると困りますよね。
そこで今回は、子どもが真似しがちなので気をつけたい親の言動について考えてみましょう。
真似されないよう気をつけたい親の言動
乱暴な言葉(口ぐせ)
「親の口癖には注意」の巻
— かずらび@中学受験算数パパ (@kazu_labi) June 15, 2020
👧「パパ、あそぼっ!」
👱♂️「ちょっとまって…」
👧「…あんた、早く来なさい!」
👱♂️「へっ??」
あんたって呼ばれたんですけどー🙂
どうやら奥さんの口癖みたい。
奥さんも反省😅
子どもって思っている以上に、
親の言葉を真似して使うからご注意を😇
マナー教室の先生並みだと会話が窮屈になりますが、「これを子どもが外で使うのは好ましくないな」という言い回しをしてないか、ご自身の言葉づかいを振り返ってみてはいかがでしょうか。
攻撃的な言動
上の子供が下の子を注意する時の言葉遣いに耳を傾けてみましょう。
— タイガーくん (@Salusy1) April 23, 2020
優しく注意してますか?
叱るような口調ですか?
子供は真似をしますから、子供の口調は大人の口調なのかもしれません・・・
子どもの振り見て我が振り直しましょう!
反省してます。#子供 #育児 #親
そうしたパパママの言動を子どもが「怒った時はこう言うのか」と真似するようになり、兄弟間や友達同士の言い争いで攻撃的な言動を発したり激しい喧嘩へとエスカレートしてしまう可能性も。
また、パパママがちょっとしたことですぐカッとなっていると、キレやすい子どもになるおそれも。親の思いに反する行動に対してついカッとなりがちですが、叱る際は怒りの感情に流されずなるべく冷静さを保ち、じっくり言い聞かせるように諭してみてください。
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公共のマナー
ナイトサファリでさ、注意書きも場内アナウンスでも
— 秋元まなか@歌う写真家 (@manaka_akimoto) August 17, 2018
懐中電灯とかカメラのフラッシュは動物にむけんなって言ってんのに
親が率先してライト向けてんだもんね。んでそれ子どもが真似してさ、がっかりするよ。
言われなくても、マナーとして分かってる人は聞いていて
守れない人に限って聞いてない。
公共の場では子どもの模範になるという自覚を持って行動を取り、時にはさらに「電車に乗る時は降りる人を待つんだよ」など言い聞かせるとより効果的でしょう。
だらしない行動
子どもは親の言うことを聞かない。だけど真似はする。
— おどけん🏃日本一足の速い保険営業マン (@odoken0114) June 12, 2020
という言葉を思い出しました。
確かに、言っても
聞いてくれたことなんて
ほとんどない(笑)
でも、
ソファーでゴロゴロ
ポテチ食べるところは真似されるのかぁ…
家の中ではリラックスして過ごしたいものですが、子どもに見られているという意識を絶やさず、真似されたくないだらしない行動はなるべく控えてみてはいかがでしょうか。
子どもに手本として示したい親の言動
挨拶
5歳の息子が幼稚園で同じクラスのお母さんに会釈しながら「こんちはー」って挨拶してた。僕の妻にそっくりwww
— たかもと | 勤め人 (@o_takamoto_) September 19, 2019
子どもは親の行動を真似して育つ
間違いないっすね
こうした挨拶は家の外だけでなく、家の中でも「おはよう」「いってきます」「ただいま」「おやすみ」と家族同士で元気に声を掛け合ってみてください。親子の絆が深まると同時に、挨拶する気持ちよさを子どもが自然と覚えてくれるはずです。
他人への思いやり
うちの旦那氏、良く周りを見ていて、電車ではさっと席を譲るし、産婦人科では座らなかったし、困ってそうな人に気付けば相手が、私がいようがいまいが美人でもおっさんでも分け隔てなく助けるから好き。
— みい鹿 (@0mintchocolate0) July 6, 2020
子ども達も、困っていそうな人には声をかける子たちに育って有難い。
そこで重要になるのが、パパママが子どもの目の前で実際に手本を示すこと。例えば、電車でご老人が立っていたら席を譲るなど、「こうすればいいのか」「こうすると感謝されるんだ」と気づかせてあげてください。
失敗する姿
【やる前から「やだ」】
— わたあめせんべい@生涯保育者 (@wataamesenbei) March 20, 2020
子どもが初めての経験を、やる前から
拒否することありますよね。
打開策として
「あえて失敗を見せる」といいです。
初すべり台。
不安>興味です。
親がわざと派手に着地失敗して
「あちゃー!でも全然へいき!」と
笑いとばせば失敗が怖くなくなり
不安<興味になります。
そんな子どもたちの目の前でパパママが常に完璧であろうとすると、子どもも「ちゃんとやらなきゃ」「失敗なんてもってのほか」とプレッシャーになるかもしれません。逆に、大人があえて失敗する姿を見せると「失敗したっていいんだ」と子どもの肩の荷が下り、チャレンジ精神もアップするはずです。
読書
子供は真似をしたがる。だから、子供に「読書すること」を望むなら、親が、リビングで本を読めばいいと思う。それも、楽しみながら。
— 秋紀Aki@元不登校教師 (@a_manda_kihiro) December 23, 2019
勉強もそう。
親が楽しんでやっていることだから、子供もどんどん真似をする。
そんな場合、子どもに「本を読みなさい」と口すっぱく言うよりも、パパママが楽しそうに読書する姿を見せる方が「本を読むってそんなに面白いんだ」と興味をひかせることにつながるはず。まだ自分で本を読めない年齢なら、絵本の読み聞かせを積極的に行うといいですよ。
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子どもに対して「ちゃんと挨拶のできる子になってほしい」「相手を傷つけるような言葉は使ってほしくない」などの理想があるなら、まずはパパママがその理想を率先して体現し、安心して真似させることができる手本を示してみましょう。