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今年最も“主夫の認知拡大”に貢献した人は?「主夫の友アワード2018」レポート

“政府が2020年に女性の管理職を3割にという目標を掲げているならば、2020年までに男性の3割を主夫にしよう”という野望を果たすため、NPO法人ファザーリングジャパンに所属する“主夫”を名乗る男性たちが2014年に結成した「秘密結社 主夫の友」。


その翌2015年から「主夫の友アワード」を開催し、“主夫の認知拡大”および、それにつながる“男性の家事育児参画”の促進を積極的に発信した各界の人を表彰してきました。


ちなみに受賞セレモニーの開催日は「10月10日」。いい夫(1=イイ、010=おっと)の語呂合わせで「いい夫の日」と独自に定めたのだとか。


今年も10月10日に開催され、そうそうたる受賞者が集った「主夫の友アワード2018」の模様を家menでもレポートします。


主体的に家事育児をする夫=主夫を名乗ろう


進行役を務める総合司会として、サッカー日本代表・長友佑都そっくり芸人のアモーレ橋本さんが登場。「今夜は皆さんが僕にとってのアモーレです!」と軽妙なトークで場の空気を暖めてくれました。


家men,主夫の友アワード2018,レポート


続いて「秘密結社 主夫の友」広報を務める放送作家の杉山ジョージさんが、受賞セレモニーに先がけて基調講演を行いました。


まずは「私たちが定義する“主夫”とは、“主体的に家事育児をする夫”のことです。よく取材で尋ねられるのですが、専業・兼業などスタイルは問いません」と説明。


さらに、パパ用家事育児アイテムとしてオリジナル製作した「パパのツナギ」など、秘密結社の活動を通じて実感した「言ってみるもんだ」エピソードを紹介。


そして「私たちの活動は、自分たちで『主夫です』と名乗ったことからスタートし、これだけの方々に支えられながら成長しました。皆さんも胸を張って『主夫です』と名乗りましょう」と呼びかけました。


家men,主夫の友アワード2018,レポート


そしていよいよ受賞セレモニーがスタート。プレゼンターを務めるのは、「秘密結社 主夫の友」CEOの堀込タイゾーさんと、最高顧問を務める少子化ジャーナリストの白河桃子さん。受賞者には記念品として、お二人も着用している「パパのツナギ」が贈られます。


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■行政部門 山口祥義(佐賀県知事)

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山口知事は13年前に育休を取得した経験があり、2018年8月から子育て家庭をバックアップする施策として「マイナス1歳からのイクカジ推進事業」をスタート。こうした男性の家事育児参画への積極的な発信が表彰されました。


イクカジ推進事業を始めたきっかけについて尋ねられた山口知事は「以前『知事が妊婦に』という体験動画の撮影で妊婦ジャケットを着用した際、妊娠中の妻の気持ちに思いが至らなかったことを痛感しました。子どもが生まれる前、つまり“マイナス1歳”から育児の準備を始めることは夫婦にとって良いのでは?と思ったのです」とコメント。


また、この取り組みの狙いについて「九州は子どもがよく生まれる地域なのですが、その割に“主夫”参加率が低い。男性の家事育児参加を強化すれば、きっと九州にとっての強みになるはず」と展望を語っていただきました。


■インターナショナル部門 映画『インクレディブル・ファミリー』

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今夏に劇場公開され大ヒットを記録したディズニー/ピクサー最新アニメーション映画。ヒーローでありながら、妻のために家事育児を引き受け主夫になる決断をした主人公ボブの苦悩と葛藤を描き、主夫の認知拡大に多大なる貢献を果たしたポイントが表彰されました。


受賞セレモニーに出席したのは、日本語版で悪役・アンダーマイナーの声優を担当し、二児のパパでもある髙田延彦さん。アモーレ橋本さんから主人公ボブの話題を振られるや「待て、私が演じたのは敵のアンダーマイナーだぞ」とボブへの対抗意識をチラリ。


その上で「明らかに家事に向いていないボブが主夫に専念し、奥さんが家庭で行っていた家事や育児家庭がいかに大変だったかを実感するのが見どころです」と作品の注目ポイントを熱弁。


髙田さん自身の子育ての楽しさについて質問されると「子どもの日々の変化ですね。もちろん楽しいことばかりではありません。例えば反抗期。そこで心がけているのは『反抗期は子どもの成長のためには素晴らしい時期なんだ』と頭を切り替え、楽しもうとすること。そうやって大変な時期を乗り切れば、必ず子どもは自立した人間に成長します」と持論を力説。


そして最後は、髙田さんのトレードマーク「出てこいや!」にちなんだ「最高の主夫たちよ、出てこいや!」という掛け声で力強く締めてくれました。


■主夫部門 劔樹人(マンガ家・兼業主夫)

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コラムニスト・コメンテーターとして活躍する妻の犬山紙子さんを支えるため、兼業主夫となった劔さん。その暮らしぶりを綴ったコミックエッセイ「今日も妻のくつ下は、片方ない。」を出版し、ありのままの主夫の姿や思いを広く伝えたことが表彰されました。


今回の受賞を犬山さんに報告したところ「自分より喜んでくれ、私の親にも真っ先に報告していました」とのこと。

また、これまでの結婚生活について問われると「以前は寝る間を惜しんで働いていたのですが、結婚・出産を機に人間らしい生活を送れるようになりました」と振り返り、主夫生活を綴ったコミックエッセイに話題が及ぶと「男性はもちろんですが、“男性と女性の役割分担”という価値観に縛られて悩む女性にも読んでほしいですね」と語ってくれました。


■作品部門 「極主夫道」(くらげバンチ連載中 著:おおのこうすけ)

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デザイナーである妻のために極道から足を洗い、主夫へと華麗なる転身を果たしたタッちゃんの日常を描いた話題のコミック。“極道”と“主夫”という真逆のワードを組み合わせたタイトルおよび作品内容が、主夫の認知拡大に多大なる貢献を果たしたと表彰されました。


受賞セレモニーには作者のおおのこうすけ先生に代わって、新潮社の担当編集者の西川さんが出席。作品が生まれたきっかけについて「最初に“極道”というテーマが決まっていました。極道の世界は“部屋住み”といって料理や掃除の下積みを経験するそうで、“主夫”との共通点を設定に取り入れたら面白そうだなと思いました」と制作秘話を披露。


ちなみにタッちゃんのリアルな日常については、日ごろからDIYに熱心なおおの先生の“主夫力”の高さが活かされているそうです。


“主夫力”を問われる「夫婦円満センター試験」に悪戦苦闘


受賞セレモニー終了後、「パパのツナギ」に着替えた山口知事、高田さん、劔さんと白河さんを交えて、「夫婦円満のために必要なことは?」をテーマにトークセッションがスタートしました。進行役を務めるのは「秘密結社 主夫の友」総統の村上誠さん。


ちなみに皆さんが座っている椅子は、開催会場の提供元である株式会社コクヨが製作した、人の体の動きに合わせて360度自由に動く次世代型チェア「ing」です。


■コクヨ「ing」
https://www.kokuyo-furniture.co.jp/products/office/ing/


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夫婦円満のヒントについて議論するお題として、「秘密結社 主夫の友」が実施している「夫婦円満センター試験」の問題を3つ出題。いずれも夫婦仲を良好に保つ機転が問われる難問揃いで、皆さん答えを考え出すのに四苦八苦していました。


例えば第1問がこちら。


家men,主夫の友アワード2018,レポート


日ごろから“家庭を共同経営するパートナー”として奥さんに敬意を示す山口知事は「自分がカナブンになるようにする。もしなれなければ、カナブンと会話できるように頑張るし、会話も無理ならカナブンを可愛がるようにします」とスキのない模範解答。白河さんも「パーフェクト」と絶賛しました。


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続いて髙田さんは「まず妻を病院に連れて行きます(笑)。それでも異常がなければ、カナブンは寿命が短いだろうから、妻を食べて一心同体になります!」とワイルドなユーモアの中に奥さんへの愛情表現を込めていました。


一方、劔さんは「僕は大丈夫だけど…子どもがまだ1歳9カ月と幼いので、妻を潰してしまわないかな」と子どものことも心配。こうして3人の個性が如実に出たトークで盛り上がった後、「極主夫道」の主人公タッちゃんの模範解答で“答え合わせ”をしました。


家men,主夫の友アワード2018,レポート


個性的な出席者たちの受賞セレモニーと楽しいトークセッションで、大盛り上がりのうちに幕を閉じた「主夫の友アワード2018」。


来年もどんなユニークな人たちが“主夫の認知拡大”に活躍し、表彰されるのか楽しみですね。来年の受賞は、あなたかも!?

家men編集部

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この記事は家men編集部がお届けしました!男性視点で家事や毎日がもっと楽しくなるような情報を発信していきます!

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