withコロナにおける子どものストレスと不安…親が意識すべき子どものメンタルケアと対処法

withコロナにおける子どものストレスと不安…親が意識すべき子どものメンタルケアと対処法

育児

目次[非表示]

  1. まだまだ不安定な学校再開
  2. コロナ禍の子どもたち
  3. 子どもたちが抱えた不安やストレス
  4. こんな症状が出たら要注意!子どもの気になる症状を感じたら
  5. 親にできるサポート・対処方法
    1. 子どもの不安を共有しよう
    2. 回復のイメージを共有する

こんな症状が出たら要注意!子どもの気になる症状を感じたら

子どものストレス症状は、お腹や頭が痛い、体がだるいといった訴えとして出てくることが多いようです。はっきりした原因が見つからない場合は、不眠や食欲不振が伴っていないか注意して観察し、親子で規則正しい生活リズムにすることを心がけましょう。また、スクールカウンセラーや担任に相談すると、学校でも注意して見てもらえるのでよいと思います。

落ち着きがなくなったり、言葉や行動が乱暴になる、わがままになる、怒ったり泣いたり感情の起伏が激しくなるなど、行動面の変化がみられることもありますが、それは子どもなりに不安に対処しようとしている場合がほとんどです。

不安を口にしたり、親にくっついて離れなくなるなどの場合は、一緒に何かをする時間を作ってみるといいかもしれません。食事を作ったり絵を描いたり歌を歌うなどの「創作」や「表現」は、気持ちを落ち着かせてくれます。

親にできるサポート・対処方法

子どもの不安を共有しよう

今のご時世、不安になるのは当たり前のことですので、普段の何気ない会話の中で「今、何が一番不安?」と聞いてみるのもいいでしょう。「学校がまた休校になって、友達と会えなくなること」とか「勉強がわからなくなること」とか「おばあちゃんがコロナにかかること」など、いろいろな答えが返ってくると思いますが、それはその子がとても大切にしていることです

「そうだね、そんなふうになると怖いね」とまずは共感し、「先のことはわからないけど、今、自分にできることって何だと思う?」と聞いてみましょう。「今のうちに、友達の電話番号をきいておく」とか「わからないことは先生に質問する」とか「おばあちゃんに電話して元気を出してもらう」など、今できることを親子でたくさん見つけられるといいですね。

不安の多くは、過去に起こったことへの恐怖や後悔と、未来に起こることをネガティブに予測することから起こります。ですから「いま、ここ」で「自分が」できることに焦点を移しましょう。漠然とした不安から解放され、自己効力感を取り戻すことができます。

回復のイメージを共有する

私たち大人は、これまでにも「未曽有の事態」を経験しています。直接体験していなくても、震災や水害などで突然日常を奪われた人たちの声を、メディアを通して聞いてきました。しかし一方で、町がどのように復興していくのか、人がどのように回復していくのかといった報道を通じて、「希望」についても学んできました。

「今は苦しいけれど、この苦しみはいつか終わる」と信じられるかどうか、「自分はきっと、この難局を乗り越えることができる」と思えるかどうかといったことは、非常時のメンタルヘルスに大きく影響します。しかし、人生経験の少ない子どもは大人以上に、その確信を持つことが難しいと思います。

再度の感染拡大で、また突然休校になるかもしれない……。当たり前だと思っていた日常が消えるという経験をした子どもたちは、今日につながる明日への信頼が、大人以上に揺らいでいます。ですから、親が過剰に不安にならず「変わらないもの」を大切にしていきましょう。そして、コロナをバネに、どのように日本が、世界が、より良く変わっていけるのか、話し合う機会を作れるといいですね。

「新しい生活様式」で、人と人とのコミュニケーションはオンライン化し、体温の感じられないものになりつつあります。そんな中、変わらない距離感で接することができるのが「家族」です。一方、密室化しやすい家族は、暴力の温床にもなりがちです。子どもの気持ちを尊重し、お互いに心地いい距離感を意識して関わることで、家族の風通しを良くしていきましょう

<専門家プロフィール>
All About子育てガイド
福田 由紀子

https://allabout.co.jp/gm/gp/1619/
臨床心理士。公認心理師。認定フェミニストカウンセラー。自治体の女性相談、スクールカウンセラー、精神科心理療法士、大学非常勤講師などの経歴を持ち、女性のエンパワーメント(力を取り戻す/力をつける)支援をライフワークとしている。ユキ メンタルサポート代表。
https://yms17.com
19 件