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子育てパパは超早起きな人が多い!? 男の居場所を生み出す時間の作り方

前回は居場所は作るものではなく「育む」ものだとお話しましたが、家庭内での居場所はしっかりと育めているでしょうか? 


居場所を育む方法はいろいろとありますが、居場所とはスペースだけで創れるものではないのです。

では男の居場所とは何をもって育まれているのか。

それが以下の3つの要因になります。


・時間

・妻(家族)との関係性

・スペース


居場所というとどうしても「スペース」にばかり目がいってしまいますが、場所だけ作っても残念ながら居場所として育ってはいかないのです。

実は居場所とは「時間」が生み出してくれる側面も大きいのです。


一人になれる時間。ゆっくりとくつろげる時間。

以前お話したパパのデスクや書斎が上手に活用されづらい理由として、場所があっても上記のような時間がないことが挙げられます。フラリーマンだって、本当に欲しいのは一人になれる「場所」ではなく「時間」なのです。


そこで今回は、居場所を創り出す時間の生み出し方についてお話します。


「自分の時間」=「自分だけの時間」ではない!?


毎日仕事で疲れて、家に帰ってからも家族がピリピリしていたり、あれこれお願いされたり。少しくらいのんびりとリラックスできる時間が欲しいパパ。

同じように毎日仕事し、家事育児で土日も関係なく休む間もない。たまにはゆっくりとお茶する時間くらい欲しいママ。

自由に使える自分の時間が欲しいのは、パパもママも同じです。


でも、家を居場所にできているパパとそうでないパパでは、時間の考え方において決定的に違う面があります。

それは「自分の時間」が「自分だけの時間」ではないということを自覚しているかどうか、です。


家族になったら時間は自分だけのものではなくなる!


休日に趣味に勤しんだり、フラリーマンのようになかなか家に帰ってこないパパがなぜ批判されるのか?

これが独身男性であれば、「休日を楽しむ、充実している男性」になるでしょう。また、フラリーマンのように真っすぐ家に帰らない理由もないし、フラリーマンになったとしても誰に文句を言われることもありません。

子どもが生まれることで変わること。それこそが「自分の時間」が「自分だけの時間」ではなくなってしまうということなのです。


あなたが自分の時間を過ごしている間、その時間を確保するために誰かがあなたの代わりに家庭のことを引き受けているのです

そのことに気がつかないから、もしくは感謝を示していないから自分の時間を過ごせなくなっていくのです。


子育てパパは超早起きな人が多い!


そのことに気がついているパパは、総じてみんな早朝を大切にしています。

この記事を読んでいるパパにも、早朝が自分の時間だという人は多いのではないでしょうか?


僕自身も朝はいつも4時過ぎには起きます。

本を読んだり、仕事をしたり、走ったり。家族が起きてくるまでの2時間あまり、誰にも気兼ねなく一人の時間を満喫しています。


みんなが眠っている早朝は、家族に負担をかけることなく自由に使える時間なのです。


なぜ夜じゃないのか?


中には、子どもの寝かしつけ後に自分の時間を確保している人もいると思います。でも、布団の中で寝かしつけをしてから起き出すのはなかなかシンドい。さらに「この後〇〇しよう」と思っていると「早く寝ないかな!」とついついイライラしてしまいがち。

そう思うと、夜はさっさと寝て早朝一人でゆっくり過ごした方が、有意義な時間を確保しやすいのです。


スケジュールを共有する事で生まれる時間


自分の時間を確保したかったら、同じようにパートナーの時間を作る意識も大切です。


それぞれの仕事の予定、帰宅が遅くなる時間、朝早く出なくてはならない日、休日出勤、家族の予定や子ども関係(保護者会や塾)の予定など。夫婦でスケジュールの共有はしているでしょうか?

もちろん手書きの手帳でもいいですが、クラウドで管理できるスケジューラーを共有しておくと、予定の抜け漏れを防げてとても便利です。


これまで何となく「忙しい」「時間がない」と過ごしていた時間が可視化されることで、効率的に活用することができるようになる。家族の予定と見合わせながら自分の予定を確保する。妻も同じように自分の時間を確保できるようにする。

スケジュールの共有をするというのは、夫婦間で時間を“見える化”するということです。


自分の時間が欲しい時は、ちゃんと妻に言おう


フラリーマンのように寄り道でこっそり自分の時間を確保したり、我れ先にと休日に趣味や遊びの予定を入れてしまったりするのは、あまりにもパートナーに対して無配慮です。先にも述べたように、あなたの時間はあなただけの時間ではないのですから。


であれば、「この日は〇〇したいんだ。すまないけど家のこと頼むね」などしっかり断りをいれるべき。その上で妻が出かけたい日や一人になりたい時間なども確認して、その日は家のことをしっかりと担う。

そうしたフェアな気持ちが、結果的に男の居場所を育んでいくのです。


『男の居場所を創る』その他の記事はこちら>


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三木智有

三木智有

日本で唯一の家事シェア研究家 / 子育て家庭のモヨウ替えコンサルタント / 内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員 フリーでのインテリアコーディネーターを経て、2011年に男性の暮らし方を変えていきたいとNPO法人tadaima!を設立。”10年後、20年後も「ただいま!」って帰りたくなる家庭にしよう!”をスローガンに家族の家事シェアを当たり前にする活動を行っています。

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