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家事が苦手なパパでも大丈夫!今すぐ使える3つの家事シェア術とは

「家事シェアなんてしょせんは理想論」

「ごく一部のできるパパだけしかできるわけない」

と冷ややかな目でイクメン・カジメンを眺めている男性の皆様。

すべてを完璧にこなしているパパなんて(多分)いません。みんなそれぞれに試行錯誤しながら、できることをやっているにすぎないのです。

 

とはいえ、せっかくのパパの「善意」の家事が空回りしてしまったらもったいない。

家事シェアにはやっぱり踏まえておくべきコツがあるのです。

 

今回は「家事に費やす時間がない」「家事スキルもない」というパパでもすぐに始められる、家事シェアのコツを3つお話します。

 

つたない家事でも感謝されるために必要なこと

前回お伝えしたように、ママが抱える家事のイライラの原因は「負担」と「不満」があります。

 

ママの家事負担の軽減だけを考えると、解決策は「パパの家事スキル向上」に向かっていきがち。でも、家事スキルって付け焼き刃の知識やノウハウなんかよりも圧倒的に、経験と積み重ねによって培われるものなんです。

 

時短ワザやしみ抜きワザなどは、面白いし役に立ちますが、それらのワザを使いこなすにはベースの力が必要。そもそものレベルが低いと強い装備を使いこなせない、みたいなイメージです。

なので家事スキルの向上は、どうしても中長期戦になります。

 

ということで、スキルが低くても今すぐ実践できる家事シェア術は以下の3つ。

 

■今すぐ使える家事シェア術

①   家事のマイナスを増やさない

②   自分の面倒は自分で見る

③   パラレル家事

 

①家事のマイナスを増やさない!

パパの存在がママの負担を増やしてる!?

こちらのデータをご覧ください。

これは「パパの在宅時間とパパの家事時間の関係」「パパの在宅時間とママの家事時間の関係」を示したデータです。

在宅時間が長いパパほど家事をやっている、というグラフ①。

パパの在宅時間が長いほどママの家事時間も長くなる、というグラフ②。

 

パパが家にいて家事しているのに、それ以上にママの家事負担は増えているという事実。

どうしてこんなことになってしまうのでしょうか?

 

次にこちらの図をご覧ください。

家事というのはほとんどが、散らかった部屋や汚れた服・食器など「マイナスになった状態」を「0に戻していく」、つまり元通りにする作業なのです。

そしてこのマイナスが少ないほど、0に戻す手間も少なくて済む。

ですがもしもパパの在宅によって、パパが家事をする以上にマイナスを生み出しているとしたら…。

それらを0に戻すママの家事負担はいつも以上に増えてしまうというわけです。

 

では、パパが増やしてしまいがちなマイナスとは何か見てみましょう。

 

【家事のマイナスチェック】

□帰ってきた時、洋服をソファや椅子の上に何となくかけっぱなしにしてしまう

□トイレットペーパーや洗剤など、使い終わっても自分では補充しない

□リビングで使ったカップやゴミなどを、洗ったり捨てたり最後まで自分で処理しない

□届いた自分の郵便物をいつまでもテーブルの上に出しっぱなしで片付けない

□トイレや洗面台を汚してもその場でキレイにしない

 

どれくらい当てはまってしまったでしょうか?

例えばこういった普段の何気ない行動が、知らず知らずのうちにママの手間を増やしてしまっているかもしれませんね。

 

②自分の面倒は自分で見る

パートナーにとって自分がどんな存在なのか聞き合ってみる

上記の「家事のマイナスを増やしてしまう」にもつながりますが、妻(パートナー)から見て自分がどういった存在なのかを一度見つめ直してみることは、パートナーシップを考える上でとても重要かもしれません。

 

【妻から見た夫のあり方例】

□とにかく仕事に全力を注いでほしいから、他のことは全部引き受けてあげたくなる存在

□夫がいてくれることで自分自身の生きがいや幸せを共に実現させられる存在

□生活費さえ稼いでくれたら、後はあんまり関わり合いになりたくない存在

□何でも話し合える、頼り合える心強い存在

 

どんな夫婦の関係を築いていくかに、理想の答えがあるわけではありません

ただ、パートナーにとって自分がどんな存在なのか聞き合った時に、「一緒にいてよかったな」とお互いが思えるような存在であれたら最高ですよね。

 

ママ向けの講座などでも、ママの口からよく聞かれる「私はあなたの母親じゃない」と言うセリフには、長い夫婦生活を営む上での想いが現れているように感じます。

 

③パラレル家事

一緒にいる時間こそ、家事シェアのチャンス

家事に費やす時間を限られたパパが「掃除担当」や「洗濯担当」を担うのはなかなか荷が重いかもしれません。

そうすると結局「ゴミ捨て担当」が関の山。

家事の担当制は、パパの家事スキルとやる気、時間的コミットが高くないとなかなかうまくいきません

 

そこでオススメなのが、パラレル家事

休日や平日の朝など家族が揃っている時間帯で、ママが家事をしている時間はパパも家事をやろう!というものです。

ルールは簡単。

「〇〇していない方が□□する」で家事分担を行います。

 

例えば「料理していない方が、お風呂の準備をする」「部屋の掃除をしていない方が、トイレの掃除をする」「朝ごはんを作っていない方が、子どもにご飯を食べさせる」など。

パパがママに対して声がけをするのであれば「〇〇してくれている間に、□□しておくね!」と言うと効果的。

ちゃんと家事シェアしてるよという声がけ1つで、ママが抱える家事育児の不満(家事分担の不公平感)を大きく軽減することができます。

 

さいごに

前回お話したように、パパには家庭に対してのオーナーシップが求められています。

そのオーナーシップをどうやったら示すことができるか。それが今回ご紹介した3つの方法になります。

どの方法も、特別な家事スキルなんてまったく必要ありません。

そして、今すぐに始められます。

 

「そうは言っても、家事するといろいろダメ出しされるんだよ。もう面倒くさくてやりたくなくなっちゃったんだよ」とお嘆きのパパさん。

次回は、家事スキルについての考え方をご紹介します!

 

『家族を笑顔にする夫婦の思考法』その他の記事はこちら>

 

三木智有

三木智有

日本で唯一の家事シェア研究家 / 子育て家庭のモヨウ替えコンサルタント / 内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員 フリーでのインテリアコーディネーターを経て、2011年に男性の暮らし方を変えていきたいとNPO法人tadaima!を設立。”10年後、20年後も「ただいま!」って帰りたくなる家庭にしよう!”をスローガンに家族の家事シェアを当たり前にする活動を行っています。

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