ごはんを置く位置は左?右? 食育の基礎を子どもに伝える“共食”のススメ

親子が一緒に食卓を囲むことは、日々の生活報告やコミュニケ―ションを深める機会となるだけでなく、子どもに食育の基礎を伝える習慣にもなります。

そうした意味でも、家族みんなで食事を取る「共食」はとても大切な習慣です。


でも、もし大人が食育の基礎を誤って実践していたら、それを見た子どもにも誤った知識が伝わってしまうことも…。


そこで今回は、株式会社インテージリサーチが行った「食育・孤食に関する意識調査」の結果を元に、大人でも間違いがちな食育の基礎やその実態をご紹介します


目次[非表示]

  1. 1.ごはん茶碗と汁椀を、ほぼ半数が正しく置いていない
  2. 2.「渡し箸」「かき箸」をしている人は4割
  3. 3.平日に一人で食事を取る30~40代男性の割合は約半数!
  4. 4.子どもの「孤食」を防ぐには?
    1. 4.1.朝食は必ず一緒に食べる
    2. 4.2.帰宅後の夕食や家事は“手抜きもよし”とする


ごはん茶碗と汁椀を、ほぼ半数が正しく置いていない


日ごろのごはん茶碗と汁椀の位置について、正解の「ごはんが左、汁が右」としている人は53.1%。残りのほぼ半数が、正しく食器を置いて食べていないことが分かりました。


性年代別で見ると、女性はどの年代も半数程度が正しく置いていますが、40歳未満の男性では「特に決まりはない」が3割弱、40~70歳代では「ごはんが右、汁が左」が2割強。中高年層であっても正しく食器を置いていない人が一定数存在するようです。


【問】 あなたの食卓では、日ごろ、ごはん茶碗と汁椀の位置関係はどうなっていますか。最もよくあるパターンを一つお選びください。

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「渡し箸」「かき箸」をしている人は4割


箸使いについて「よくある」「ときどきある」の回答合計を見ると、「渡し箸」「かき箸」が高く、それぞれ約4割!

一方「拾い箸」については、「まったくない」が約8割とほとんどの人が正しく使えていることが分かりました。


ちなみに性年代別で見ると、男性では「寄せ箸」「刺し箸」「かき箸」、女性では「渡し箸」の割合が高くなっていました


【問】 あなたは、次のような箸使いをすることがありますか。それぞれについて最も近いものをお選びください。

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平日に一人で食事を取る30~40代男性の割合は約半数!


こうした食育の基礎を子どもに伝えるには、家族で一緒に食事を取る「共食」を通じて大人が手本を示すことがスムーズなのですが、実際のところ子どもと一緒に食事を取っているパパの割合は?


【問】 あなたの普段の生活についておうかがいします。あなたは平日(お仕事や学校がある日)、食事をどなたと食べることが多いですか。

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上のグラフは性別・年代問わず統計したものですが、この結果を30~39歳・40~49歳のパパ世代に絞ると、およそ半数が「平日の食事は一人で取っている」という実態が判明(※)。

平日はどうしても仕事で家に帰るのが遅くなり、子どもたちと食事時間がずれてしまうという生活実態が伺えます。


また、調査結果には表れていませんが、共働き夫婦の場合は帰宅したパパママがあわただしく家の用事を済ませ、家族一緒にゆっくり座って食事を取ることができないケースも想像に難くありません。

※食育・孤食に関する意識調査 資料編


子どもの「孤食」を防ぐには?

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確かに平日に子どもたちの生活サイクルと合わせて食事を取るのは難しいことですが、とはいえ食卓でのコミュニケーションや食育の機会が休日だけに限られてしまう状況は、親としても何とか改善したいところですね。

そこで、次のように可能な範囲で「共食」の機会を増やしてみてはいかがでしょうか。


朝食は必ず一緒に食べる


子どもたちと夕食を食べられる時間に帰宅できないパパでも、1日のスタートを一緒に迎えることができる朝であれば、食事を一緒に取ることは難しくないはず

出社ギリギリまで寝られるよう朝食を抜くという方も少なくないようですが、ちょっと頑張って早起きの習慣を付けて、短時間でも子どもと一緒に食卓に座りましょう。


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帰宅後の夕食や家事は“手抜きもよし”とする


料理の栄養バランスや品数を追求するあまり、台所にいる時間が長くなり、子どもと食卓に座る時間が短くなっていませんか?


帰宅直後で時間に余裕がない平日は特に、冷凍食品やスーパーの惣菜を積極的に活用することで料理の準備時間を短縮し、一緒に食べる時間を増やすことを優先してはいかがでしょうか

子どもにとって大好きなパパママと一緒に食べる料理は、一人で食べるよりも格別においしく感じることができるはずですよ。


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食育の基礎的な習慣は、家族と団欒しながら食事を取る中で育まれていくもの。

この機会に大人も食育の知識を改めて見直しながら、家族で一緒に食事を取る「共食」の機会を積極的に設け、食生活の基礎と食の楽しさを子どもに伝えてあげましょう。


【調査概要】

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

調査対象者:マイティモニター 全国16歳以上79歳までの男女個人

サンプル構成:平成27年国勢調査ベース(性別×年代別×居住エリア×未既婚)母集団準拠

設計数:10,803サンプル

調査期間:2019年3月25日(月)~3月27日(水)

調査内容:平日・休日の食事の状況やごはん茶碗と汁椀の位置、箸使い

調査実施機関:株式会社インテージリサーチ


【株式会社インテージリサーチ】 http://www.intage-research.co.jp/

株式会社インテージリサーチ(本社:東京都東久留米市、代表取締役社長:井上孝志)は、インテージグループの一員として、社会・公共領域をテーマとした調査研究、公的統計調査の受託や民間の市場調査のデータ収集を行っています。

家men編集部
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この記事は家men編集部がお届けしました!男性視点で家事や毎日がもっと楽しくなるような情報を発信していきます!

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