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家事シェアのコツ!心地よく分担している夫婦にみるたった1つの共通点とは

家事シェア研究家としてNPO法人tadaima!を運営している三木と申します。

この連載では『家族を笑顔にする夫婦の思考法』と題し、上手に家庭にコミットするための思考法について発信していきます!


家事を心地よくシェアしている人たちが実践し、家事シェアがあまり心地よくできていない人たちが見落としている、たった1つの共通点があります。

それは「家事はパートナーから教わる(パートナーに教える)ことじゃない」ということ。


でも「ウチでは家事が得意なママから、家事のやり方を教えてもらっている」「ウチの夫は全然家事できないから、1から私が教えている」ってご夫婦もたくさんいます。

ではなぜ、それでは上手くいかないのか?

今回は、夫婦間で家事を「教える・教わる」という関係から一歩先へ進むための方法を考えてみたいと思います。


家事の正解はママが持っている!?


「ママの方が家事が得意だから、かなわない」

「パパは家事ができないから安心して任せられない」

こうしたパパ・ママが抱える相手に対しての思いこそが、家事シェアを阻んでいる大きな要因です。


一部のスーパー主婦・主夫には確かにかなわないかもしれない。でも、ごく一般的な「私は別に家事が得意なわけじゃない! 好きでやってるわけでもない」という方々は、特別なワザを身につけているわけではありません。

前回も述べたように家事のスキルとは経験値の差でしかないのです。


ではなぜパパは「かなわない」と思い、ママは「任せられない」と思うのか。

それはママの中にルールがあるから。


家事のやり方は「教える」んじゃない


子どもに家事のやり方を教えるように、パパにもやり方を1から教える。家事が苦手なパパと家事分担をしようと思えばそうしたアプローチを取るのが普通かと思います。

でも、「教える」「教わる」という主従関係が強くなるほど、家事分担における対等さは失われていきます。


最初からオーナーシップの相当高いパパでもなければ、ママから教わり続けるうちにだんだん思考停止状態に陥っていく。それは「正解はママの中にある」と思うようになるから。

その結果「ママのニーズに的確に応えようとするパパ」になっていく。これは「お互いが自立し合っているパートナーシップ」とは似て非なるものです。


イエスマンが欲しいのか、頼り合えるパートナーシップを育みたいのか?


家事シェアとは、家事を“家族ごと”として家族みんなが認識していることです。

家族間で得意・不得意の差がある以上は、家事にまつわる判断や決定を誰かがトップダウンで進めていく時期も必要でしょう。

でも最終的に求められているのは頼り合えるパートナーシップだと思うのです。家事とはただ分担するだけのタスクではなく、パートナーシップを育むための役割でもあるのです。



家事スキル=家事ルールと考えよう!


冒頭の話に戻りますが、家事を心地よくシェアしているご夫婦に共通している点。

それは家事のやり方を一緒に決めているということ。


「教える」「ダメ出しをする」のではなく「ルールを決める」。そういったコミュニケーションを取っているからパパの家事スキルがどんどん高くなっていくのです。


「なんでそんな畳み方するの? こうやって畳んでよ」ではなく「こうやって畳んだらシワになりにくいから、ウチはこうやって畳むようにしない?」。

「食器洗ったらシンクもキレイにしておいてよ」ではなく「食器洗った人はシンクまでキレイにするようにしない?」など。


不平や命令を伝えるよりも「〇〇する人は〇〇するようにしよう」と我が家のルールを決めるコミュニケーションを取った方が、カドが立たずに要望を伝えやすい。さらにそうやって伝えた方法がわが家のルールになっていくことで、子どもたちにも理解しやすくなります。


もちろん、ルール決めなので「僕はこっちの方が畳みやすいから、この方法がいい」など話し合いが必要になるケースもあります。こうした小さな話し合いの積み重ねが、新しい我が家流を作り出していくのです。


家事はタイミングとコンプリート


家事のルールはやり方も大事ですが、最も大切なのは家事をするタイミングと、「どこまで出来たら完結なのか」を決めること。

なのでパパからママへのアプローチとして、「いつやる?」「どこまでやる?」という問いを投げかけるといいでしょう。

この家事のタイミングとコンプリートについては、また次回以降にお話します。


こうしたコミュニケーションを通して少しずつルール化されたものこそが、パパの家事スキルになっていくのです。


『家族を笑顔にする夫婦の思考法』その他の記事はこちら

三木智有

三木智有

日本で唯一の家事シェア研究家 / 子育て家庭のモヨウ替えコンサルタント / 内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員 フリーでのインテリアコーディネーターを経て、2011年に男性の暮らし方を変えていきたいとNPO法人tadaima!を設立。”10年後、20年後も「ただいま!」って帰りたくなる家庭にしよう!”をスローガンに家族の家事シェアを当たり前にする活動を行っています。

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