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家menだからこそ、カッコイイお父さんでありたい!泉精器製作所 ハイエンドシェーバー IZF-V917

今回紹介するのは、泉精器製作所という会社の電動シェーバーだ。電気関係にお勤めしている方なら「え!?あのIZUMI?」と驚かれるかもしれない。そうでない方だと「まったく知らん!」という会社だろう(笑)。


この英語表記で「IZUMI」という会社は、電気工事関係のツールこそ自社ブランドの製品をいろいろ販売しているが、家電関係はOEMやODM(委託者のブランドで製品を設計・生産すること)が中心。最近は自社ブランド品の展開にも注力し始めた、知る人ぞ知るというメーカーなのだ。

シェーバーメーカーとしての歴史は国内でも1、2を競うほどの老舗で、OEM・ODM時代も含め60年間にわたり髭を剃り続けている! 会社としての歴史も80年と非常に長い。今年で100年になるパナソニックに迫る老舗なのだ。


泉精器製作所(IZUMI)の往復式 三枚刃 IZF-V917


同社ではフィリップスでおなじみの回転式シェーバー(丸いマイク状の昔ながらの製品は除く)と、刃が左右に振れる往復式シェーバーの両方をリリースしているという、国内では珍しいメーカーだ。今回家mensにオススメしたいのは、往復式シェーバーの中でも、丈夫で長時間使える静かなハイエンドシリーズだ


IZUMIではフィリップスでおなじみの、回転式3枚刃などもリリースしている


往復式シェーバーの3枚刃がいちばんスタンダードなワケ


国内で圧倒的な人気を誇っているのは、刃が左右に振れる往復式シェーバー。自動で洗浄・乾燥・充電するハイエンド機や、頑丈さをアピールするものや、水洗い・お風呂場でも使えるものなど多種多様なラインナップを用意をしている。

いろいろあって目移りしてしまうが、シェーバー選びのポイントは2つだけ。自分の肌の強さと髭の濃さ。肌が弱くて往復式シェーバーを使うと血がにじんでしまうという場合は、回転式をオススメしよう。


回転式は肌に優しいが時間がかかるのと、コツをつかまないと剃り残しが多い。往復式は素早く深ゾリできるが、肌を痛めやすい


残るは髭の濃さ。これで往復式シェーバーの刃の枚数が決まる。たとえば2、3日髭を剃らなくてもいい人は、安くてシンプルな2枚刃以下で十分だ。でも朝に剃っても夕方にはゾリゾリするという髭が濃い人は、4〜5枚刃がいい。あくまでも筆者の個人的な見解だが、大体以下の表のようになるだろう。


※髭が生え始めた中学生ぐらいは、まだ産毛のように細く柔らかくシェーバーでは剃れないので、安全カミソリを使った方がいい


一般的に刃の枚数が増えると、より早く、より深剃りできる。なので髭の濃い人は、多くの刃で素早く深ゾリするのがいい。


上下の2刃は、普通のシェーバーと同じ。谷の3枚目の刃は、クセ毛をクシで伸ばしてから剃るような感じの刃になっている


ここで紹介しているシェーバーは、3枚刃なので普通の人向け。もっと髭が濃いという場合は4枚刃を、薄いという方は2枚刃をオススメしよう。
ここまででシェーバーの基本スペック選びは終わりだ。実に簡単シンプル!


あとは付加価値となるグレード選び。

IZUMIには3グレードあるが、各メーカーともに2、3グレード用意されているのが普通だ。分かりやすいところだと、ハイグレードには充電器&自動洗浄機などが備わっていたり、電池の残量が細かく表示されたりする。各社いろいろとハイグレード感を出すデザインや機能を盛り込んでいるが、唯一見た目で分からないのが、刃の強度や精度だ。


刃ユニットを内刃と外刃に分解したところ。メッシュ状の刃が外刃、右のU字をしたクシ状の刃が内刃


とはいえ、シェーバーとしての要の部分。見極めるにはどうしたらいいだろう? そこで僕がシェーバーの目利きにしているのが、動作音だ

ハイエンド品とスタンダード品の動作音を聞き比べると、明らかにハイエンド品の方が静かなものが多い。なせなら精度が高く硬い刃が使われているので、内刃と外刃の密着具合が高精度に作られているからだ。これはあくまでも目利きの一つとして参考にしてほしい。


一般的なシェーバーは、外刃は取り外せるカバー側に、内刃は本体側についている。そのため遊びができてしまう


本製品は刃ユニットとして内刃と外刃を一体化。さらに0.2mm程度のバネを使って、内刃を外刃に密着させるという、面白い構造になっていた。これなら遊びもなく静かでシャープな切れ味になる


なので次のような人には、ぜひハイエンドモデルをオススメする。


■肌が弱い人

基本的に回転式をオススメするが、髭剃りに時間がかかるので往復式がいいという場合は、できるだけ刃の精度が高いハイエンド機がオススメ。ただし極端に「深ゾリ」を推している機種は避けたい。これは肌ギリギリのところで髭を剃るためだ。


■髭が濃い(太い)人

往復式のシェーバーが髭を剃る機構は、ハサミと同じ。つまり内刃と外刃をかみ合わせ、せん断する。かみ合わせがうまくないハサミだと切れ味が悪いのと同様、内刃と外刃のかみ合わせが悪いと、「せん断」というより「引きちぎる」感じになり、皮膚に負担がかかる。とくに髭の濃い人や髭が太い人は、ハイグレードのイイ刃でスパッ!と切りたい。


■シェーバーを持って歩く機会が多い人

一応カバーがついているものの、カバンの中にシェーバーを入れていると外刃に力がかかり、スタンダード品だと割れやすい。なので刃の頑丈なハイグレード品をオススメする。


僕が無名のIZUMIのシェーバーをオススメするワケ


多くの人はシェーバー選びのポイントとして、替え刃が近所の量販点でも購入できるか?という点を見ているだろう。だいたい1〜2年すると切れ味が悪くなる外刃は、交換するだけで剃り味が変わってくる。また、落としたりカバンに入れておいたら折れた、なんてこともよくある。


実は僕も数年前までは、パナソニック製を使っていた。なぜなら家の近所でも出先でも、たいていの量販店でパナソニックの替え刃が手に入るから。でも最近は通販が発達して、替え刃も翌日〜数日で手に入る。だから刃の入手のしやすさは、それほど考慮しなくてよくなったというわけ。


さらにIZUMIをオススメするワケは、電気関係の特殊工具を作っているメーカーなので、金属素材や金属加工に精通しているという点だ。何十トンの圧力がかかる特殊工具を精密にかみ合わせたり、送電線の電線を切断する高精度の油圧カッターなどを製作しているメーカーなのだ。その精度や信頼性は国内はもとより世界にも知られており、次のムービーを見てもらえれば分かるはずだ。



電線に端子を圧着する(ハンダではなく、アルミを潰して食いつかせる)圧着工具というもの。30年ぐらい愛用しているこのツールにはIZUMIのロゴが入ってる!


実は電気工事などをする僕も、IZUMIの工具を愛用してたりする(笑)。なので非常に身近なメーカーなのだ。しかも同社はOEMやODMで60年以上もシェーバーを開発し、ノウハウや技術の蓄積がある

IZUMIには失礼だが、僕がこれほど無名会社の製品をオススメするのは、こんなわけがあるのだ。


IZUMIの往復式3枚刃シェーバーは持ちやすく・静か


まずこのシェーバーを持って感じるのは、グリップのよさだろう。さすが人間工学を第一に考える、工具メーカーだ。意識せずに持ってみると、指がかかる部分には滑り止めのゴムが張られていて、その形状から自然に指が収まるようになっている。これは左右どちらの手で持っても同じ。


順手で持つと自然な場所に指が落ち着く

逆手で持ってもしっかり握れる。たいていは凸と凹が反対になって、持つと違和感がある


髭を剃る場所によっては、逆手で握る場合もある。でもIZUMIのシェーバーは、逆手で持ってもしっかり握れ、力を入れやすい

店頭では順手で持ったときのグリップは誰もが確認するが、実際には逆手で使うことも多く、このときのグリップに違和感のある製品が多くある。試しに今使っているシェーバーを逆手で持ってみるといい。本来凹むべき場所が凸になってたりと、違和感の原因が初めて分かるかもしれない。


たいていは順手で持って鼻や口の下を剃る

顎や頬などは逆手で剃る人も多いのでは?


また動作音がとても静かなのもいい。既婚者は奥さんに指摘された人も多いはず。シェーバーの音は高い音でけたたましく、寝ている奥さんを起こしてしまったり、テレビが聞こえない!と文句を言われるときがある。またそもそも髭を剃るジョリジョリ音が嫌いという女性もいるので、静かで鋭い刃を持つIZUMIのシェーバーは奥さんにも優しいといえるだろう


ヘッドの左右のフリに加えて刃も上下するので、凄く肌にフィットする

口の下のキツいカーブにもピッタリ密着。これは気持ちいい!しかも音が静か


ヘッドの追従性も気持ちがいい。往復式シェーバーの多くは、ヘッドが左右に首を振るようになっている。しかし首振りヘッドとは名ばかりで、バネが固くほとんど首を振らないというものも。逆に首を振るほど強く押し当てると、皮膚を傷つけたりなんてこともある。

しかし本機はヘッドがアルミのダイキャスト(鋳造)製で頑丈かつ少し重く出来ているので、バネの具合がよく、顎への追従製が抜群にいい


ピタリを密着する制度の高い外刃と内刃のユニットは、これまた精度の高いアルミ(純アルミではなく、硬くするために何かを混ぜたアルミ合金かも?)ダイキャストにはめ込むので、ゆがみや遊びがない。設計も製造もスゴイ技術!

谷間の3枚目の刃でクセ毛もキレイに剃れるが、長い髭はキワ剃りで下処理してからするときれいに素早く剃れる


もちろん髭がボウボウに伸びてしまったときに使うバリカン(キワ剃り)も装備。クセのある曲がった髭も、キワ剃りで髭を少し短く揃えてから普通に髭剃りすれば、クセのある髭の剃り残しがチョロン!と生えてたりなんてこともなくなる。

刃の切れ味は、顕微鏡写真で見てみよう。


剃り跡 比較

写真左が、一般的なシェーバーの剃り跡。髭の根元以外に飛び散った黒い点は、粉砕された髭の粉。つまり切ってるんじゃなくて、引きちぎってるイメージ。一方、IZUMIのシェーバーで剃った写真右では、凄く深ゾリできている上に粉もない


2時間充電でほぼ1ヶ月使え水洗いもOK


バッテリーが長持ちするというのも魅力だ。1日3分使うとして、本機は2時間の充電でほぼ1カ月の28日間使えるという。なのでどんなに髭の濃い濃い人でも、1週間ぐらいの出張なら充電器を持っていく必要がない。


充電しながら使えるのは、ものすごい便利! ハイエンドでも充電中は髭剃りできない製品ってのが多いのだ!


しかも充電器を挿したまま使えるというのも便利。多くのシェーバーは、充電中使えないものが多く、途中でバッテリが切れると「ウキー!」となり、顔半分だけ髭ボーボーの数十分を余儀なくされる。でも本機は電池がなくなっても、充電器をつなげば髭剃りを続けられるので、通勤前でもイライラさせられることもない。


電池残量はLED3つと発光パターンで4段階表示

電源を長押しすると、カバンの中に入れておいても誤作動しないロックモードになる。また電源を2回押すとターボモードになり、さらに早く剃れるとのこと。あまり使わないかも?


なお充電器は、100〜240Vの世界各国のコンセント対応。コンセントの差し込み変換アダプタさえあれば、国内出張はもとより、アメリカやヨーロッパン、ロシアやアフリカでも使える。

バッテリ残量は3つのLEDと発光パターンの組み合わせで4段階表示。出張前などの充電確認に便利だ。


最近のシェーバーはたいてい水洗い可能。もちろん本機もジャバジャバ洗えて清潔


お手入れは、完全防水なので水洗いOK。ハンドソープやシャンプーをヘッドにつけ、少しの水を垂らして数十秒動かしてやればいい。あとはきれいに水洗いして、乾燥させた後に、添付のミシン油をさせばバッチリ。


無精髭もサッパリしたカッコイイお父さんであるために


これから迎えるGWの連休は、家族や子どもたちと旅行に出かける機会も増えるだろう。そんなとき、髭もしっかり剃ってカッコイイお父さんであり、みんなをエスコートしたいもの。

また静かで電池長持ちなので、家族が寝ているときでも、気兼ねなく髭剃りできるのが嬉しい。ホテルのアメニティの安全カミソリは、髭が引っ張られて痛いだけでなく、深ゾリできないので、家族との楽しいひと時も、顎に手をやって髭が気になってしょうがないなんてこともなくなるだろう。



またここまで触れてこなかったが、価格もおよそ8000円を切るというお手ごろさ。有名メーカーの製品なら、スタンダードクラスが買えるかどうか?という価格で、ワンランク上のハイエンドクラスに手が出せる。ここもやはり見過ごせないだろう。


かっこいいお父さんになれるIZUMIのシェーバーをぜひオススメしたい。


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藤山哲人(体当たり家電ライター)

藤山哲人(体当たり家電ライター)

「マツコの知らない世界」×5回「華大の知りたいサタデー」×4回「アッコにおまかせ」「NHKごごナマ」×2回「カンテレ ワンダー」×3回はじめ、朝や昼の情報番組にこっそり出演し、家電の選び方やしくみ、あっ!と驚くタメ吾郎な使い方などを紹介。お茶の間を人肌程度に沸かせる。独自の測定器やプログラムを開発して、製品の性能を数値化し、徹底的にレビュー。ついたアダ名は「体当たり家電ライター」。略して「家電おじさん」。娘3人なので唯一の腹を割って話せるのは、♂犬の定吉と♀猫のドミちゃんだけ。現在インプレスの「家電Watch」やKADOKAWAの「ASCII.jp」などのWeb媒体をはじめ、ABCラジオなどで連載やコーナーを持っている。 Facebook:https://www.facebook.com/tetsuhito.fujiyma Mail:tetsu-f@techdoc.jp

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