
【2歳のイヤイヤ期】どう対処すればいい?子どもの反抗期虎の巻 ①遊び食べ
育児
目次[非表示]
子どもの成長は親にとって最高の幸せではありますが、子育ては楽しいことばかりではありません。特に頭を悩ませるのが、2歳のイヤイヤ期、4歳の反抗期、10歳の反抗期など、年齢ごとに顕著となって現れる反抗的な態度。親の言うことを聞こうとしない我が子への対応に手を焼き、ついカッとなって怒鳴ったりしてませんか?
でも、できることなら怒ったりイライラせず、親子が一緒にいる時間は笑って過ごしていたい──。そう願うパパママのために、反抗期の我が子にどのように接して言い聞かせればいいか、子育てアドバイザーの高祖常子さんがアドバイスする新企画がスタート! 第1回のテーマは、2歳のイヤイヤ期でよくある食事中のイヤイヤ行動「遊び食べ」です。
でも、できることなら怒ったりイライラせず、親子が一緒にいる時間は笑って過ごしていたい──。そう願うパパママのために、反抗期の我が子にどのように接して言い聞かせればいいか、子育てアドバイザーの高祖常子さんがアドバイスする新企画がスタート! 第1回のテーマは、2歳のイヤイヤ期でよくある食事中のイヤイヤ行動「遊び食べ」です。
「2歳のイヤイヤ期」とは?いつから始まる?
子どもの自我の発達に伴って2歳前後に現れる現象。主に自分のやりたいことが実現しなかったり自己主張を大人にうまく伝えられなかった(理解してもらえなかった)時、親の問いかけに何でも「イヤ」と返答したり癇癪(かんしゃく)・ワガママなどの言動が見られます。
▼「2歳のイヤイヤ期」についてはこちらもチェック
▼「2歳のイヤイヤ期」についてはこちらもチェック
食事中の遊び食べにイライラ!
子どもが2歳前後に訪れるイヤイヤ期。1歳半くらいからイヤイヤ期突入の子もいれば、3歳になってもまだイヤイヤ期?という子もいます。「魔のイヤイヤ期」とも言われるように、ほとほと困り果ててしまう親も少なくありません。
特に、食事時の子どものイヤイヤに困っている親が、とても多いというデータもあります(※)。せっかく一生懸命作ったご飯を食べてくれない。食べ始めても、ちょっと食べてはうろうろして、またちょっと食べて、「一体夕ご飯にどれだけ時間がかかるんだ!」なんて嘆きの声も。
※イヤイヤ総研 調査レポート4
また、手づかみ食べをしていると思ったら、床に落としたり投げたり。そんなことをされたら、「なんでそんなことするんだ!」ってキー!となってしまいますよね。「料理を粗末にするなんて」「そもそも、なんでご飯を投げるの?」「せっかく作ったのに投げるなんて、親に意地悪してるの?」などなど。わが子はなぜわかってくれないのかと、とても悲しい気持ちになってしまったり。一生懸命料理を作ったことと、さらに子どもが散らかしたご飯の片づけにため息が出てしまうという方も少なくないでしょう。
特に、食事時の子どものイヤイヤに困っている親が、とても多いというデータもあります(※)。せっかく一生懸命作ったご飯を食べてくれない。食べ始めても、ちょっと食べてはうろうろして、またちょっと食べて、「一体夕ご飯にどれだけ時間がかかるんだ!」なんて嘆きの声も。
※イヤイヤ総研 調査レポート4
また、手づかみ食べをしていると思ったら、床に落としたり投げたり。そんなことをされたら、「なんでそんなことするんだ!」ってキー!となってしまいますよね。「料理を粗末にするなんて」「そもそも、なんでご飯を投げるの?」「せっかく作ったのに投げるなんて、親に意地悪してるの?」などなど。わが子はなぜわかってくれないのかと、とても悲しい気持ちになってしまったり。一生懸命料理を作ったことと、さらに子どもが散らかしたご飯の片づけにため息が出てしまうという方も少なくないでしょう。
【遊び食べの原因】子どもはなぜ、ご飯を食べないのか?投げるのか?
「子どもはなぜ、ご飯を食べない」のでしょうか? ちょっと客観的に考えてみましょう。子どもが片言でもお話しできるなら、子ども自身に聞いてみるのもいいかもしれません。「ご飯を食べたくない」という気持ちを持ったときの、大人である自分に置き換えてみるといいかもしれませんね。
例えばこんな理由が考えられるかもしれません。
・お腹がすいていない
・もっと遊びたい
・TVなどがついていて、気がそれてしまう
・嫌いな食材があって、食べたくない
などでしょうか。
「お腹がすいていない」ということなら、「日中あまり動いていないから」、または「おやつの量が多かったから」、まだお腹がすいていないのかもしれません。
「子どもはなぜご飯を投げるのか?」
これも理由を考えてみましょう。
・たまたま床に落としてしまったら、パパママが「ダメでしょ」と反応してくれて、ちょっと楽しくなってしまった。
・手づかみ食べしていたけれど、お腹がいっぱいになってきた。腕を動かしたら、ご飯が遠くに飛んで行って、ちょっと楽しくなってしまった。
などでしょうか。
例えばこんな理由が考えられるかもしれません。
・お腹がすいていない
・もっと遊びたい
・TVなどがついていて、気がそれてしまう
・嫌いな食材があって、食べたくない
などでしょうか。
「お腹がすいていない」ということなら、「日中あまり動いていないから」、または「おやつの量が多かったから」、まだお腹がすいていないのかもしれません。
「子どもはなぜご飯を投げるのか?」
これも理由を考えてみましょう。
・たまたま床に落としてしまったら、パパママが「ダメでしょ」と反応してくれて、ちょっと楽しくなってしまった。
・手づかみ食べしていたけれど、お腹がいっぱいになってきた。腕を動かしたら、ご飯が遠くに飛んで行って、ちょっと楽しくなってしまった。
などでしょうか。
遊び食べの理由を探しながら対処・対応を考えてみよう!
①ごはんを投げつけるとき・ごはんに集中できない場合
まずは、食べ物を投げるなど困った行動をし始めたら、やめさせることが大事です。その時に、怒鳴りつけたり、叩いてやめさせることはNGです。声がけは「もう、お腹いっぱいだね。終わりにしよう」などと声をかけましょう。
長々とお説教する方もいますが、子どもは何で叱られているのかわからなくなってしまいます。さらに毎回、叱られていると、食事の時間が楽しくなくなってしまい、場合によっては嫌な避けたい時間になってしまいます。状況を簡単に説明しつつ、“短くきっぱり”伝えることが大切です。
もし、子どもが「もっと食べる」と言えば、「じゃあ、もうちょっと食べよう」と状況によってサポートしてみます。でもまた、遊びだしたら、きっぱり終わりにして片付けてしまいましょう。大事なのは、何度も繰り返さないこと。「もっと」と言ったら、また食べられる。遊び食べをする。「終わりにしよう」と言われたけれど、「もっと」と言うとまた食べられる……。というような繰り返しになると、子どもも「何度も言えば通るのか」と思ってしまいます。なので、子どもの「もっと」に付き合わないことが大切です。
「今日の夕食は食べる量がちょっと少ないかから、遊び食べでももっと食べさせたい」と思っても、1日で見ると、まあまあ食べていると思います。また、大人でも、日によって、活動量や体調によって食べる量は違いますよね。そういう場合は無理に食べさせなくても大丈夫なので、食事時間をきっぱり終わりにすることを心がけましょう。
また、TVがついている、おもちゃが視野に入るなどだと、食事に集中することが難しくなります。食事時間には、TVを消したり、おもちゃを片付けるなどして気分を切り替えましょう。時間がなく、おもちゃを片付けることが難しければ、子どもが食事をするときに視界に入らないような位置に座らせて、食事をするのも一案です。
長々とお説教する方もいますが、子どもは何で叱られているのかわからなくなってしまいます。さらに毎回、叱られていると、食事の時間が楽しくなくなってしまい、場合によっては嫌な避けたい時間になってしまいます。状況を簡単に説明しつつ、“短くきっぱり”伝えることが大切です。
もし、子どもが「もっと食べる」と言えば、「じゃあ、もうちょっと食べよう」と状況によってサポートしてみます。でもまた、遊びだしたら、きっぱり終わりにして片付けてしまいましょう。大事なのは、何度も繰り返さないこと。「もっと」と言ったら、また食べられる。遊び食べをする。「終わりにしよう」と言われたけれど、「もっと」と言うとまた食べられる……。というような繰り返しになると、子どもも「何度も言えば通るのか」と思ってしまいます。なので、子どもの「もっと」に付き合わないことが大切です。
「今日の夕食は食べる量がちょっと少ないかから、遊び食べでももっと食べさせたい」と思っても、1日で見ると、まあまあ食べていると思います。また、大人でも、日によって、活動量や体調によって食べる量は違いますよね。そういう場合は無理に食べさせなくても大丈夫なので、食事時間をきっぱり終わりにすることを心がけましょう。
また、TVがついている、おもちゃが視野に入るなどだと、食事に集中することが難しくなります。食事時間には、TVを消したり、おもちゃを片付けるなどして気分を切り替えましょう。時間がなく、おもちゃを片付けることが難しければ、子どもが食事をするときに視界に入らないような位置に座らせて、食事をするのも一案です。
②お腹が空いていなくて食べてくれない場合
もう一つの「お腹がすいていない」ために食べてくれない場合は、1日の食事の時間を見直してみましょう。日によって食事時間が異なっていれば、なるべく整えるといいでしょう。そのためにも、朝起きる時間、寝る時間を整えること。そうすると食事の時間も定まってくるでしょう。生活リズムが整ってくると、体内時計も整ってきます。食事の時間になると、お腹がすいてくると思います。
イヤイヤ期が始まるころは、活動量が多くなってくる時期です。可能なら、日中は外に出て、公園などで思い切り遊ばせましょう。運動量が増えれば、お腹がすきますし、お腹がすけば、集中して食べるはずです。
食事を家族で食べているかも大事です。パートナーの帰りが遅いなどで、子どもだけ食べさせていると、食が進まないことも多くあります。食事の場は、コミュニケーションの場でもあります。親がおいしそうに笑顔で食べていると、子どもも自然と食べてくれるようになるでしょう。
好き嫌いで嫌いな食材を食べないこともあるでしょうが、無理やり口に押し込むのはNG。子どもがもっとその食材を嫌いになってしまいます。少しずつチャレンジさせてみるといいでしょう。食事作りを手伝ってもらうこともおすすめです。「栄養になるんだよ」などと伝えながら、ちょっとでも食べられたらほめましょう。
子どもが嫌いな食材は、苦いと感じるものなどが多いですが、これは動物的な勘で「苦い=毒」と感じているからと言われています。嫌いな食材があると親は心配になりますが、少し長い目で見て見ましょう。体重が順調に増えていればほかの食材から栄養は摂れていますから、気にしすぎることはありません。
食事の時間にはお腹がすいていて、食事の場が家族の楽しい場になっていることが大事です。そうすれば、子どもも食事に集中するようになり、遊び食べなども少しずつ減っていくことでしょう。
▼あわせて読みたい
イヤイヤ期が始まるころは、活動量が多くなってくる時期です。可能なら、日中は外に出て、公園などで思い切り遊ばせましょう。運動量が増えれば、お腹がすきますし、お腹がすけば、集中して食べるはずです。
食事を家族で食べているかも大事です。パートナーの帰りが遅いなどで、子どもだけ食べさせていると、食が進まないことも多くあります。食事の場は、コミュニケーションの場でもあります。親がおいしそうに笑顔で食べていると、子どもも自然と食べてくれるようになるでしょう。
好き嫌いで嫌いな食材を食べないこともあるでしょうが、無理やり口に押し込むのはNG。子どもがもっとその食材を嫌いになってしまいます。少しずつチャレンジさせてみるといいでしょう。食事作りを手伝ってもらうこともおすすめです。「栄養になるんだよ」などと伝えながら、ちょっとでも食べられたらほめましょう。
子どもが嫌いな食材は、苦いと感じるものなどが多いですが、これは動物的な勘で「苦い=毒」と感じているからと言われています。嫌いな食材があると親は心配になりますが、少し長い目で見て見ましょう。体重が順調に増えていればほかの食材から栄養は摂れていますから、気にしすぎることはありません。
食事の時間にはお腹がすいていて、食事の場が家族の楽しい場になっていることが大事です。そうすれば、子どもも食事に集中するようになり、遊び食べなども少しずつ減っていくことでしょう。
▼あわせて読みたい