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『遠い空の向こうに』 | 夢を追う我が子に父ができることは?感動の実話

父親が子どもに「生きる手本」を示すには?

「親はなくとも子は育つ」ということわざがありますが、やはり親としては子どもがまっすぐに成長できるよう、いろいろ支えたり手本を示しながら導いてあげたいところです。


ただ、子どもをどう未来へ導けばいいのか、悩みは尽きません。


そんな方たちにぜひ見ていただきたい作品が、NASAロケット・エンジニアとなったホーマー・ヒッカムの自伝を映画化した『遠い空の向こうに』です。

ひたむきな夢が起こす奇跡に涙

米ソ宇宙開発競争の渦中にある1957年10月。

ソ連の人工衛星スプートニクを夜空に見た高校生ホーマーは「自分でロケットを飛ばそう」と夢を抱き、悪友たちと本格的なロケット作りに挑みます。


しかし彼が住んでいるのは、米国東部の閉鎖的な炭鉱町。


炭鉱の現場監督を務める頑固親父ジョンに「くだらない夢を見るな」と頭ごなしに反対されてしまいます。それでもホーマーは、生徒思いな物理教師ミス・ライリーら周囲の人々の協力を得て、次々と迫る苦難を乗り越えながら夢に前進していくのです。


ジョンは自分と同じ立派な炭坑マンになってほしいと願うあまりつい厳しいことを言いますが、ホーマーの熱意や周囲の応援に触れるうちに、息子の夢を少しずつ理解していきます。一方のホーマーも、ある事件をきっかけに一度は夢をあきらめ炭鉱で働くことになりますが、そこで炭鉱労働の厳しさを身をもって知り、父の偉大さを初めて理解します。

子どもは父親の背中を見て育つ

子どもにうまく愛情を伝えられない父親たちにとって、つい自分を重ねたくなるのはジョンの方でしょう。昔気質なジョンにできるのは、炭坑マンとしての誇りを黙々と貫き、自分の生き方を背中で示すことだけ。でもホーマーは、そんな父親の姿をしっかり見て、大人の男としての理想像を見出すのです。


口下手でもいい。いや、背中越しでもいいから、ジョンのように子どもに自分の人生を語りましょう! きっと子どもなりに何かを感じ取り、将来への道しるべとするはず。


不器用なジョンに感情移入して一人で男泣きするのもいいですが、子どもと一緒に見て「夢を追い続ける大切さ」を実感させるのもオススメ。きっと親子の絆を深め、心に残る作品となるでしょう。


<作品情報>

『遠い空の向こうに』(1999年) / アメリカ / 上映時間:108分 

© 1999 Universal Pictures

上村 真徹(ライター・編集者)

上村 真徹(ライター・編集者)

家庭では妻の笑顔と娘の成長を最大の生きがいに、週末の料理やデザート作りで家族の胃袋をつかんでいる。最近は娘が成長し、以前ほど甘えてくれなくなったのが悩みのタネ。映画は新作・旧作問わず、年間100作品以上鑑賞。マイベストムービーは『ゴッドファーザー』だが、実は泣ける映画好き。

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