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汚れが落ちない時は洗濯機から見直しを!衣服に適した洗濯機の水温とは?

こんにちは。洗濯は科学だと本気で考えている洗濯ハカセこと神崎です。


今回は「洗濯しても汚れが落ちてる?」「ちゃんと洗剤入れてるのに何だかおかしい」…そんな疑問を抱えるあなたに汚れが落ちない理由と、しっかり汚れが落ちる洗い方を伝授したいと思います。


洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎてませんか?

洗濯のプロとして活動していると、「汚れが良く落ちる洗濯の仕方を教えて!」と聞かれることが意外と多いです。その際、洗濯の仕方を答える前にどんな洗い方をしてますか?と尋ねると、8割超えの確率で洗濯機の中に洗濯物を詰め込みすぎです!


本来であれば、洗濯機の容量(重さ)が決まっているので、洗濯機のマニュアルに従って、衣類の重さを考えながら洗濯物を詰め込めばよいのですが、まずもって、私自身もそうですが洗濯機のマニュアルなんて細部までくまなく読みません。だから仕方ないと思うのですが…それにしても皆さん、洗濯機の中に詰め込みすぎです


一般的な5kg容量の洗濯機ですと、


ワイシャツ、ブラウス、半袖肌着、靴下2足、綿パンツ、スカートそのほか、パジャマ上下、キャミソール、トランクス、ショーツ、ハンカチ2枚、タオル2枚、バスタオル2枚


一般的な夫婦の洗濯で出そうな衣類といえばこのくらいでしょうか? 1日1回この量を洗濯しているのであれば容量に問題はないですが、これを2日分ため込んで、洗濯機に一気に詰めて洗おうとすると詰め込みすぎです。



洗濯では洗剤の良し悪しも大事ですが、衣類から汚れを一番落としているのは水流です。縦型ドラム式であれば、水流である水の流れと、水流で起こった衣類のこすり合わせで汚れを落とし、横型ドラムであれば、ためた水に衣類を持ち上げて落とすことで汚れを落としています。


…が、詰め込みすぎた場合は衣類同士が一定の場所から動かず、水流でのこすり合わせも起きなければ、ためた水にザブンと落ちることもありません。衣類の汚れが落ちないよ!という悩みの原因のだいたいは、洗濯機への衣類の詰め込みすぎが原因と言えます。


衣類の重さを測って入れるのが一番適切ですがそんなことは面倒なので、私が一番良いと思う詰め込む容量は、縦型ドラムで7割程度、横型ドラムであれば3割程度がちょうど良いくらいだと思います。また、最近の洗濯機にある節水機能をOFFにすることで、汚れ落ちが格段に良くなったりします。


水温を上げると脂分がすっきり落ちる!

さらに汚れを落としたい場合は、洗濯水の水温に着目してもらうと汚れ落ちが格段に良くなります。


人の肌から出る皮脂の脂分は、約30度で柔らかくなり落としやすくなります。冷たいシャワーでお風呂に入った場合と、少し熱めの湯船にしっかり浸かった場合とでは、熱いお湯の時が真にさっぱりしてると感じるのと同じ原理です。食器を洗う時もお湯で洗った方が、あのベトベトの脂が簡単にすっきり落ちることを体験されてる方は多いと思います。


水温が高いことによって、脂分が落ちやすくなるのは洗濯物も同じです。冷たい水よりも水温が高い水の方が、編まれた繊維がゆるくなるため、より汚れが落ちやすい条件を揃えることができるのです。


あと余談ですが、縦型洗濯機の場合、タオルなど水に浮きやすい物は先に洗濯機に入れて、その上に他の衣類を入れた方が汚れ落ちがさらに落ちやすくなります。軽い衣類は洗濯機の下に入れて、重い衣類はなるべく後で入れる。このことを意識していただくだけでも汚れ落ちが変わってきます。


洗濯機の詰め込みすぎの解消に加え、

水温を上げて水の持つ汚れ落としのパワーをさらにアップさせる。

さらに洗濯機に入れる洗濯物の順番も少し工夫してみる。


この2つプラスアルファを気遣うだけでも洗濯の汚れ落ちは劇的に変わってきますので、ぜひ試してくださいねー。


『洗濯ハカセの洗濯と洗剤の新方程式』その他の記事はこちら>


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※本記事の情報については、ご自身の判断で自らの責任において行ってください。
※本文中の薬品のお取り扱いには十分ご注意ください。


神崎健輔(洗濯ハカセ クリーニング師)

神崎健輔(洗濯ハカセ クリーニング師)

1981年長崎県生まれ。実家がクリーニング店でもあったので小さな頃から洗濯を手伝い、クリーニング師の資格を取得して洗濯の知識をとことん勉強。いつの間にか洗濯のプロ「洗濯ハカセ」を名乗ることに。日々ストイックに「もっと洗濯がキレイに楽にできる方法」を研究する毎日を送り、培った知識をブログで発信。家庭での洗濯が上手になる方法や、クリーニングいらずの洗濯術などを公開している。 「洗濯とITが大好きな洗濯ハカセことクリーニング屋神崎健輔のブログ」 http://curasutas.jp/blog

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