どんな人がいるの?「家men向上委員会」メンバー8人をご紹介!

どんな人がいるの?「家men向上委員会」メンバー8人をご紹介!

育児

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  1. 竹村 昌也さん
  2. 高橋 建二さん
  3. 畠山 大樹さん
  4. 橘 信吾さん
  5. 安平 章吾さん
  6. 井上 誠也さん
  7. 松尾 晃月さん
  8. 鴨川 裕之さん
パパ視点のアイデアや意見を、生活に役立つ製品やサービスへの改善につなげ、やがて多くの家庭に笑顔が生まれてほしい──。そんな想いからスタートした「家men向上委員会」では2020年12月現在、8名のパパが委員として活動しています。
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家men向上委員会メンバーはこれまでに「共創イベント」などで登場していますが、ここで改めて4つの質問から、メンバーの想いや素顔をご紹介します。
<4つの質問>
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?
Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?
Q3:パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?
Q4:家men向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

竹村 昌也さん

■年齢:38歳
■お仕事:システム企画・開発(兼業でコーチング、社外1on1)
■家族構成:妻、長男(小3)、次男(年長)
■住まい:埼玉県
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

妻が専業主婦で、私が会社務めで最近は出社が多くなったこともあり、平日はほとんどできていないのですが、休日はできるかぎり気づいたことをやっています。でも、料理だけはどうしても苦手で……。妻からは「休日ぐらいは作ってよ」と言われてたまに作るのですが、なかなかなかなか腰が重い状況です。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

平日の日中はほとんど家にいないため、朝家族と顔合わせて帰宅したときには、みんな寝てることもしばしば。その分、休日やテレワークデーにいかにコミュニケーションを取るかが重要だと思っています。また、“対妻”というより“対子ども”との時間を増やすことで、妻の育児時間を減らして、1人の時間を作ってあげられるように心がけていますね。

本来であれば、もっと育児・家事をやりたいところですが、今の働き方を考えると難しくて……。妻とそのあたりについて十分なコミュニケーションが取れていないことが課題です。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

学校に保育園にと身近にパパはたくさんいても距離感があって、孤独なことも多いと感じています。やりたいのは、パパ同士がオンラインでもオフラインでも気軽にコミュニケーションを取れる場を作って、安心して家で過ごせるようにすること。それが、家族や夫婦関係の安心・安定につながると考えてます。

また、学校と保護者、さらに自治体を含めた関係性(信頼関係)に疑問を持つことも……。子どもの成長を第1に考えたとき、3者がどのような関わり方をするといいのか? 皆さんがどう考えているのかをディスカッションしてみたいです。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

Q3でお答えしたことを実現するために、ざっくばらんなオンライン交流会や、家事・育児のノウハウシェア会、コーチングのスキルを生かしたコミュニケーション勉強会をやりたいと考えています。

もう1つは、「家men向上委員会」をブランド化した取り組みです。例えば、メーカー等への商品・サービス開発やマーケティングに関するコンサルティングや情報提供を行いたいと思っています。今は、まだ「家men向上委員会」のポンテシャルやコアコンピタンスを探っている状況ですが、その先に何を見据えるのか、ディスカッションの機会を持ちたいですね。

高橋 建二さん

■年齢:40歳
■お仕事:IT企業(採用、広報、組織作り)、コミュニティ運営、企業コンサルタント、ライター
■家族構成:妻、娘(14歳)
■住まい:福岡県
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

ダンボール・プラゴミ捨てや、クルマで家族の送迎をすることなどを主にしています。土日の食事や毎朝のコーヒー作りなども私の担当です。

育児については、娘がもう14歳のため、ほとんど手はかかりません。ただ、習い事や友達と遊びに行く際の送り迎えなどは、できるだけするようにしています。また、娘とざっくばらんな話をするため、妻よりも帰宅時間が早いときは、なるべく外食をして娘と向き合う時間を作っています。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

うちは結婚して15年になるので役割分担は決まっていますが、パパたちと話をしていると、家事分担で悩んでいる方が多いなと感じますね。なかなかそういった悩みを相談できる人はいないものなので、「相談できる場所」を作りたいと思っています。

そこは、お金を払うとかではなく“経験を共有できる場所”という位置づけになるといいでしょうね。ママたちはママ同士でよく話す機会がありますが、パパ同士の交流の場はなかなかなくて、深い話にもならないですから。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

“パパが笑って暮らせる社会”の実現が急務だと思っています。働き方改革も進んでいますが、それは一部の人に限定されていて、相変わらずの社会生活の中でストレスにまみれて笑顔すら出ない人が多いなという印象です。妬みや嫉みもあるでしょうし、会社の中では出世競争という名の“相手の下げ合い”が今でも続いてますし……。

パパの笑顔が増えるとママや子どもも笑顔になって、その結果として社会がよくなっていくのは必然です。そのため、“パパが笑って暮らせる社会”の実現が急務と考えています。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

メンバー間とやりたいことと、他団体とやりたいことの、大きく2つがあります。

まずは、「パパ友の会」にいる150名以上の「メンバー全員とつながりたい」です。これだけのメンバーとつながることができれば、かなりいろいろなことができると思います。そこからさらにコアなメンバーの会を作れば、より深くメンバーを知ることができますよね。困ったときにも相談して解決できるでしょうし、長く友人になれそうな方もいそうですしね。

他団体とやりたいことの方は、企業さんやNPOさんなどとの外部連携です。「家men向上委員会」のメンバーはバックグランドがみんな違うので、外部連携による共創は楽しみですね。そこからスタートアップや新しい取り組みもスタートできたら、さらにおもしろいでしょう。

畠山 大樹さん

■年齢:33歳
■お仕事:事業会社でのブランド戦略立案、コミュニケーション施策の立案・実行
■家族構成:妻、娘(2歳)、息子(0歳)
■住まい:東京都
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

平日は子どものオムツ替えやお風呂、歯磨き、おもちゃの片付けと、食事のサポート。休みの日の午前中は、基本的に自分の方で子どもの面倒を見ています。料理は週に1回ぐらい。

なかなか関われている部分は少ないですが、在宅勤務が増えてから、家事・育児ができる時間は増えたと感じています。特に毎日、子どもをお風呂に入れるのは、なかなかできていなかったので、在宅勤務になってよかった部分は多いですね。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

子どもの寝かしつけですね。0歳の息子はもちろん、2歳の娘も妻がいないとうまく寝つかない……。そのせいで妻も思うように眠れず、ストレスになっています。その分、休日はゆっくり寝てもらえるように自分が早く起きて、子どもの面倒を見るようにしているのですが、そもそも自分が子どもを寝かしつけられるようになりたいです。

また、今はコロナを気にして遠出を抑えているので、娘をいろいろな場所につれていけないのも課題です。いろいろなものに触れる機会を作ってあげたいですからね。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

子どもたちには、自分のやりたいことを自由にできるようにしてあげたいと思っているので、さまざまな出会いや気づきに触れてもらえるように、体験や経験を提供してあげることが父親として貢献したいところです。

社会に対しては、「家men向上委員会」を通じて多様なパパの在り方を議論しながら問題提起をしていき、世の中のパパに気づきを与えることで、自分らしい生き方を楽しんでもらえるようにと思っています。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

「家men向上委員会」では認知向上グループに入っているので、まずはこの活動の認知と理解を得らえるように、Facebookページなどでの情報発信のスキームを構築していくこと。

その先としては、他のグループの活動支援や企業への提案などのアクションを加速していくように土台を作って、認知・理解がちゃんと得られているのかを客観的に計測できるような仕組みを作って、認知状況をトラッキングしていこうと考えています。

橘 信吾さん

■年齢:41歳
■お仕事:IT企業(総務、労務、組織作り)
■家族構成:妻、長男(9歳)次男(6歳)
■住まい:東京都
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

家事は洗濯干し、買い物、掃除、ごみ捨て、たまに料理……といったところ。空気清浄機やルンバの掃除など、妻があまりやらないところの掃除や、ネットショッピングは私の担当です。

育児、習い事や保育園の送迎が主。子どもたちが大きくなって1人でできることが多くなってきたので、手がかからなくなりました。その分、共通の趣味であるアニメやスポーツ、プラモデル作りを一緒に楽しめるようになりましたね。このあたりは、ママではできないことかもしれません。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

うちは共働きなので、いつもバタバタ……。食事もいつも同じようなメニューになってしまいます。それと、妻と家事のレベル感が違うことも。在宅勤務が続いて勤務時間が長くなって、妻の家事負担が増えてしまったことも課題です。

育児の面では、子どもはYou Tubeばかりずっと見ていて外で遊ばないことが気になっています。次男の偏食も課題のひとつです。そんなこともあり妻がイライラしてしまうのは、切実な悩みです。また、長男の塾選びなど、子どもが成長するにつれて教育関係の悩みが増えてきました。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

一番は、社会問題の解決に寄与できるような取り組みをすること。地球温暖化や食品ロスなど、個々人が少し意識を変えるだけで解決できるような問題はたくさんあると思うので、意識的に取り組んでいって、子どもたちにもその大切さを理解できるようしたいと思っています。

もう1つは、育休取得経験があるので、これからのパパたちに少しでも見本となるような取り組みや発信をしていくことですね。少子化を少しでも食い止めれるように、パパであることの楽しみを伝えていきたいです。


Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

まずは、パパ同士のオンライン交流会。何度かやってみて、なんだかんだみんな話したいんだなと感じたので、継続的に交流の場を作っていきたいと思います。長く続けて実施していくことが大事だと思いますしね。

企業とコラボしたオンライン座談会も、やっていきたいことの1つです。こちらは継続的にやることで、企業のマーケティングの場になると思いますし、「家men向上委員会」のメンバーはみんなビジネスマンなので、いい意見が出てくると思います。

あとは、家menでのレビュー記事ですね。パパの視点で、商品やサービスを使ってみた感想などを記事化して、商品を選ぶ際の参考になったらと思います。

安平 章吾さん

■年齢:32歳
■お仕事:公務員
■家族構成:長女(5歳)、長男(3歳)、次女(0歳)
■住まい:京都府
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

うちは共働きなので役割分担はせずに、料理も掃除も洗濯も、気がついた方や手が空いている方がやります。どうしてもその日に家事をやりたくないときは、じゃんけんで(笑)。

育児の面では、休日はなるべく外に連れて行って全力で一緒に遊ぶようにしています。自然に触れることと家族以外の人との交流が大事だと思っているので、地域のイベントには子どもを連れて積極的に参加するようにしていますね。子どもの習い事や買い物に私の決定権はほぼないので、そのあたりは妻の担当です(笑)


Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

子どもがケンカしたときやわがままが出たときに、どうしても怒ってしまうのが悩み……。怒らずになだめようとしても、なかなか言うことを聞かないので、強く言ってしまいます。

もう1つは、「いつごろから子どもが自立できるのか?」ということ。ご飯を食べるのも服を着替えるのも、妻にすべてやってもらっているので、なるべく子ども自身でやるように言っているのですが、なかなか変わらず、ちょっと心配しています。

あと、妻の実家との付き合い方も。妻の母親が世話好きで、こちらの家族のことに気を使って色々してくれるのですが、やはりやり方や考え方の違いがあって……。断りにくく、逆にこちらからお願いしにいくところもあって、上手な付き合い方を知りたいなと思っています。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

なるべく家族と接する時間を増やして、子どもが大きくなっても困ったときには「父親」を頼ってもらうような存在になりたいと思っています。そのために、普段から子どもに近い立場で接しつつも、ときには叱って育児に携わりたいと考えていますね。

他のパパやこれからパパになる人に対しては、「子育ては楽しい」ということをしっかりと伝えたい! 大変さがどうしても前に出てしまいますが、子どもと過ごす時間の大切さと楽しさ、そしてそれが自分自身の成長につながることを、これからパパになる人に知ってもらいたいですね。

また、移住者や育休を検討している方、妻の地元に住んでいる人などには、田舎での付き合い方や育児休暇の過ごし方などは伝えられるので、そういった相談に乗っていけたらと思います。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

パパ自身が楽しみながらつながりを作る場として、継続して交流会を実施し、将来的には同じ課題や希望する取り組み内容に応じて、分科会的に活動を広げていきたいと考えています。そして、メンバーの体験をもとに育児本みたいなものを作って、パパに必要な情報やリアルな声をまとめたものを世の中に出したいです。

また行政は今、どこも「子育て」を中心施策として取り組んでいますが、パパの視点から取り組んでいる事業は少ないので、「家men 向上委員会×行政」の連携は話題になるなぁと。公的支援と広報ツールを活用して、行政との連携でより活動の幅を広げていきたいですね。

「家men」による商品開発も興味があり、パパの意見やパパが求めている商品を、企業と連携して世の中に出せたらと思っています。反対に、企業が出す商品をパパが審査する場があってもいいですよね。コラボグッズが出てもおもしろいと思います。

井上 誠也さん

■年齢:39歳
■お仕事:金融機関(バックオフィス、企画)、子育てデザイナーズ協会代表理事
■家族構成:妻、長女(4歳)、次女(2歳)
■住まい:東京都
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

家事の役割は特に決めていませんが、主にやるのは洗濯、買い物、食洗器、お風呂掃除、ネコの世話。料理はごくたまに、といった感じです。部屋の掃除は、週末に家族全員でやります。子どもたちはほぼ遊んでるだけですが……(笑)。

妻の方が、家事割合が大きくなりがちなので、育児割合はできるだけ私の方が多くなるように意識して、保育園の準備や送迎は私が担当しています。週末は、家族全員で遊びに行くことが多いので、「育児をしている」というより「家族でお出かけしている」という感覚です。

ちなみに、妻もフルタイムで働いていていますが、フルリモートです。私はリモートと出社が半々くらい。夫婦ともに、基本的には定時近辺で帰れる環境です。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

妻も私も、お互いの自由時間が確保できていないのが、一番の課題ですね。ソリューションは見えているのに、動き出すのに時間がかかるのも課題。

断捨離がうまくいかないために部屋がなかなか片付かず、家事オペレーションが非効率で、居心地もよくないのも課題ですね。断捨離は始めて3年以上が経って、やっと光が見えてきたところです(笑)

家事ルーチンが定まりきらずに、いつもトライ&エラー。そろそろ、ルーチンを固めて、リソースをあまり割かずに家事をこなしたいと思っています。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

家族に対しては、まずは日々を楽しく、幸せを感じられる生活を送ってもらいたい。そのために、自分にできることを探している日々です。また、子どもに対しては「生き抜く力」を育み、彼女たちが輝ける未来を自分で描いていけるようにサポートしていきたいと考えています。

社会の面では、子育てが「我慢」や「過ぎ去るのを待つ期間」であってほしくないなと。子育てをやる中でいろいろな経験や発見をしたり、大人になるにつれて忘れ去ってしまった感覚を思い出したりと、自分の人生を充実したものにするためにも、子育ての経験は貴重だと思います。そのために、子育てを楽しんでより充実したものにできるよう、必要な環境整備やサポートをやっていきたいなと考えています。

社会課題の大半は人が関わっているものですから、その原因は当然「人」です。どんな人でも何らかの形で子育てを受けて大人になっているはずなので、極論的には「世界を変えたければ子育てを変えることが必要」だと思っています。社会がよりよい未来を描けるような子育てを開発していきたいですね。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

やりたいことは3つあって、1つは「パパたちのセーフティーネット」を作ること。

日本の子育て環境って、パパの育児のスタートが遅れるような構造になっていると思うんです。育児に関する情報も氾濫しているし、長時間労働や「育児=女性」という固定観念もまだまだあって、育児をする上での障害が多いと思うんですよね。

「家men」というコミュニティは、そんなパパたちのセーフティーネットであるといいなと思います。そのために、「パパたちの交流の場の設計」「家事育児の課題に対するソリューションの発見、開発」「企業や自治体との共同の活動」を具体的に考えています。

2つ目は、「世界の子育て事情調査」です。各国の特性や、子育てに対する考え方、日本との比較で「それいいな」と思うことを集めて、参考にできたらいいと思いませんか?

3つ目は、「感動や“いいな”を集める」こと。具体的には、映画でも本でも人でもコミュニティでも、ソースは何でもいいので、感動できるものやポジティブになれるものを集めてシェアします。

なんだかんだ言っても育児は大変なことが多く、疲れるときもあると思うので、そんなときに、気持ち的なエネルギー補給をしてくれるものを集めたいと思うんですね。私自身、子どもが癇癪を起こして大変だった日は、こどもが寝た後にドラマ『コウノドリ』を観ています。これを観ると、今ある命のありがたさを思い出して、癇癪ぐらいなんてことない、どうでもいいことに思えてきます。

松尾 晃月さん

■年齢:42歳
■お仕事:電力会社(事業推進)
■家族構成:妻、長男(2歳10か月)、長女(0歳10か月)
■住まい:福岡県
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

現在は育児休職中のため、授乳以外の家事・育児はすべて妻と協力しながらやっています。授乳を除くと、私が7割以上していると思います。具体的には、長男の幼稚園に行くまでの準備や子どもの食事の準備から食べさせ・片付けまで、私が担当しています。また、妻に休息を取ってもらうため、積極的に子どもと外出して、ドライブしたり公園で遊ばせたりしています。また、育児休職期間を利用して、時短で作れる料理にチャレンジ中です。
ちなみに、私が仕事していた時は、妻が専業主婦のため、妻がほとんどの家事・育児をして、私は微力ながら洗濯や食器洗い、オムツ替え、子どもをお風呂に入れるなど、1日3時間程度の家事・育児にかかわっていました。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

“名もなき家事”と呼ばれている排水溝の掃除や畳んだ洗濯物の収納、掃除機内のゴミ捨て(パックの交換)など、細かくて見えにくい(気づかない)家事を漏らしがち。
また、育児で気になることを自分で調べず、すぐ妻に聞いてしまっています。他人事になって、自主的に情報を集めて、当事者意識を持たず進んで家事・育児をしていないことは、改善すべきだと思っています。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

育児休職中に給付金をいただいていることは、ある意味で国から応援、または投資されていると考えているため、この経験は社会に貢献して返すべきだと思っています。そして、自身の経験を通して「男性の育児休職や家事・育児に主体的にかかわることが、家庭にいい結果をもたらすことになる」を発信したいと思います。

ある書籍で、男性の育児休職が伸び悩んでいたかつてのノルウェーの事例を読んだのですが、一部の「勇気ある男性たち」が育児休職取得に踏み切ったにより、育児休職取得率が伸びたとのことでした。私もそんな「勇気ある男性」になりたいと思います。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

「家men」の価値を高め、企業や社会に「家men」がもたらす様々な効果を発信し、認知させたいと思います。そのためにも、何らかの形で「家men向上委員会」としての成果を出したいですね。今は、「家men」発の新製品や新サービスを提案し、企業で採用してもらって世に出すことを目標にしています。

鴨川 裕之さん

■年齢: 36歳
■お仕事:広告代理店
■家族構成:妻、長女(1歳11か月)
■住まい:東京都
Q1:家事、育児には普段どのようにかかわられていますか?

平日は仕事のため、ほとんど奥さんにお願いをしています。忙しいときはどうしても帰りが遅くになってしまいますが、朝早く起きたときは、掃除機をかけるようにしています。

食事は奥さんに作ってもらっていますが、その間のお風呂掃除や食後の食器洗い、ごみ捨ては自分の担当。奥さんが仕事に出る土日は、全般を担当します。土日は、料理も作りますね。

育児の方は、在宅勤務のときに公園に連れて行ったり、仕事が早く終わるときはお風呂に入れたり。土日は娘と2人でいることが多いので、一緒に遊んだりお昼寝をしたり、2人の時間を楽しんでいます。

Q2:普段、家事・育児をしていて課題を感じることはありますか?

自分の仕事が忙しいときは、どうしても奥さんがワンオペになってしまうので、かなり負担をかけているなと……。また、奥さんの方が日常的に家事・育児をすることが多くて、自分が気づかない部分までやってくれているので、自分がやっても漏れが出てしまうのは課題です。

育児についても、絵本や洋服、習い事などは、奥さんが積極的に調べてくれていて、そこに甘えてしまっているので、自分も調べる時間を確保するなどして改善すべきだなと思っています。

Q3: パパとして、家族や社会に対してどんな貢献をしていきたいですか?

家族に対しては、いろいろな経験をできるような機会を作っていきたいと思っています。どうしても仕事で家にいないことはありますが、「パパ、家にいなかったな」ではなく、「家族でこんなことしたな」と、楽しい思い出を増やせるようにしていきたいと思います。

育児や家事に関しても、積極的にかかわっていくことで、子どもと一緒に自分自身も成長して、家族にとって自慢のパパになれるように頑張りたいです。

この「家men」の活動もそうですが、パパとしての意見を発信する場所や機会に積極的に携わっていくことで、声を届けたいという想いは強いですね。声を届けることで、パパが育児や家事に積極的な環境や社会を作っていきたいです。

Q4:家men 向上委員会で具体的にやりたいことを教えてください。

当初は、漠然と「イベントしたい」とか「パパと交流したい」と思っていましたが、実際に交流会や企業との座談会を経験していく中で、他のパパの意見から自分自身もすごく気づきを得ることが多いので、なにげなく家事や育児に携わっているパパの意識を変えていけるような、そんな人が1人でも多く生まれるような活動をしていきたいと思っています。

その目標のために、コミュニティ活性化のための話題提供や企画といったミニマムなところから、全国のパパとのキャラバンイベント、パパの声を集めた本や企業とのコラボ商品開発など、いろいろな形で“パパによるパパのための活動”を見える化していきたいと考えています。

将来的には、「就職するならリクナビ」「結婚するときはゼクシィ」のように、「パパになったら家men」と言われるような、パパを代表するメディアに育てていきたいです。
みなさんそれぞれに課題があり、目標を持っていることがわかりました。でも、8人のメンバーの想いは1つ、「パパの家事・育児を支援したい」いうこと。「家men 向上委員会」のメンバーがどんな成果を出していくのか、ぜひご期待、そしてご注目ください。
まとめ:木谷宗義/type-e
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