
【三つ子の育児】寝るか泣くか…乳児期で最も大変だった“3人分のお世話”は?
以前、女の子の三つ子3人を育てる広告制作会社勤務の寺門さんに「育休を3カ月間取得した三つ子パパの毎日とは?」や「男の育休ファイル」にご登場いただいたところ、三つ子のあまりの可愛さに大きな反響が集まりました。
そこで今回から、子どもたちの成長時期ごとに全3回に分けて、寺門さん一家の育児日記がスタート! 三つ子ならではの独自の子育てやドタバタ面白エピソードを紹介してもらいます。第1回のテーマは「乳児期」です。
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ベビー用品はすべて3人分!期間限定の“大物”はレンタルも活用
子ども3人を自宅に迎え入れたのは、病院のNICUから退院した生後1ヵ月半のこと。退院当日から育休をスタートできるよう会社に申請し、必要なベビー用品もそれまでに3人分揃えておきました。肌着はもちろん、ベビーカーも3人分…家計に響くけど、1人ずつ必要な物を惜しむわけにはいきません。
唯一、寝かしつけに使うベビーバウンサーだけは買うかどうか迷いましたが「1年以上使う物は、十分元が取れるし買おう」と決心。そうした基準から、授乳だけでは足りないかもしれないミルク量をどれだけ足せばいいか把握するために量るベビースケールを、4ヵ月間だけレンタルで済ませました。
パパ1人で3人を寝かしつけ!三つ子の育児に役に立った道具・アイテムとは
昼間の赤ちゃんは、だいたい“寝てるか泣いてるか”のどちらか。そして3人のお世話は基本的に、何でも3人別々に同時進行。「お姉ちゃんが飲み終わるまでミルクは待ってるからね」なんて気を利かせるわけがありません。
例えばミルクをあげるにしても、ママが授乳している間にパパが哺乳瓶でミルクをあげ、もう一人は授乳クッションとタオルで固定した“セルフ飲み”。
沐浴はキッチンのシンクにベビーバスを置き、パパが洗い終わったらママに渡して拭いてもらう、というムダのない分担・連携を徹底しました。
面白かったのは、寝かしつけで3人それぞれ「パパ(ママ)じゃないと寝つけない」という時期の変化があったこと。
「今はパパ(ママ)に甘えたい」とか赤ちゃんなりに感情があったんでしょうかね…。というのはあくまで願望。身もふたもないことを言うと、ママが抱っこすると「おっぱいがもらえる」と思って寝ないけど、パパだと「あ、おっぱいをくれない人だ」とあきらめて寝たんでしょう(笑)。
最初はいくら抱っこしてもなかなか寝てくれませんでしたが、会社の先輩ママに勧められた抱っこヒモを使うと効果てきめん! お昼寝の時はさらにバウンサーを活用し、ぐっすり眠りにつかせることができました。
おしゃぶりで三つ子の“時間差”夜泣き対策
乳児期のお世話で大変だったのは、やっぱり夜泣きの対応!
家族全員で同じ部屋に寝て、赤ちゃんが泣いたら夫婦2人ともパッと起きて対応していましたが、当然ながら夜泣きのタイミングは3人バラバラ。1人を寝かしつけてちょっとウトウトしたら、別の子の泣き声で目が覚める…の繰り返し。そこで、泣き出したらすぐ「おしゃぶり」をくわえさせることにし、すぐくわえさせられるよう赤ちゃんの近くに置いていました。
ちなみに、双子や三つ子が同時に泣く“つられ泣き”の経験談をよく聞きますが、ウチの3人はなかったはず。泣くといえば、ピコ太郎のPPAP動画を見せたらピタッと泣き止みましたよ、3人とも(笑)。知り合いの家庭でも「ピコ太郎で泣き止んだよ」と言っていたので、赤ちゃんがぐずったら一度試してはいかがでしょうか。
愛猫も三つ子の夜泣きで寝不足に?
そんな生活スタイルの変化の影響を受けたのは、大人だけではありません。
ウチでは三つ子が産まれる前から猫を飼っていましたが、ある日いきなり泣いてばかりの赤ちゃんが3人も増えたからビックリしたんでしょうね。ストレスでお腹の毛が抜けてしまった時期もありましたよ。
それでも今は、子どもが昼寝している横にゴロンと寄り添ったり、子どもも「ニャンニャ〜ン」と呼んで猫じゃらしで遊んだり、すっかり仲良しですよ。
ベビー用品から子どものお世話まで何でも“3人分”必要なことは想像がつきましたが、夜泣きの対応も3人分というのは大変だったでしょうね…。それにしても、3人同時の寝かしつけとはさすがです!次回は、立ち歩きができるようになった幼児期のお世話や遊びのエピソードを紹介してもらいます。お楽しみに!
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