子ども用ハーネス(迷子紐)は親と子をつなぐ大切な命綱!使い方と選び方のポイント

子ども用ハーネス(迷子紐)は親と子をつなぐ大切な命綱!使い方と選び方のポイント

育児

目次[非表示]

  1. 実は数百年の歴史がある!子ども用ハーネス(迷子紐)とは
  2. 子ども自身はハーネスをどう思っている?
    1. 親から少しくらい離れても自由に動くことができる
    2. 子どもにとって、大人と手をつなぐのは疲れる
  3. 子ども用ハーネスのオススメの選び方
    1. ①転倒しにくい構造かどうかチェック
    2. ②サイズ調整が可能だと安心して長く使える
    3. ③紐の長さは1m以内までが安全
  4. 子ども用ハーネスの使用時に注意すべきこと
    1. ①子ども用ハーネスは“操る道具”ではなく“安全補助のお守り”
    2. ②子ども用ハーネスに安心しすぎず、子どもへの注意と関心を絶やさない
近年、街中や公共施設で使用している親子連れの姿をたびたび見かける「子ども用ハーネス(ベビーハーネス)」。「迷子紐」という呼ばれ方もされるように、自分で歩けるようになった小さな子どもが親から遠くへ離れないよう、親と子をつなぐ“安全と安心を守る紐”として利用者が増えています。

しかしその一方、ペット用リードのような見た目から否定的な意見も少なくなく、ここ数年でも幾度となく議論が巻き起こってきました。フリーアナウンサーの高橋真麻さんがブログで子ども用ハーネスの使用を報告したところ、SNSを中心に賛否両論の声が多く挙がりました。

実は数百年の歴史がある!子ども用ハーネス(迷子紐)とは

近年になってよく見かけるようになった印象もある子ども用ハーネスですが、実はその歴史は中世ヨーロッパまでさかのぼります。子どもの服に細長い布を縫い付けた「リーディング・ストリングス」が始まりとされ、主に歩き始めたばかりの子どもの歩行をサポートするアイテムとして、庶民だけでなく上流階級も使用。19世紀ごろから現在のようなハーネス型へと形状を変え、欧米では著名人にも愛用されるほど広く普及しています。
その一方、20世紀に入って子どもの人権に対する意識が高まるようになると、子ども用ハーネスはその見た目から日本に限らず世界でも「まるで動物を引っ張ってるみたい」「子どもが可哀そう」「虐待ではないか」などの反対意見が挙がるようになりました。個人を尊重し多様な文化を持つ欧米ではハーネスへの理解が徐々に広まっていきましたが、集団の調和を尊ぶ日本では“他人(普通)とは違うこと”に対する抵抗感も相まって、なかなか広く理解を得られない状況にあります。

テレビの街頭インタビューなどを見た限りだと、反対意見を主に挙げているのは、未婚の方や子育てを卒業した中高年の方たちに多く見受けられます。一方、育児中のパパママからは、実際にハーネスを利用していなくても理解を示す声が多く聞かれます。では、なぜ育児中のパパママは子ども用ハーネスに理解を示す傾向にあるのか? それは、「小さな子どもの行動は、とにかく気まぐれかつ予測不能」だということを、身をもって知っているからです。

一緒に歩いていたつもりが好きな場所に勝手に行ってしまったり、興味を惹かれたものが視界に入るや衝動的に走って駆け寄ったり…。また、仮に親が手をつないでいてもパッと振りほどいてしまうことも珍しくありません。実際、ウーマンエキサイトが7191人の親に行った調査(※)でも、全体の95%が「子どもの行動に危ない!と肝を冷やした経験がある」と答えています。いつの間にか親から離れて迷子(あるいは連れ去り)になる前に、また急に車道に飛び出して事故に遭いそうになった時、子どもを紐で引っ張り守ることができるハーネスは、まさに“安心・安全の命綱”なのです。
※子どもは事故と隣り合わせ!? 「一瞬で起こるヒヤリ事故」体験談【パパママの本音調査】 Vol.347

子ども自身はハーネスをどう思っている?

こうした子ども用ハーネスに関する議論は一般的に大人の目線で交わされていますが、着用している側の子どもは実際どう思っているのでしょう?
ある利用経験者のツイートによると、大きくなった我が子に子ども用ハーネスの感想を尋ねたところ「楽で好きだった」という答えが返ってきたそうです。その理由として、次の2つを挙げていました。

親から少しくらい離れても自由に動くことができる

好奇心旺盛な子どもにとって、親にギュッと手を握られ自由な動きを完全に制限されるのはつまらないもの。その点、移動範囲に制約があるとはいえ、子ども用ハーネスを装着することによってハンドフリーで自由に動けるのは、子どもにとってはちょっとした冒険で嬉しいかもしれませんね。
また、近年はこちらの商品のように動物や童話をモチーフにしたリュック型ハーネスも多く発売されていて、人気を集めています。こんなにかわいいと、子どもがすすんで「付けたい!」と言ってくれそうですね!

ただしリュックを夏場にずっと背負っていると背中が蒸れやすくなるので、季節によってシンプルな子ども用ハーネスと使い分けるといいでしょう。

子どもにとって、大人と手をつなぐのは疲れる

言われてみたら確かに大人でも、ずっと腕を肩より上に上げ続けていると、腕がだるくなったり肩が痛くなってきますよね。しかも、そんな状態で大人の歩くスピードに合わせて歩くとなると辛い!子どもが手をつなぐのを嫌がることは珍しくありませんが、その気持ちも分かります。

ハーネスというとペットの首輪のようなイメージが思い浮かびがちですが、実際は紐が付いたアタッチメントやベルトを胴体に装着しているので、紐が食い込んで子どもが苦しくなることはありません。また、紐が付いたリュックを背負わせるタイプもあり、子どもにとってはアタッチメント型よりも“拘束されている”感じがせず、大人も他人からの見た目をあまり気にせず使用しやすいでしょう。

大きなカブのみなさんといっしょ! ハーネス付きリュック(画像提供:株式会社フェリシモ)

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