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寝室の臭いは2種類の菌が原因だった!睡眠を妨げる臭い対策をしよう!

はじめまして。大きな工場から身近な生活空間まで、あらゆるニオイ問題を捜査し解決する、通称“におい刑事”こと臭気判定士の松林宏治です。家庭のさまざまな場所で発生するイヤなニオイの犯人と撃退法を、豊富な捜査経験を持つ“におい刑事”が分かりやすく分析しアドバイスします。

答えは現場にある!


目次


  1. 寝室のニオイ犯はズバリ「雑菌由来のニオイ」と「付着したニオイ」!
    1. 犯人1.「雑菌由来のニオイ」
    2. 犯人2.「付着してしまったニオイ」
  2. 寝室の嫌な臭いの撃退法
    1. 雑菌退治には、NO!湿気
    2. ニオイが気になるスーツは、浴槽に吊るせば消臭効果抜群!
  3. 【まとめ】寝室のニオイ犯の犯行を未然に防ぐには…

寝室のニオイ犯はズバリ「雑菌由来のニオイ」と「付着したニオイ」!

ベッドで寝ているとなんだか不快なニオイが気になって、ぐっすり眠れないというアナタ。枕、シーツ、マットレス、カーテン、服、クローゼット、エアコン…思い当たるニオイ発生源が1つや2つはあるのではないでしょうか。


犯人はズバリ、「雑菌由来のニオイ」と「付着したニオイ」です!


では、彼らはどのようにして犯行に及んだのか。“におい刑事”が事件現場を鑑識し、捜査結果を詳しく解説します。

犯人1.「雑菌由来のニオイ」

1つ目の「雑菌由来のニオイ」というのは、この場合「汗」が主原因として挙げられます。


人間は寝ている間にもコップ1杯分の汗をかくと言われていますが、枕やシーツ、マットレスは汗を吸湿してくれる効果もありますので、そこまでは問題ありません。なぜなら、汗そのものは、実はそこまでニオイはないからです。


しかし、その汗を放置する、あるいは放置せざるを得ない状態になると、放置された汗を栄養源として雑菌が繁殖してしまいます。その雑菌の繁殖過程や活動過程でニオイを発生させてしまうため、雑菌がニオイの発生源となるわけです。


また、エアコンのニオイが気になる時も、熱交換器の部分に繁殖した雑菌が原因となっているケースが考えられます。他にも壁面等にカビが発生している場合は、カビ菌が原因となってカビ臭を発生させているケースも考えられます。これが、1つ目のニオイの原因です。


犯人2.「付着してしまったニオイ」

2つ目の「付着してしまったニオイ」については、まず、付着したニオイがどこから来たのかを突き詰めていく必要があります。


例えば、飲み会等で自分のスーツや衣類に付着したタバコ臭や料理臭を持ち込んでしまうケースもあるでしょう。他にも、寝室で発生したニオイが室内を漂い、結果として室内に付着してしまうケースも考えられます。もちろん、ペットのニオイやクローゼットの中の防虫剤のニオイ、家具類から発生する揮発性有機化合物のニオイ等も付着臭の元として、可能性を考慮する必要があります。


いずれにしてもニオイ分子というのは、細かい穴が空いた構造で表面積の多い、壁や床、天井、衣類やカーテン、マットレスといった多孔質なところには、どんどん入り込んでしまいます。そして一旦、入り込んで付着しまったニオイ分子は、じわじわと出てきますので、いつまでもニオイを感じる状態となってしまうというのが、2つ目のニオイの原因です。


寝室の嫌な臭いの撃退法



さて、「雑菌由来のニオイ」と「付着したニオイ」の犯行が分かったところで、次はニオイ犯の撃退法を詳しく解説します。


雑菌退治には、NO!湿気 

1つ目の原因である「雑菌」対策としては、雑菌を退治してあげる事と、雑菌が繁殖しにくい環境を整えると良いでしょう。


雑菌の栄養源となる汗を吸湿した枕やシーツについては、理想としては毎日洗濯をする事で解決できます。しかしなかなかそれは難しいでしょうから、お休みの日には必ず洗濯をする等、一定期間ごとに必ずリフレッシュして除菌しましょう。また、日々のお手入れとしては、雑菌は高温多湿になると繁殖しやすくなるので、扇風機や布団乾燥機等を活用し、湿気を飛ばして、なるべく雑菌が繁殖しにくい条件を整えると良いでしょう。あとは換気も大切ですので、毎日最低でも30分以上は、窓をあけて外気を導入しましょう。


ニオイが気になるスーツは、浴槽に吊るせば消臭効果抜群!

2つ目の付着臭については、ニオイ分子を持ち込まない事が大切です。


飲み会や会食でスーツに付着したタバコ臭や焼肉臭等は、そのまま寝室で脱いで置いておくと、徐々にスーツからニオイ分子が出てきて、寝室の壁や床、天井、カーテン等に入ってしまいます。また、クローゼットにスーツをしまった場合は、他の衣類にニオイ分子が入ってしまいます。スーツや服等にニオイが付いていると感じる場合は、一晩、ベランダで干しておくか、浴室に干して換気扇を回した状態にしておく事をおすすめします。


出張先はもちろん、ご家庭でも、入浴後の湿った浴室に、ニオイが気になるスーツを10分~20分くらい吊るしておくのも、消臭術としては有効です。水溶性のニオイであれば溶けてくれますし、高温多湿な状態で活発化したニオイ分子が、より揮発をしやすくなるからです。他にも、天日干しは、紫外線が雑菌を退治してくれる効果があるので有効活用しましょう。


さらに、寝室は「寝る」空間であるため、暑い・寒いや音の問題で、24時間換気を止めてしまうケースも見受けられます。その状態ですと、寝室で発生したニオイ分子の行先が寝室のどこかになってしまいます。24時間換気を作動させておけば、空気が入れ替わりますから、その空気と一緒にニオイ分子も外へ出ていく確率が高くなり、付着しにくい空間となります。


最後に、“におい刑事”が実践しているニオイ犯撃退法の1つをご紹介しておきます。

除菌消臭機能を搭載している扇風機(市販のものです)を、朝、家を出る時に、1時間後に切れるタイマー設定で寝室内にて稼働させていく方法です。除菌効果や消臭効果のある機能を搭載している扇風機や空気清浄機をお持ちで、ニオイ犯に困っている方はぜひ試してみて下さいね。


【まとめ】寝室のニオイ犯の犯行を未然に防ぐには…

・雑菌が発生しにくい環境を整える事

・ニオイ分子を持ち込まない事、付着させない事


という2点を心がけてみて下さい。

では次の事件現場で会いましょう!


『におい刑事の気になるにおい事件簿』その他の記事はこちら>


※本記事の情報については、ご自身の判断で自らの責任において行ってください。
※本文中の薬品のお取り扱いには十分ご注意ください。


松林宏治(におい刑事)

松林宏治(におい刑事)

1976年愛知県名古屋市生まれ。1999年南山大学経済学卒業(環境経済学専攻)/ 消臭・脱臭専門会社「株式会社共生エアテクノ」代表取締役(2003年創業)/ 臭気判定士(国家資格)。「においで困っている全ての人や企業に深呼吸空間を創造する」事をミッションに、異臭漂う工場のにおい対策から、日常に潜む身近なにおいのトラブルまで、あらゆるにおい問題を手掛ける「クサイに挑むプロフェッショナル」 共生エアテクノHP: https://www.201110.gr.jp/ 運営ブログ「におい刑事のにおい110番ブログ」: https://ameblo.jp/nioideka/

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