【子どもの質問攻め】質問に何でも答えるのは正しいこと?子どもが「考える力」を育めるようパパママにできること

【子どもの質問攻め】質問に何でも答えるのは正しいこと?子どもが「考える力」を育めるようパパママにできること

育児

目次[非表示]

  1. 子どもの質問に何でもすぐ答えてしまうデメリット
  2. 子どもの「考える力」を育むパパママの受け答え
    1. 「なぜだと思う?」と問い直し、まずは自分で考えさせる
    2. 図鑑・事典・辞書・パソコンで調べさせる
    3. 楽しいクイズ形式で考えさせる
小さな子どもにとって世の中は知らないことだらけ。しかも好奇心が旺盛な年ごろとくれば「これって何?」「なぜ〇〇は△△なの?」とパパママに質問することも多々あるでしょう。そんな時、皆さんはどう対応していますか?

おおむね「聞かれたことには、答えられる範囲でその場で教えてあげる」というのが一般的な対応かと思われますが、果たしてそれが子どもにとってベストなことなのか──。そう改めて自問したくなるような体験談がSNSに投稿され、話題となっています。
宿題や自宅学習を行っている娘が、隣で見守っているパパに対して「これって〇〇だっけ?」と質問をたびたび投げかけていたそうですが、実は学習内容を曖昧に理解していた娘が“答えを絞り込むための確認”のために質問していたようなのです。

こちらの投稿者の体験は「パパが娘の勉強を見てあげている時」という限定的なシチュエーションですが、実はもっと広い子どもの日常生活全般に通じるテーマではないでしょうか。

子どもの質問に何でもすぐ答えてしまうデメリット

公園で初めて見つけた草花の名前、食べたことのない食材の風味、「空はなぜ青いの?」「パパはなぜ働くの?」という哲学問答にも近い疑問…。もし、そうした「何?」「なぜ?」の数々にパパママがすぐに答えを出してしまうと、「分からないことがあったら他人に聞けばいい」という認識が子どもの心に刷り込まれ、分からないことを自分で調べようとする習慣がつかなくなる可能性があります。

また、パパママがすぐに質問に答えてくれるという「疑問と答えがセットのように存在する環境」に慣れてしまうと、自分から知識を探究しようという自律性に乏しい受け身な子になってしまうこともありえます。

さらに、前述の投稿者のシチュエーションのように「質問を投げかけて反応を見る」というクセがついてしまうと、相手の顔色ばかりうかがって自分の考えをちゃんと意思表示できなくなってしまうかもしれません。

子どもの「考える力」を育むパパママの受け答え

「なぜだと思う?」と問い直し、まずは自分で考えさせる

子どもに質問されたら、疑問の内容が知識系でも哲学問答系でもまずは「何だと思う?」「なぜだと思う?」と返答し、一度子どもが自分で考える瞬間を作ってあげてみてください。正しくても間違いでもいいので自分なりの答えを出させてみましょう。

そうした受け答えを積み重ねることで、子どもが自分で考えるクセがつくはずです。そして子どもだけで正しい答えを導き出すことが難しい場合は、最終的にパパママが教えてあげるといいでしょう。

図鑑・事典・辞書・パソコンで調べさせる

子どもの知的好奇心を育むために図鑑や事典を買い揃えている家庭なら、分からないことがあったらまずは自分で調べるよう習慣づけてみてはいかがでしょうか。

その時は、「じゃあパパと図鑑で調べてみようか」と親子で一緒に調べるような形で誘うと、子どもの探究意欲も高まるし親が図鑑の調べ方のレクチャーもできてオススメです。ちなみに、小学生の娘がいる編集部スタッフの家ではリビングの本棚に辞典を常置し、テレビの視聴中などふとした折に「これってどういう意味?」と言葉の意味を尋ねられたら「そういう時はまず辞書で調べてみて」と働きかけています。

また、子ども向け図鑑に載っていないような難しい疑問であれば、パソコンやスマホを使ってインターネットで調べるのもOK。ただ、図鑑よりも答えにたどり着くスピードが圧倒的に速いため、“調べる力”“考える力”を育むという観点からは、自力で調べきれない時の最終手段にとっておくといいかもしれません。あるいは親子で博物館へと足を運び、展示エリアの解説パネルや併設のライブラリーで専門知識をとことん探究するのも良いでしょう。

楽しいクイズ形式で考えさせる

子どもだけでは疑問の答えを自力で導き出しづらく、また図鑑や事典を調べるには幼すぎる年齢であれば、「さあ問題です」と遊び感覚のクイズ形式で楽しみながら考えさせるのもオススメ。

自由回答だと答えるのが難しい疑問の場合は、「〇〇と△△、どっちだと思う?」と選択肢を示したり「“教育”は、“教える”という漢字と“育てる”という漢字が合わさったもの。じゃあ、どういう意味か分かるよね?」と論理の道筋をつけ、子どもでも考えやすくしてあげるといいでしょう。
子どもが「何?」「なぜ?」と疑問を抱くことは、興味や知識を深めていくチャンス。分からないことを分からないままにするのはもったいないですが、大人がすぐに答えを教えてくれる環境に慣れてしまうと、考える力や探究する意欲がなかなか伸びないかもしれません。

学生時代はもちろん大人になってからも、人生は学んだり考える瞬間の連続です。小さいうちから自分で考える習慣がつくよう、パパママがうまく働きかけてみてください。

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