【4歳の反抗期】どう対処すればいい?子どもの反抗期虎の巻 ①相手を叩いたり、暴言を言ってしまう

【4歳の反抗期】どう対処すればいい?子どもの反抗期虎の巻 ①相手を叩いたり、暴言を言ってしまう

育児

目次[非表示]

  1. 4歳の反抗期(4歳の壁)とは?
  2. 言葉をたくさん使えるようになり、いっぱい話したい時期
  3. 相手を叩いたり、暴言を言ったりすることも
  4. 大人が「された側」の気持ちを伝え、何がイヤだったのかを聞いてみる
子どもの成長は親にとって最高の幸せではありますが、子育ては楽しいことばかりではありません。特に頭を悩ませるのが、2歳のイヤイヤ期、4歳の反抗期、10歳の反抗期など、年齢ごとに顕著となって現れる反抗的な態度。親の言うことを聞こうとしない我が子への対応に手を焼き、ついカッとなって怒鳴ったりしてませんか?

でも、できることなら怒ったりイライラせず、親子が一緒にいる時間は笑って過ごしていたい──。そう願うパパママのために、抗期の我が子にどのように接して言い聞かせればいいか、子育てアドバイザーの高祖常子さんがアドバイスする「子どもの反抗期虎の巻」。今回のテーマは、4歳の反抗期(4歳の壁)で見られる子どもの暴力的な言葉や行動です

4歳の反抗期(4歳の壁)とは?

4歳ごろの子どもは体や運動能力が成長して自分でできることが増え、さらに言葉で気持ちを伝えられるようになります。そのため親にとっては魔の2歳(イヤイヤ期)と比較して「天使の4歳」と言われています。その一方、子どもの情緒が少しずつ発達して自我も芽生えることで、感情をうまくコントロールできないストレスと相まって情緒が不安定になり、イヤイヤ期とは違った反抗的な態度や自分勝手な行動が目立つようになります。

▼「4歳の反抗期」についてはこちらもチェック

言葉をたくさん使えるようになり、いっぱい話したい時期

子どもが4歳前後になると、言葉が豊かになってきます。保育園や幼稚園で今日やったことを報告してくれたり、自分の気持ちを表現するようになります。2~3歳くらいまではうまく表現できずにもどかしい感じだった子も、少しずつ言葉を使って、うれしかったことを伝えてくれるようになります。家にいるときは「ねえ、ねえ」と話しかけられたり、「どうして?」と質問攻めになってしまうことがあるかもしれません。

忙しいパパやママはちょっと面倒と感じるかもしれませんが、できれば手を止めて、子どもの話を聞きましょう。どうしても手が離せない時は、「これが終わったら聞かせてね」と、いつ話を聞けるかを伝えましょう。約束したら忘れたりほったらかしにせず、ちゃんと時間を取って話を聞くことが大事です。この「ちゃんと聞く」ことは、日常の中でちょっとしたことのようにも感じますが、「後でね」と言われて聞いてくれないことが重なると、子どもは、「どうせ聞いてくれないんだ」と悲しくなり、親に声をかけることをあきらめてしまったりします

伝える機会を減らしてしまうことは、コミュニケーションの機会を減らしてしまったり、心が動く機会を奪ってしまうことにもなります。忙しくてつい忘れてしまうことがあるかもしれませんが、約束したら守りましょう。守れない時には「ごめんね」と理由をちゃんと伝え、次の約束をすることが大切です。

相手を叩いたり、暴言を言ったりすることも

言葉を使いこなせるようになる4歳前後になると、怒ったり文句を言ったりもするようにもなります。でも、まだまだうまく表現できないことも多いでしょう。相手にうまく伝えられなくて子ども自身がイライラしたり、相手が聞いてくれないことに腹を立てたりすることもあります。個人差があり、また一概に男女差ということではありませんが、一般的には4歳前後だと女の子の方が言葉が達者な子も多く、大人に対して売り言葉に買い言葉のようなやりとりのあげくに、ませたような反抗口調を使うこともあるでしょう。男の子の方は、うまく伝えられない怒りが攻撃的な言動になってしまうこともあります。

そんなときに、子どもがつい相手を叩いてしまったり、「バカ」「うるせー」なんていう言葉を使うかもしれません。友だちやきょうだいにすることもありますし、親を叩いたりひどい言葉をつかうことがあるかもしれません。小さくてかわいい存在と思っていた親としては、その変化にびっくりします。パパやママとしては、「ちょっと生意気だな」と感じることが増えるかもしれません。時には「親をバカにしているのか!」とまで感じてしまうことがあるかもしれません。

でも、子どもとしては親をバカにしようとして言っているわけではありません。ここを親自身が大きな怒りとして感じ取らないことが大事です。子ども自身、自分の気持ちを論理的に整理して伝えることができないため、そのことに苛立って、つい知っている短く攻撃的な言葉を使ってしまうのです。

子どもの言葉に「子どものくせに、何言ってるんだ」とか「親をバカにしているのか!」など、怒りをぶつけるような言葉を浴びせるのはやめましょう。そんな気持ちになってしまうときは、親自身がイライラしているとき。子どもの言葉にカーっときたら、深呼吸するなどして怒りを逃しましょう。

大人が「された側」の気持ちを伝え、何がイヤだったのかを聞いてみる

子どもが叩いたり暴言を言ってきたら、「叩くのはやめて。パパ痛かったよ」と制したり、「○○って言われたら、パパは悲しくなった」と、パパ=I(アイ)メッセージで親の気持ちを伝えてみましょう。または、「友だちは、○○って言われて悲しかったんじゃないかな」など、友だちの気持ちを言葉にするということです。

そして、「なぜバカって言っちゃったの?」と理由を聞いてみましょう。または「一緒に遊びたかったんだよね」とか「わかってくれなくて、悲しかったんだね」など、子ども自身の気持ちを言語化してみましょう。子どもの気持ちが確認できたら、「今度は叩いたり『バカ』って言わないで、『○○したい』と言葉で伝えられるといいね」と、子どもと話してみましょう。

そのようなやりとりをしたからと言って、すぐに叩いたり、暴言がなくなるわけではありません。でも、その都度丁寧に対応していくと、きっと叩いたり暴言が少なくなっていきます。

さらに「叩くのを我慢したな」「今、ちゃんと気持ちを伝えられたな」という場面をキャッチしたら、すかさずそれを言葉にしましょう。「叩かないで、気持ちを伝えられてよかったね」という感じです。肯定的注目と言いますが、いい行動ができたら、そこに注目して言語化して認めること。その繰り返しによって、子どもは相手への関わり方を学んでいきます。

今までの年齢では見られなかった我が子の攻撃的な言動に親として戸惑うこともあると思いますが、こうした4歳前後の子どもならではの発育状況を踏まえた上で、健全な成長につながる対応を心がけてみてください。

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