
【座談会】パパ、ママ、子ども…家族みんなが楽しく生活できる世界を創る「家men向上委員会」の目指す未来
育児
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家menの記事やイベントの企画、パパ友コミュニティの活性化、企業様への企画提案など行っている「家men向上委員会」。これまでにも活動レポートをお届けしてきましたが、今回はメンバーそれぞれが思う「家men向上委員会でやりたいこと」や「感じている課題」を発信するため、座談会を行いました。
<参加者プロフィール>
安平さん:32歳、京都府、地方公務員、3人(5、3、0歳)
井上さん:39歳、東京都、銀行、2人(4、2歳)
竹村さん:38歳、埼玉県、IT会社、2人(8歳、6歳)
橘さん:41歳、東京都、IT会社、2人(9、6歳)
高橋さん:40歳、福岡県、IT会社、1人(14歳)
松尾さん:42歳、福岡県、電力会社、2人(2、0歳)
畠山さん:33歳、東京都、事業会社、2人(2、0歳)
鴨川さん:36歳、東京都、広告代理店、1人(1歳)
(年齢、居住地、職業、お子さまの順)
安平さん:32歳、京都府、地方公務員、3人(5、3、0歳)
井上さん:39歳、東京都、銀行、2人(4、2歳)
竹村さん:38歳、埼玉県、IT会社、2人(8歳、6歳)
橘さん:41歳、東京都、IT会社、2人(9、6歳)
高橋さん:40歳、福岡県、IT会社、1人(14歳)
松尾さん:42歳、福岡県、電力会社、2人(2、0歳)
畠山さん:33歳、東京都、事業会社、2人(2、0歳)
鴨川さん:36歳、東京都、広告代理店、1人(1歳)
(年齢、居住地、職業、お子さまの順)
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──まずは、みなさんが「家men向上委員会」に応募しようと思ったきっかけや、その時に感じていた課題を教えてください。
橘:「自分で何かできることがないかな」と考えていたときに、「家men」のFacebookページで、募集の投稿を見たのがきっかけです。ちょうど、いろいろなことにチャレンジしたいなと思ってもいましたし、外との繋がりを作りたい気持ちもあったので応募しました。
橘:「自分で何かできることがないかな」と考えていたときに、「家men」のFacebookページで、募集の投稿を見たのがきっかけです。ちょうど、いろいろなことにチャレンジしたいなと思ってもいましたし、外との繋がりを作りたい気持ちもあったので応募しました。
高橋:自分も応募した理由は橘さんと似ていますね。福岡に住んでいて、全国のいろんなパパさんたちの意見を聞いてみたいと思って応募しました。
竹村:オフラインの「家men向上委員会」の座談会に参加したことがあって、そのあとにこの募集を見て「何ができるのかわからないけどやりたいな」って思ったんです。外との接点を“パパ”という視点で作ったことがなかったので、なにかチャレンジしたいなと。
井上:僕は「家men」の運営をされている東北新社の四禮(しれい)さんに誘ってもらったのが、きっかけです。もともとパパコミュニティーに興味があって、別のコミュニティに参加していたんですが、「家men向上委員会」には志の高さを感じていて、深く話せそうな人がいそうだなと応募しました。
――畠山さんは、事業による社会課題解決の支援をされているんですよね?
畠山:僕のいる会社では、子育て世代やLGBTQ+を始め、多様な生き方を応援するブランディングに取り組んでいて、その中で“父親目線の子育て”に社会的な課題がありそうだと感じて、仕事でやっていることを、自分ごととしても捉えたいという理由から応募しました。もともと「家men」のFacebookはフォローしてたんですが、イベントには参加したことがなかったので、飛び込みで参加したみたいな感じですね。
鴨川:パパ向けメディアやコミュニティが少ない中で、友人が「家men」のFacebookをフォローしているの見て知りました。向上委員会に応募したのは、パパになったばっかりだけど「何かやりたいな」と思っていたことがきっかけですね。
パパ友もいるんですが、もともと友達でパパになっても付き合いが続いている、というパターンが多くて、まったく知らないパパたちと出会えたらいいなというのもありました。
竹村:オフラインの「家men向上委員会」の座談会に参加したことがあって、そのあとにこの募集を見て「何ができるのかわからないけどやりたいな」って思ったんです。外との接点を“パパ”という視点で作ったことがなかったので、なにかチャレンジしたいなと。
井上:僕は「家men」の運営をされている東北新社の四禮(しれい)さんに誘ってもらったのが、きっかけです。もともとパパコミュニティーに興味があって、別のコミュニティに参加していたんですが、「家men向上委員会」には志の高さを感じていて、深く話せそうな人がいそうだなと応募しました。
――畠山さんは、事業による社会課題解決の支援をされているんですよね?
畠山:僕のいる会社では、子育て世代やLGBTQ+を始め、多様な生き方を応援するブランディングに取り組んでいて、その中で“父親目線の子育て”に社会的な課題がありそうだと感じて、仕事でやっていることを、自分ごととしても捉えたいという理由から応募しました。もともと「家men」のFacebookはフォローしてたんですが、イベントには参加したことがなかったので、飛び込みで参加したみたいな感じですね。
鴨川:パパ向けメディアやコミュニティが少ない中で、友人が「家men」のFacebookをフォローしているの見て知りました。向上委員会に応募したのは、パパになったばっかりだけど「何かやりたいな」と思っていたことがきっかけですね。
パパ友もいるんですが、もともと友達でパパになっても付き合いが続いている、というパターンが多くて、まったく知らないパパたちと出会えたらいいなというのもありました。
▼家men「パパ友」募集記事
松尾:私は、8月中旬から年内まで育児休職中なんですが、育児休職を取ろうと決めて情報収集していた時に「家men」と出会って、「もっと詳しく知りたい」と思ったのが最初ですね。あと、趣味が「ビジネスプランを考えること」なんです(笑)。
それもあって、育児を会社に提案したいなって思っていたんですよ。ただ、なかなか育児をビジネスにするのは難しい。「家men向上委員会」に参加してヒントになることも得られているので、活動してよかったなと思っています。
安平:私は公務員で、あまり民間の方とお話をする機会がなく、ビジネスの話を聞きたいなとも思っていたんです。加えて、今は地元から離れて田舎に住んでいるので、完全に孤立してしまっていて……。他のパパさんの話を聞きたいし、自分の話も聞いてほしいなっていう気持ちもあって応募しました。
それもあって、育児を会社に提案したいなって思っていたんですよ。ただ、なかなか育児をビジネスにするのは難しい。「家men向上委員会」に参加してヒントになることも得られているので、活動してよかったなと思っています。
安平:私は公務員で、あまり民間の方とお話をする機会がなく、ビジネスの話を聞きたいなとも思っていたんです。加えて、今は地元から離れて田舎に住んでいるので、完全に孤立してしまっていて……。他のパパさんの話を聞きたいし、自分の話も聞いてほしいなっていう気持ちもあって応募しました。
オンラインで「進んでいく」実感
──いろいろなコミュニティを見ていますが、「家men向上委員会」ほどメンバー全員が高い意識を持っているコミュニティが初めてです。皆さんは参加してみてどう感じていますか?
安平:週に一度、夜に行う1時間の会議に参加してみて、僕がこれまで経験してきた会議とはスピード感が全然違うなというのと、意見がバンバン出てくるのがすごいなと思いました。しかも、的確で鋭い意見ばかりなので、パパとしてはもちろん、社会人としても勉強になることが多くて、もっと皆さんから吸収したいなと思っています。
井上:「家men向上委員会」は、まだ始まって半年ですが、すごく濃密な時間を過ごしているので、もう1年ぐらい経ったような感覚です。あと、入ってみて思ったのは、このコミュニティは居心地がすごくいいこと。みんな建設的で、物事がドンドン前に進んでいくのが楽しいですね。
安平:週に一度、夜に行う1時間の会議に参加してみて、僕がこれまで経験してきた会議とはスピード感が全然違うなというのと、意見がバンバン出てくるのがすごいなと思いました。しかも、的確で鋭い意見ばかりなので、パパとしてはもちろん、社会人としても勉強になることが多くて、もっと皆さんから吸収したいなと思っています。
井上:「家men向上委員会」は、まだ始まって半年ですが、すごく濃密な時間を過ごしているので、もう1年ぐらい経ったような感覚です。あと、入ってみて思ったのは、このコミュニティは居心地がすごくいいこと。みんな建設的で、物事がドンドン前に進んでいくのが楽しいですね。
鴨川:私も、1週間の中でパパのみなさんと話ができる場があるのは、とても貴重だなと実感していますね。このコミュニティがなかったら出会えなかった方もいれば、知らなかった意見もたくさんあって、いい経験ができているなと思います。バックグラウンドも仕事も住んでいる場所も違うメンバーが集まって、こうやってオンラインで会議をするというのはすごい貴重な体験だなと。
──ママと違って、パパ同士で情報を共有したり仲良くなったりってあんまりないですもんね。
松尾:オンライン会議をこれだけ継続的にやったのは、初めてなんです。オンラインセミナーを受けたことはあるんですが、1つのテーマに対してずっと同じメンバーで会議を重ねていくのは初めてだったので、いい経験ができているなと思います。会議で話す準備をするのは、育児を振り返る時間にもなりました。
あと、イベント開催などを通じて、企業と話をする機会があるのも貴重ですよね。企業がどんなことを考えて育児ビジネスをやろうとしているのかとか、裏側を見られたのもいい体験です。
──ママと違って、パパ同士で情報を共有したり仲良くなったりってあんまりないですもんね。
松尾:オンライン会議をこれだけ継続的にやったのは、初めてなんです。オンラインセミナーを受けたことはあるんですが、1つのテーマに対してずっと同じメンバーで会議を重ねていくのは初めてだったので、いい経験ができているなと思います。会議で話す準備をするのは、育児を振り返る時間にもなりました。
あと、イベント開催などを通じて、企業と話をする機会があるのも貴重ですよね。企業がどんなことを考えて育児ビジネスをやろうとしているのかとか、裏側を見られたのもいい体験です。
──この半年で、いろんな経験ができましたよね。オンラインで毎週1時間ずつ話していると、実際に会ったことはなくてもお互いのことよく知っている感じがします。
橘:そのとおりですね。今までは「オンラインでやろう」と言っても抵抗感のある方もいましたが、コロナの影響で半ば強制的にオンラインでの活動に移行して、この形が浸透した部分は大きいです。普通に過ごしていたら出会えない人と交流できるようになりました。
井上:この間、イベントが終わったあとに竹村さんや安平さんと話していたんですが、最近“部活感”が出てきたよね、と(笑)。みんなが同じ目的を持って集中して取り組めているいい空気ができてきたと思います。
竹村:そうですね。会社だとどうしても時間やコストの問題もあるし、チームで動くために複雑になりがちが部分もありますが、「家men向上委員会」は“パパのためなら何でもOK”という空気がありますよね。すごく平和に活動できているのは、目的が一致してるからこそなんだろうなと思います。
──高橋さんは個人としてもいろんな活動をされていますよね。他のコミュニティと比べての違いはありますか?
高橋:「家men向上委員会」は、メンバーの向かっているところが同じだから、本当に建設的だなと思います。いろんなことが積み重なってなかなかゴールに辿り着けないコミュニティもありますが、ここでは着実にゴールに向かっていけているなって実感できます。
橘:そのとおりですね。今までは「オンラインでやろう」と言っても抵抗感のある方もいましたが、コロナの影響で半ば強制的にオンラインでの活動に移行して、この形が浸透した部分は大きいです。普通に過ごしていたら出会えない人と交流できるようになりました。
井上:この間、イベントが終わったあとに竹村さんや安平さんと話していたんですが、最近“部活感”が出てきたよね、と(笑)。みんなが同じ目的を持って集中して取り組めているいい空気ができてきたと思います。
竹村:そうですね。会社だとどうしても時間やコストの問題もあるし、チームで動くために複雑になりがちが部分もありますが、「家men向上委員会」は“パパのためなら何でもOK”という空気がありますよね。すごく平和に活動できているのは、目的が一致してるからこそなんだろうなと思います。
──高橋さんは個人としてもいろんな活動をされていますよね。他のコミュニティと比べての違いはありますか?
高橋:「家men向上委員会」は、メンバーの向かっているところが同じだから、本当に建設的だなと思います。いろんなことが積み重なってなかなかゴールに辿り着けないコミュニティもありますが、ここでは着実にゴールに向かっていけているなって実感できます。
井上:皆さんのレベル感や温度感がすごく合う。示し合わせたわけじゃないけど、不思議な感じがしますね。
「家men向上委員会」に生まれた3つのグループ
──活動を始めて3カ月でイベントをやって、その後に3つのグループにわかれて活動を続けてきました。ここからは、それぞれのグループ活動について聞いていきたいと思います。まずは「パパの活動支援グループ」の竹村さん、井上さん、安平さんから。
竹村:僕たちのグループでは「パパたちが何を求めてるのか」をよくディスカッションしていて、実際の意見を聞いてみようと「家men向上委員会」として初めて「家menパパ友の会『オンライン交流会』」を開催したんですね。
一般の方が十数名参加してくださったんですが、その中で育児とか夫婦関係とか家事とか、いろんなテーマが出てきたんです。ざっくばらんに話せる交流会を続けるのもありだし、個別テーマの座談会でもいいなっていうのがわかって、今後の活動に繋がる大きな収穫になりました。
竹村:僕たちのグループでは「パパたちが何を求めてるのか」をよくディスカッションしていて、実際の意見を聞いてみようと「家men向上委員会」として初めて「家menパパ友の会『オンライン交流会』」を開催したんですね。
一般の方が十数名参加してくださったんですが、その中で育児とか夫婦関係とか家事とか、いろんなテーマが出てきたんです。ざっくばらんに話せる交流会を続けるのもありだし、個別テーマの座談会でもいいなっていうのがわかって、今後の活動に繋がる大きな収穫になりました。
▼パパ友交流会のレポート記事
安平:なかなかパパたちがざっくばらんに話せる機会はないので、参加してくださった方から「こういう場があってよかった」という声は多かったですね。
イベントでは特にトークテーマを出さなかったので、会話が弾むか少し心配だったんですが、打ち解けていったらしゃべるしゃべる。家事や育児に奥さんとの付き合い方……と、皆さん思っていることがたくさんあって、パパたちも「自分のことを話したい気持ち」があるんだなということがわかりました。
井上:話してみると共通する悩みも多かったですし、興味を持っている話題が似ていることもおもしろかったですね。パパたちはみんな同じことを悩み、同じことを考えているんです。
安平:仕事とか子どもの年齢とか、環境によって悩みは変わってくるものの、「妻との家事分担」「育休の取得」は皆さん興味を持っていましたね。僕も育休は取得したんですが、「どうでしたか?」って聞いてくださる方が多くて、育休への関心が高まっているのかなって思いました。
イベントでは特にトークテーマを出さなかったので、会話が弾むか少し心配だったんですが、打ち解けていったらしゃべるしゃべる。家事や育児に奥さんとの付き合い方……と、皆さん思っていることがたくさんあって、パパたちも「自分のことを話したい気持ち」があるんだなということがわかりました。
井上:話してみると共通する悩みも多かったですし、興味を持っている話題が似ていることもおもしろかったですね。パパたちはみんな同じことを悩み、同じことを考えているんです。
安平:仕事とか子どもの年齢とか、環境によって悩みは変わってくるものの、「妻との家事分担」「育休の取得」は皆さん興味を持っていましたね。僕も育休は取得したんですが、「どうでしたか?」って聞いてくださる方が多くて、育休への関心が高まっているのかなって思いました。
──ありがとうございます。2つ目のグループである「個別提案グループ」は、「家men向上委員会」の活動を企業と連携させる目的があって、メンバーは橘さん、高橋さん、松尾さんですね。企業と連携しようと思ったきっかけをお話いただけますか?
橘:パパに対して何か働きかけようと思ったとき、「パパだけをターゲットにしても広がりにくい」という壁にぶつかりました。そこで企業とコラボレーションできたら、「家men向上委員会」の活動がさらに広がりそうだなと考えたんです。
今、実際に食品関係の企業に働きかけていて、「外食時の困りごと」「コロナ禍における、子どもの食事との向き合い方」などについての解決策を練っているところです。「パパ友」のFacebookグループでアンケートを取ったときに「叱り方に悩んでいる」という回答が多かったので、そこに興味を持ってくださる企業と組んで解決していきたいと考えています。
──3つ目のグループは「認知向上グループ」ですね。メンバーは鴨川さんと畠山さんですが、「どういったことをしているのか?」「どんな背景があるのか?」を教えてください。
畠山:「家men向上委員会」自体が発足したばかりなので「家men向上委員会」がどんな理念を掲げてやっているのかを、より多くの方に知っていただくことで、「パパの活動支援グループ」「個別提案グループ」がうまく機能するための土台作りという役割があります。活動としては、SNSなどを活用しながら発信することで、「家men向上委員会に入りたい」という人を増やすことをまずは目指しています。
──そのグループからも「企業とコラボレーションする」というのをよく聞きます。今後、展開していく上でのポイントになる部分でもありますが、どんなことを考えていますか?
井上:ママにフォーカスした企業が多い中で、まずパパに関心のある企業とつながりたいですね。活動を通して、いろんな思いを持っている企業さんがいらっしゃるのは実感できたんですが、まだまだパパと企業のつながりが弱いので、そこを強化していきたいと考えています。
橘:パパに対して何か働きかけようと思ったとき、「パパだけをターゲットにしても広がりにくい」という壁にぶつかりました。そこで企業とコラボレーションできたら、「家men向上委員会」の活動がさらに広がりそうだなと考えたんです。
今、実際に食品関係の企業に働きかけていて、「外食時の困りごと」「コロナ禍における、子どもの食事との向き合い方」などについての解決策を練っているところです。「パパ友」のFacebookグループでアンケートを取ったときに「叱り方に悩んでいる」という回答が多かったので、そこに興味を持ってくださる企業と組んで解決していきたいと考えています。
──3つ目のグループは「認知向上グループ」ですね。メンバーは鴨川さんと畠山さんですが、「どういったことをしているのか?」「どんな背景があるのか?」を教えてください。
畠山:「家men向上委員会」自体が発足したばかりなので「家men向上委員会」がどんな理念を掲げてやっているのかを、より多くの方に知っていただくことで、「パパの活動支援グループ」「個別提案グループ」がうまく機能するための土台作りという役割があります。活動としては、SNSなどを活用しながら発信することで、「家men向上委員会に入りたい」という人を増やすことをまずは目指しています。
──そのグループからも「企業とコラボレーションする」というのをよく聞きます。今後、展開していく上でのポイントになる部分でもありますが、どんなことを考えていますか?
井上:ママにフォーカスした企業が多い中で、まずパパに関心のある企業とつながりたいですね。活動を通して、いろんな思いを持っている企業さんがいらっしゃるのは実感できたんですが、まだまだパパと企業のつながりが弱いので、そこを強化していきたいと考えています。
▼家men向上委員会×企業の共創イベントレポート記事
鴨川:「ママの意見を反映したキッチン用品」とか「ママ向けの子育てに便利なグッズ」って多いんですが、“パパ向け”ってほとんどないんです。そういうものに関しても、どこかの企業とコラボして、世の中に何かしらの形で出していきたいなと僕もすごく思います。
──そういえば“カリスマママ”が監修したグッズはあっても“カリスマパパ”ってそもそもいないですよね。一般のママからの意見で作られた製品もあるけど、パパ発のものはあまりない。
畠山:そうなんです。そういった観点で考えると、さまざまな年代の方の意見が必要になってくると思うし、「家men向上委員会」としても20代の若いパパの意見も聞いてみたい。今は30代のメンバーが多いですからね。
鴨川:こういうコミュニティって、入ってみないとわからないというか、外から見ていると「あの人たち何してるんだ?」みたいになりがちなので、入りやすい雰囲気を作るためにも、外に向けて情報を発信して、認知度を上げていく必要はあると思っています。
橘:まさに「認知向上グループ」の出番なのですが、発信力をつけるという意味では、企業だけでなくYouTuberなど、個人での発信能力がある方との接点もポイントかもしれませんね。
──そういえば“カリスマママ”が監修したグッズはあっても“カリスマパパ”ってそもそもいないですよね。一般のママからの意見で作られた製品もあるけど、パパ発のものはあまりない。
畠山:そうなんです。そういった観点で考えると、さまざまな年代の方の意見が必要になってくると思うし、「家men向上委員会」としても20代の若いパパの意見も聞いてみたい。今は30代のメンバーが多いですからね。
鴨川:こういうコミュニティって、入ってみないとわからないというか、外から見ていると「あの人たち何してるんだ?」みたいになりがちなので、入りやすい雰囲気を作るためにも、外に向けて情報を発信して、認知度を上げていく必要はあると思っています。
橘:まさに「認知向上グループ」の出番なのですが、発信力をつけるという意味では、企業だけでなくYouTuberなど、個人での発信能力がある方との接点もポイントかもしれませんね。
メンバーそれぞれが思い描くビジョン
──興味深い話が出てきたところで、グループとしての活動だけでなく「家men向上委員会」全体としてのビジョンや「今後やっていきたいこと」をお聞きしたいと思います。
高橋:スタートして半年、今までずっとオンラインでしか話したことがないので、一度みんなでリアルに会いたいんですよね。全員で「家men」のTシャツを着て写真撮ったらおもしろいんじゃないかな(笑)。
竹村:それは、ぜひやりたいですね! 私が今後やりたいのは、鴨川さんもお話ししていた「パパのコミュニティが少ない」ということの解決です。パパ友って作りづらいところがあるじゃないですか? 私自身、他のパパに会えば挨拶はしますが、だからといって連絡先を交換したことはなくて……。交流を求めてるパパが“最初の一歩”を踏み出しやすくするお手伝いをしたいなと思っています。
高橋:スタートして半年、今までずっとオンラインでしか話したことがないので、一度みんなでリアルに会いたいんですよね。全員で「家men」のTシャツを着て写真撮ったらおもしろいんじゃないかな(笑)。
竹村:それは、ぜひやりたいですね! 私が今後やりたいのは、鴨川さんもお話ししていた「パパのコミュニティが少ない」ということの解決です。パパ友って作りづらいところがあるじゃないですか? 私自身、他のパパに会えば挨拶はしますが、だからといって連絡先を交換したことはなくて……。交流を求めてるパパが“最初の一歩”を踏み出しやすくするお手伝いをしたいなと思っています。
井上:僕はもともと保育士をしていたので、“子どもの幸せ”という観点で思うところがあって。やっぱり子どもが幸せでいるためには、パパとママが笑顔で生活できることが重要だと思うんですよね。パパもママも子どもも、みんながハッピーでいられるような、そんな世の中にしていきたいんです。「家men向上委員会」のメンバーだったら、いろんな社会課題を解決していけると思うので、どんどん挑戦をしていきたいですね。
安平:私は「家men向上委員会」に入るまで「楽しんで育児ができない」とずっと悩んでいたんです。でも、みなさんの話を聞いて「育児って楽しめるものなんだ」と思えるようになって、3人目が生まれたときに初めて育休を取りました。
交流会でいろんな方の話を聞いて、「同じ悩みを持っているんだな」「いろんな考えを持っている人がいるんだな」と、すごく大きな学びになったんですね。田舎に住んでいるので、こんな形でみなさんに会えると思ってなかったですし、昔の僕みたいに悩んでいる方もたくさんいらっしゃると思うので、プレパパも含めて「パパの情報が欲しい」と思ったときに「家men」にたどり着けて、悩んでいるパパの拠り所になれるといいなと思いますね。
──特に最近は在宅で仕事をしながら子どもの面倒を見て……となって、悩みが増えた面もあると思いますし、会社で子育ての相談ができる人というのもなかなかいないでしょうから、“拠り所”になれるといいですね。
畠山:「認知向上グループ」のメンバーとして、育児に悩みを持っているパパたちにも「家men」を知ってもらう機会を作っていけたらと思っています。「パパのコミュニティはどこですか?」って聞いたら、2人に1人が「家men向上委員会」って答えてくれるぐらいになると嬉しいなぁ。
あとは、それぞれの弱い部分を見せ合える、恥ずかしくなく言い合えるようにしていきたいですね。子育てママに対する「ママだからこうあるべき、っていうのはおかしいよね」といういう世論は少しずつ出てきていても、パパの悩みはなかなか共有されずに我慢させられている部分もあるので、パパ同士が素直な気持ちで語れるコミュニティにしていきたいです。
鴨川:本当にそうですよね。「家men」が「パパになったら見るメディア」という立ち位置になって、「家men向上委員会」が「悩みを共有して解決するコミュニティ」という存在になっていくといいなと思います。
企業や社会に対しても、「パパと一緒にアクションを起こしたい」と思ったときに、頼れる場所として「家men向上委員会」が機能するようになればベスト。そのためには、まずリードしていく人が必要なので、「家men向上委員会」をもっと大きくしていきたいですね。
安平:私は「家men向上委員会」に入るまで「楽しんで育児ができない」とずっと悩んでいたんです。でも、みなさんの話を聞いて「育児って楽しめるものなんだ」と思えるようになって、3人目が生まれたときに初めて育休を取りました。
交流会でいろんな方の話を聞いて、「同じ悩みを持っているんだな」「いろんな考えを持っている人がいるんだな」と、すごく大きな学びになったんですね。田舎に住んでいるので、こんな形でみなさんに会えると思ってなかったですし、昔の僕みたいに悩んでいる方もたくさんいらっしゃると思うので、プレパパも含めて「パパの情報が欲しい」と思ったときに「家men」にたどり着けて、悩んでいるパパの拠り所になれるといいなと思いますね。
──特に最近は在宅で仕事をしながら子どもの面倒を見て……となって、悩みが増えた面もあると思いますし、会社で子育ての相談ができる人というのもなかなかいないでしょうから、“拠り所”になれるといいですね。
畠山:「認知向上グループ」のメンバーとして、育児に悩みを持っているパパたちにも「家men」を知ってもらう機会を作っていけたらと思っています。「パパのコミュニティはどこですか?」って聞いたら、2人に1人が「家men向上委員会」って答えてくれるぐらいになると嬉しいなぁ。
あとは、それぞれの弱い部分を見せ合える、恥ずかしくなく言い合えるようにしていきたいですね。子育てママに対する「ママだからこうあるべき、っていうのはおかしいよね」といういう世論は少しずつ出てきていても、パパの悩みはなかなか共有されずに我慢させられている部分もあるので、パパ同士が素直な気持ちで語れるコミュニティにしていきたいです。
鴨川:本当にそうですよね。「家men」が「パパになったら見るメディア」という立ち位置になって、「家men向上委員会」が「悩みを共有して解決するコミュニティ」という存在になっていくといいなと思います。
企業や社会に対しても、「パパと一緒にアクションを起こしたい」と思ったときに、頼れる場所として「家men向上委員会」が機能するようになればベスト。そのためには、まずリードしていく人が必要なので、「家men向上委員会」をもっと大きくしていきたいですね。
橘:認知度が低いことは、逆に言えば伸び代があるとも言えます。子育てに奮闘されている世代と子育てが一段落してきた世代の両方にアプローチできると、おもしろいと思うんですよね。パパだけじゃなくて、1人の人間としての楽しみ方とか、そういう観点で語れる場としても活躍できるといいなと。
パパの人生を楽しく、社会をよりよく変えていく
──最後にみなさんから一言ずつ、意気込みや「家men読者」の方にメッセージをいただけますか?
竹村:先ほど“若いパパ”っていうキーワードが出ましたが、その逆の視点も必要になってくるのかなと思いました。今は、お世辞にも育児しやすい世の中とは言えない。だからこそ、そういう世の中を形成している人、「育児や家事は女性がするもの」という意見を持っている人の話を聞くことも必要だと思っています。バトルするのではなくて、違った意見や視点を知ることも大切かなって。そのためにも多様な方に参加してもらいたいですね。
松尾:前にFacebookグループでアンケートをとったときに、「普段は家事をしないので参加したいけどやりにくい」っていう意見があったんです。竹村さんとのお話と通じる部分もありますが、そういう人こそ「家men向上委員会」に入ってもらいたいですね。家事育児が「できない」「しない」人の意見も、非常に貴重なものになるじゃないかなぁと。
高橋:コロナ禍もあってか、子どもへの虐待事件が目立ったように感じています。。そういうことを少しでも減らしたいですよね。減らしたいと言うか、無くすべきですよ。原因はさまざまなのかもしれませんが、パパとしての自覚からまず持つべきなんじゃないかって。パパとしての自覚が、ママや子ども、家族や周りやみんなにとってハッピーになれると考えます。そういったパパ発信からの子育てみたいな部分を、伝えられたらいいなと思っています。
畠山:虐待というキーワードでは、企業だけじゃなくて自治体やNPOと組むことも大切なのかなと思います。オレンジリボン運動(子ども虐待防止を訴える運動)をやっているようなところと一緒にやるのもありでしょうし。
他に考えているのは、“パパのための支援”ですね。“ママのための支援”として、ママが使える地域クーポンなどがあるんですが、“パパのため”はあまり聞かないので、自治体と組んで地域のパパの支援をしたいと思っています。
竹村:先ほど“若いパパ”っていうキーワードが出ましたが、その逆の視点も必要になってくるのかなと思いました。今は、お世辞にも育児しやすい世の中とは言えない。だからこそ、そういう世の中を形成している人、「育児や家事は女性がするもの」という意見を持っている人の話を聞くことも必要だと思っています。バトルするのではなくて、違った意見や視点を知ることも大切かなって。そのためにも多様な方に参加してもらいたいですね。
松尾:前にFacebookグループでアンケートをとったときに、「普段は家事をしないので参加したいけどやりにくい」っていう意見があったんです。竹村さんとのお話と通じる部分もありますが、そういう人こそ「家men向上委員会」に入ってもらいたいですね。家事育児が「できない」「しない」人の意見も、非常に貴重なものになるじゃないかなぁと。
高橋:コロナ禍もあってか、子どもへの虐待事件が目立ったように感じています。。そういうことを少しでも減らしたいですよね。減らしたいと言うか、無くすべきですよ。原因はさまざまなのかもしれませんが、パパとしての自覚からまず持つべきなんじゃないかって。パパとしての自覚が、ママや子ども、家族や周りやみんなにとってハッピーになれると考えます。そういったパパ発信からの子育てみたいな部分を、伝えられたらいいなと思っています。
畠山:虐待というキーワードでは、企業だけじゃなくて自治体やNPOと組むことも大切なのかなと思います。オレンジリボン運動(子ども虐待防止を訴える運動)をやっているようなところと一緒にやるのもありでしょうし。
他に考えているのは、“パパのための支援”ですね。“ママのための支援”として、ママが使える地域クーポンなどがあるんですが、“パパのため”はあまり聞かないので、自治体と組んで地域のパパの支援をしたいと思っています。
──自治体で働いている安平さん、今の意見を聞いていかがですか?(笑)
安平:ぜひ、一緒に取り組みたいですね(笑)。僕はこの活動がきっかけで「子育てって楽しいんだ、楽しんでいいんだ」と考えが変わり、今は地元のNPO立ち上げにも参加して、街中で子どもたちが遊べる場を作る活動に関わるようになりました。僕みたいに「家men向上委員会」に入ることで考えが変わる方ってたくさんいる思うし、ママだけでなくパパの孤立・孤独というのも問題になってきていると思うので、そういった人たちがもっと入りやすい場を作っていきたいと思っています。
井上:僕は個人でもいろいろな活動をしていて、Tシャツのクラウドファンディングをやったこともあるんですが、そのときにもさまざまな学びがありました。何か行動を起こせば得られるものが必ずあると思うので、今後も「家men向上委員会」の活動、個人の活動をもっともっとやっていって、家族みんなが楽しく生活できるような世の中にしていきたいです。
橘:この活動を継続していくためには、マネタイズをしっかり考えていく必要がありますよね。社会問題を解決したいという思いは当然あるんだけど、「どう稼ぐのか?」というのもキーワードとして重要かなって。活動を推進していくためにマネタイズを考えながら、「家men向上委員会」を支援してくださっている方々に貢献していきたいですね。
鴨川:僕は活動の積み重ねが大事だと思っています。なかなか大きなことをするのは難しいかもしれませんが、僕らが半年間続けてきた週1の集まりみたいなものでもいいし、イベントでもいいし、企業との座談会みたいな形でもいいから、何かしらのモデルケースを積み重ねていって、それをどんどん大きなものにしていけたらと思いますね。パパだけでなく独身の方にも「家men」が浸透していくことが理想です。
安平:ぜひ、一緒に取り組みたいですね(笑)。僕はこの活動がきっかけで「子育てって楽しいんだ、楽しんでいいんだ」と考えが変わり、今は地元のNPO立ち上げにも参加して、街中で子どもたちが遊べる場を作る活動に関わるようになりました。僕みたいに「家men向上委員会」に入ることで考えが変わる方ってたくさんいる思うし、ママだけでなくパパの孤立・孤独というのも問題になってきていると思うので、そういった人たちがもっと入りやすい場を作っていきたいと思っています。
井上:僕は個人でもいろいろな活動をしていて、Tシャツのクラウドファンディングをやったこともあるんですが、そのときにもさまざまな学びがありました。何か行動を起こせば得られるものが必ずあると思うので、今後も「家men向上委員会」の活動、個人の活動をもっともっとやっていって、家族みんなが楽しく生活できるような世の中にしていきたいです。
橘:この活動を継続していくためには、マネタイズをしっかり考えていく必要がありますよね。社会問題を解決したいという思いは当然あるんだけど、「どう稼ぐのか?」というのもキーワードとして重要かなって。活動を推進していくためにマネタイズを考えながら、「家men向上委員会」を支援してくださっている方々に貢献していきたいですね。
鴨川:僕は活動の積み重ねが大事だと思っています。なかなか大きなことをするのは難しいかもしれませんが、僕らが半年間続けてきた週1の集まりみたいなものでもいいし、イベントでもいいし、企業との座談会みたいな形でもいいから、何かしらのモデルケースを積み重ねていって、それをどんどん大きなものにしていけたらと思いますね。パパだけでなく独身の方にも「家men」が浸透していくことが理想です。
家族みんながハッピーになるために
「家men向上委員会」の8人は、全員が同じ方向を向いてはいるものの、持っている課題感や理想像は多様です。これからも、「家族みんながハッピーになること」を目標に、子育てに奮闘中の方、子育てが落ち着いた方、これからパパになる可能性のある方など、さまざまな方々を巻き込んで、社会をより良くするために頑張っていきましょう。皆さん、本日はありがとうございました!
(モデレーター:松嶋活智、まとめ:西村友香理、編集:木谷宗義/type-e)