夫婦喧嘩が児童虐待になる?研究で明らかになった「面前DV」が子どもの脳に与える悪影響とは

夫婦喧嘩が児童虐待になる?研究で明らかになった「面前DV」が子どもの脳に与える悪影響とは

育児

目次[非表示]

  1. 言葉の暴力も要注意!夫婦喧嘩は子どもの脳を傷つける
  2. 年々急増している子どもへの「心理的虐待」──夫婦喧嘩もその一つ
  3. 夫婦喧嘩をなくすコツと、子どもに見られた時のフォロー
  4. パパママの穏やかな表情が子どもの心を豊かに育てる

夫婦喧嘩をなくすコツと、子どもに見られた時のフォロー

これまで家menでは、アンガーマネジメントの専門家である稲田尚久先生に、夫婦喧嘩を減らすためのコツを数回に渡って解説していただきました。夫婦間の衝突が激しい暴言や暴力にエスカレートしないためには主に次のようなアクションが有効なので、ぜひ意識してみてください。

■カッとなったら6秒間深呼吸して冷静さを取り戻す
■夫婦間の「こうするべき」のギャップを理解し、お互いに許し合う
■どうしても譲れない場合は、相手を尊重しながら自分の意見を伝える


▼詳しくはこちら
どうしても夫婦喧嘩になりそうな場合は、子どもが見ていない場所で行うという配慮も一つの選択肢。とはいえ、家の中でパパママが大声で喧嘩していたら子どもに聞こえるし、つい気になって様子を伺いに来てしまい、激しい喧嘩を目の当たりに…という事態もありえます。

そんな時はひとまず冷静になって喧嘩を止め、まずは怖い・不安・悲しい気持ちにさせたことを子どもに謝りましょう。そして「〇〇が理由で意見が分かれてつい言い合いになってしまったけど、パパとママは嫌いになってないから心配しないで」と喧嘩の経緯を丁寧に伝えながらフォローすれば、ある程度子どもも事態を理解した上で安心できるはず。さらに可能であれば、「ママ、ごめんね」「パパ、ごめんね」とその場でお互いに謝って仲直りを示すと、子どもへのフォローとしてベターでしょう。

パパママの穏やかな表情が子どもの心を豊かに育てる

また、夫婦喧嘩中はつい険しい表情になりがちですが、パパママの表情が子どもに与える影響についても大変興味深い研究があるのでご紹介しましょう。

幼児研究の第一人者であるハーバード大学のエドワード・トロニック博士が、笑顔で赤ちゃんと遊んでいたパパママが急に睨みつけるような無表情になるとどんな反応を示すか調べる「無表情実験」を行いました。すると、それまでご機嫌だった赤ちゃんはその異変に気づき、まずは以前の笑顔に戻ってもらうよう手を叩いたりして注意を惹こうとしますが、その効果がないと分かるや次第に表情が曇って泣き出してしまいました。

この実験は赤ちゃんだけが対象でしたが、パパママの表情と子どもの感情が密接な関係にあることは、パパママのことが大好きで愛着感情(アタッチメント)を育む途上にある幼少期の多感な子ども全般に当てはまると考えられるでしょう。

■無表情実験

Still Face with Dads

出典: YouTube

夫婦間の衝突でイラっとしたり、あるいは日常の仕事や子育てに疲れてしまうと、つい表情が険しくなることはあります。しかし子どもは大人が思っている以上にパパママの表情や仕草を敏感にキャッチし、その異変から不安やストレスを感じる場合があります。常に笑顔でいることは難しいかもしれませんが、子どもの愛着形成や情緒面での健全な発育のためにも、穏やかな表情を通じて感情のやり取りを行うように意識してみましょう。

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