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夫婦で家族で友達と、至福の時間を楽しめる本格ティーマシン「ネスレ SPECIAL.T」

独自の測定器やプログラムを開発して、家電製品の性能を数値化し、徹底的にレビュー。ついたアダ名は「体当たり家電ライター」。略して「家電おじさん」の藤山です!

 

自宅で専門店にも負けない美味しいコーヒーを淹れられるマシンはたくさんある。いまや家電量販店には、コーヒーマシンのコーナーがあるほどだ。


 しかし本格的な紅茶を自宅で楽しめるマシンは非常に少ない。今回紹介するのは、ネスレから発売されている紅茶をはじめとしたお茶専用マシン「SPECIAL.T」だ。


ネスレから発売されている「SPECIAL.T」通販がメインなので、amazonやネスレのWebページから購入できる


「SPECIAL.T」公式ホームページ https://nestle.jp/brand/SPECIAL.T/


 「そもそも紅茶は、香りと味と過ぎ行く時間を優雅に楽しむもの。マシンで淹れるなんてとんでもない!」という意見も多いはず。実はボクの妻や子どもたちも、マシン否定派(正しく言うと「だった」)。ティースプーンや注射器みたいに上からシュコーってやる特殊器具、お湯を沸かして茶葉がジャンピング云々と、いろいろ聞かされていた(笑)。


写真はテーブルだが、キッチンカウンター(たいてい幅45cm程度)にもぴったり置けるサイズ


 そこで内緒でSPECIATL.Tを買って、キッチンカウンターの上に置いた。もちろんいろんなフレーバーのティーカプセルと一緒に。使う前は、アレコレ文句を言っていたものの、一度使ってみると「すごい香りが立つし、おいしい!」と手のひら返しだ。


 ウチには3人の娘がいるが、朝はそれぞれにお気に入りのフレーバーの紅茶を飲んでから学校へ行くほど。もちろん妻も、日替わりで変わり種のフレーバーを試しては、娘たちの作ったお菓子を楽しんでいる。


こだわりのマシンは水を濾しお茶ごとに淹れ方を変える


 SPECIAL.Tのこだわりはいくつかあるが、まず箱を開けて目に付くのがひときわ大きい「浄水フィルターユニット」だ。こぶし大の大きさがあり、この中には活性炭が入っている。これにより水道水の塩素臭さを取り除き、繊細なお茶に適した水を作り出す。およそ150杯で交換時期になり、電源ボタンの上にその旨が表示されるようになっている。


活性炭がたっぷり入った「浄水フィルターユニット」で、水道水のカルキ臭さなどを抜く。コーヒーメーカーと違い、水の味が美味しさを左右するティーマシンならでは


 もし浄水器などを使っている場合は、紅茶を入れるごとに浄水器の水を使えば、浄水フィルターユニットは使わなくてもいいだろう。



 お茶の種類やフレーバーは追って説明するが、日本茶から中国茶、紅茶まで数多くある。お値段も1杯80円を切るリーズナブルなものから、一杯900円近い京都福寿円(宇治)の玉露まで豊富だ。1杯分の茶葉はカプセルになっていて、10個セット(玉露のみ3個セット)で販売されている。


タンクにお水を入れる。満タンでだいたい6杯ぐらい淹れられる


フタを開け、密封され風味と香りと味が閉じ込められたカプセルをポン!とセット


 このカプセルは本体のフタを開けるとポン!とセットできる。再びフタを閉め、お気に入りのカップをセットするだけ。

 ここでワンポイントアドバイス! 紅茶のティーカップは小さいものが多いが、マシンで一番美味しく淹れるには、ティーカップより少し大きいマグカップを使うといい。もちろん小さいカップにも淹れられるが、それはちょっと応用編ということで。


1回の抽出は一般的なマグカップ(右)の半分ぐらいある。ティーカップとしては大きめなものがオススメ


電源スイッチを入れると、前面の「T」が緑に変わる。これで準備OK。このスイッチを押すと抽出が始まる


 最後に電源スイッチを入れると、本体前面の「T」のボタンの色が変わる。この色や点滅などで、マシンの状況が分かるようになっている。


 ランプが緑になったら準備完了。ボタンを押すと少しだけカプセルの中にお湯を入れ、蒸らしの工程が始まる。しばらくすると少しずつお湯が注がれ、気品ある香りがあたりに漂う。もうこの香りだけで、美味しい紅茶というのが分かるほど本格的


 筆者は秋葉原のメイド喫茶ブームで、通いまくって紅茶を飲みまくった過去がある(黒歴史)。しかもかなり極めて2冊ほど本を出版した(笑)。そんなわけで、一般男子よりは紅茶にうるさいのだ。


最初はちょっとだけお湯を入れて蒸らし工程


2分ほどかけてゆっくり抽出。その間に部屋にお茶の香りが広がる


小さいカップだと満杯になってしまうので、大きめのカップがオススメ


 ゆっくりと香りと風味を際立たせるので、1杯淹れるのにおよそ2分ほどかかる。すると紅茶専門店もなかなか見られないような、きれいな琥珀色(ほぼバーボンに近い)の紅茶が入る。


 日本茶と同じで紅茶にも茶葉自体の甘みがあるので、最初は砂糖もお菓子も食べずに、一口ぶん口を湿らせると「ほんのり甘いッ!」。安いティーバッグだと甘さも何もなく、鼻をつまんで飲むと紅茶もウーロン茶も分からないほどだけど、SPECIAL.Tで淹れた紅茶は格が違う! もちろん紅茶の茶葉も、いいものを使っているというのもある。


 でもここまで美味しく淹れられる秘密は、茶葉(カプセル)ごとにお湯の温度と抽出時間を変えているから


紅茶(アールグレイ)は、左が上から3つ穴あき、右が上から1つおきに2つ穴


緑茶は右が下2つ穴


ジャスミン茶は左が4つとも穴、右は紅茶と同じ2つだけど反転している


 実はカプセルのアルミパックの裏には、秘密の8ビットコードが隠されている。左右4つある穴がそれで、穴が開いてたり開いてなかったり。本体側にはこの穴を読み取る針が付いていて、個々のカプセルに最適な温度と抽出時間を識別しているというわけ。


紅茶の場合は、淹れたてが飲み頃と言われる60〜70℃に。素晴らしい!


 マシンのお手入れは、細かくバラせるので洗うのもカンタン。特に使い終わったカプセルは、上部のフタを開けると自動的に使用済みカプセル入れに排出されるようになっている。だいたい10カプセルぐらいまで溜められるようだが、梅雨時や夏はこまめに掃除するといいだろう。


上部のフタを開けると古いカプセルは自動的に投棄される。ちょっと自動拳銃みたいでカッコイイ!


こだわりの茶葉を使ったカプセルに楽しいフレーバー


 こだわりの茶葉を使ったカプセルは、2018年6月現在で全25種類。日本茶から中国茶、オーソドックスな紅茶からフレーバーティー、気分で味わいたいハーブ&ルイボスティーまである。


最初は紅茶だけで楽しんでいた家族だが、アレもコレも味見したい!とどんどんフレーバーが増える…。ネスレの思うツボなのだが、美味しいから通販で「ポチ!」する手が止まらなくなる


カプセルの中には茶葉がギッシリ詰っている


 一般のスーパーでは入手できないが、ネスレのサイトやamazonなどの通販で購入できるので便利だ。また定期的にカプセルを送るサービスを申し込むと、マシンが無料になる特典などもある。


 日本茶の最高峰は、京都は宇治の福寿園の玉露。3カプセルで2592円とお高いが、一度は味わってみたい。もう少しリーズナブルになると福寿園のかぶせ茶。宇治の茶畑で見られる、遮光ネットをかけて栽培したより旨みの高いお茶だ。こちらは10カプセルで2160円。手軽に飲むなら福寿園の煎茶やほうじ茶、玄米茶などもあり、それぞれ756円だ。


日本茶シリーズ。高級なものからリーズナブルなものまで


中国茶シリーズ。香り高いお茶がリーズナブルに


 基本の紅茶は、アールグレイやダージリン、イングリッシュブレックファーストなど。いずれも10カプセルで756円なので、紅茶専門店で味わうことを考えたら、超リーズナブル



 さらに紅茶好きにとってうれしいのは、LUPICIAオリジナルブレンドのフレーバーティーが楽しめるということ。


 LUPICIAは、世界中からこだわりのお茶を仕入れて販売するばかりでなく、オリジナルのフレーバーをブレンドして紅茶専門店で提供するなど、国内屈指のお茶のリーディングカンパニーだ。北海道から九州まで、有名デパートのテナントなどで入っており、150店舗ほどを数える。ただ単にお茶を販売するだけでなく、喫茶もあれば、お茶の講習会や新種の茶葉の発表会まで開催している。


こちらはLUPICIAオリジナルブレンドのフレーバーティー。娘たちに人気なのはさくらんぼ。ボクが好きなのは爽やかマスカット。ほかにLUPICIAブレンドのハーブティーもある


 そんな店舗で人気のフレーバーがカプセルになったのが、blended by LUPICIAのセイロンやアールグレイ、それにマスカットやさくらんぼといったフレーバーティーの数々。


 さらにはハーブティーの数々も。


ノンカフェインなので寝る前のひと時にも


 カプセルは基本1回で使い切りだが、まだ出るんじゃないの?と試してみた(すいません!貧乏性なんで…)。やはり一番煎じは、風味高く味も濃いめで一番美味しい。メイド喫茶の紅茶よりも全然美味しく(そりゃそうだ)、紅茶専門店かそれ以上のランク。渋いのが苦手な人は、少し薄めるぐらいかもしれない。


まぁ書く必要もないかと思うが、左から一番煎じ⇒二番煎じ⇒3番出し


 二番煎じは、風味がほとんどなくなる。が、ヘタに淹れたティーバックのお茶よりは美味しいという感じだ。お砂糖を入れずに飲む人は、お水代わりに飲むにはちょうどいいかもしれない。

 日本茶の二番煎じは、素泊まり1泊4000円ぐらいの旅館のお茶って感じだった。


 3番出しはさすがにお湯。これはオススメできない。日本茶でたとえるなら、回転寿司でまだ出きってないお茶パックのアレを飲んだ感じ(我ながら的確な表現かと)。



 なお小さなティーカップを使う場合は、Tボタンを1回押すのではなく、入れたい分量までTボタンを押し続けるといい。これならデミタスカップで友達と、飲み比べなどして楽しめるだろう。


 また前回入れたお湯の分量を記憶しているので、Tをダブルクリックすると、前回の容量だけ抽出してくれる


SPECIAL.Tを囲み夫婦で朝晩の一杯に、友人と午後のひと時に


 ボタン一つで本格的な香り高いお茶が楽しめるSPECIAL.Tは、忙しい朝の一杯としてもいい。とかく焦りがちになってしまう心も、朝のフレーバーティーの一杯で身も心もリフレッシュ。

 午後は奥さんかお友達とティーパーティーなんていうのもありだろう。いろいろなカプセルを囲んで香りと味を楽しめば、会話もお菓子に伸びる手も進むだろう。


香りと味と色も楽しめるのは、本格的だけど手軽なSPECIAL.T


 夜は家族みんなでカフェインレスのハーブティー。夕食を取りながら、家族団らんを楽しみながら、また勉強の合間や寝る前の特別な一杯を手軽に演出してくれる。



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藤山哲人(体当たり家電ライター)

藤山哲人(体当たり家電ライター)

「マツコの知らない世界」×5回「華大の知りたいサタデー」×4回「アッコにおまかせ」「NHKごごナマ」×2回「カンテレ ワンダー」×3回はじめ、朝や昼の情報番組にこっそり出演し、家電の選び方やしくみ、あっ!と驚くタメ吾郎な使い方などを紹介。お茶の間を人肌程度に沸かせる。独自の測定器やプログラムを開発して、製品の性能を数値化し、徹底的にレビュー。ついたアダ名は「体当たり家電ライター」。略して「家電おじさん」。娘3人なので唯一の腹を割って話せるのは、♂犬の定吉と♀猫のドミちゃんだけ。現在インプレスの「家電Watch」やKADOKAWAの「ASCII.jp」などのWeb媒体をはじめ、ABCラジオなどで連載やコーナーを持っている。 Facebook:https://www.facebook.com/tetsuhito.fujiyma Mail:tetsu-f@techdoc.jp

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