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新米の「つや」と「香り」を楽しめるのはこの時期だけ!八百屋が教えるお米の豆知識

こんにちは!旬八青果店バイヤーの松根です。


旬八青果店にも、きのこやさつまいも、柿や梨・ぶどうなど秋らしい青果が並び、店頭も一気に秋めいてきました。


なかでもこの時期注目していただきたいのは新米です!

1年中食べているお米ですが、収穫されたばかりの新米が出回るこの季節ならではの特徴を楽しんでみて下さいね。


そもそも新米とは?

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関東ではこの時期になるとスーパーやレストランなどで、お米のパッケージに「新米」というシールが貼られていたり、「こちらのメニューには新米を使っています」といった文言を目にすることはありませんか?

一般的に収穫された年の12月31日まではすべて「新米」と呼ばれます。


お米も桜前線のように沖縄の石垣島からスタートし、どんどん北上していきます。石垣島ではなんと、5~6月に収穫ができるそうです!


近年では、お米を一年中美味しく食べられるようにと、貯蔵技術が発達し、いつ新米になったかわからないと言われるほどになりました。

ですが、やっぱり採れたての味と香りは格別! ぜひ意識してみてください!


新米の特長は何といっても「つや」と「香り」!

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新米はとにかく香りが良い!


ぜひ炊飯器を開けた時の炊き立ての香りに注目してみてください。

古米から新米に切り替えたタイミングで意識してみると、より香りを感じやすいと思います。


収穫されたばかりのお米は水分量が高いと言われています。

これは、乾燥させて間もないうちは、元の水分量に戻ろうとする力が強いため、身の回りの水分を吸収しやすい傾向にあるからです。


そのため、新米を炊くときは水の量を少なくして炊くのがおすすめ

また、炊き上がったら上と下をかえすように混ぜて余分な蒸気を逃し、炊飯器内の上と下の水分量を均等にすることで、より味や香りを感じやすくなります。


ひと手間加えて古米もおいしく!


新米も食べたいけど、まだ自宅に古米があるという方も多いのではないでしょうか。

この時期の古米は乾燥していることが多いので、いつもよりしっかり洗い、水の量を少し多くして炊くと、よりふっくらとした炊きあがりになります。


香りが気になる場合は酒やみりんを少し加えたり、重曹をほんの少し(お米5合に対して小さじ1/2弱)加えると◎


食感がパサパサしていると感じる場合はもち米やもち麦を混ぜたり、サラダ油を少量(お米3合に対して小さじ1/2)混ぜて炊くと、美味しく食べられますのでぜひ試してみてください!


おいしさを保つための保存方法


よく正解がわからないと言われるお米の保存場所ですが、シンク下に保存される方も多いと思います。お米は水分を吸収しやすく、高温になると味が落ちてしまう傾向にあります。そのため、シンク下やコンロの下ではなく、涼しくて日があたらない場所や冷蔵庫で保管するのがおすすめです。


お米の品種と特徴

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お米にはさまざまな品種がありますが、今回は旬八青果店で取り扱いのあるお米の品種と特徴をご紹介させていただきます。


福岡県 松根さんの「夢つくし」

北国での栽培に適したコシヒカリを九州地方で育てやすいように改良して誕生した、福岡県のオリジナル米。抜群に香りが良く、特に炊きあがりは食欲をそそる香りが広がります。

お米の粒がしっかりしていて、もっちりとあっさりの間の食感。お米の味が主張しすぎず、どんな料理とも相性が良いバランスの取れたお米です。


京都府 城下さんの「コシヒカリ」

魚沼産コシヒカリで有名な新潟県を始め、多くの地域で栽培されている人気の品種。自然豊かな京都丹後のコシヒカリはつや、粘り、甘みが強く、お米そのものに力強い味わいがあります。

もっちりした食感で、味の濃いおかずとも相性が良いです。お米そのものを味わいたい方におすすめです。


千葉県 鈴木さんの「ミルキークイーン」

コシヒカリをベースに日本で改良された低アミロース品種ミルキークイーンは、コシヒカリとは一味違った強い粘りが特徴。

もちもちの食感で、旬八スタッフからは「炊き立てよりも冷めてからの方が甘みが増した!」と好評。冷めてもパサつかないので、お弁当やおにぎりに最適です。


宮城県 高橋さんの「ササニシキ」

かつてコシヒカリと人気を二分したササニシキ。気候の影響を受けやすく病気に弱いため栽培が難しく、近年では貴重な品種になりつつも根強い人気があります。

ふっくらした炊きあがりで食感は柔らかめ。癖のないあっさりした味わいで、和食と相性◎です。




現在は貯蔵や調合の技術が上がり、通年を通しておいしいお米が食べられるようになりました。

日本人にとって日々の食卓に欠かせないお米。新米の「つや」と「香り」を楽しめるのはこの時期だけ!


ぜひ見かけたら季節を感じながら、楽しんでみてくださいね。


>「八百屋の「旬八青果店」が伝授!美味しい野菜の見分け方」その他の記事はこちら


※本記事で紹介した青果は仕入状況や店舗により取り扱いがない場合もございます。


■今回の執筆者
松根 拓乃
(株式会社アグリゲート 仕入・卸事業部 バイヤー)

鯉淵学園農業栄養専門学校卒。鯉淵学園では、農作物の知識、栽培方法等、農業、農産物について学ぶ。現在は株式会社アグリゲート 仕入・卸事業部で青果知識・商品知識に長けた生産者と消費者を繋ぐバイヤーとして日々仕入れを行う。以前は、販売事業部にてデリカ・飲食グループのメニュー開発も担当。

旬八青果店

旬八青果店

「新鮮・おいしい・適正価格」旬にこだわる八百屋です。旬八青果店では、新鮮でおいしいお値打ち価格の青果を目利きし、販売しています。農家の方々が一生懸命育てたおいしい青果を、おいしい状態で都市の食卓にお届けしたい。全国各地を飛び回り、市場にも足を運び、目利きして仕入れています。 モノがあふれるこの時代だからこそ「旬の食材はなんなのか」「どんな人がどんな想いで作っているのか」「おすすめの食べ方はなんなのか」そんな会話で食をもっと豊かにしたい。旬八青果店は、そんな想いから生まれた八百屋です。 ホームページ http://shunpachi.jp/

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