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浴室が臭い!浴室・脱衣所に隠れる臭いの原因と対策

オフィスや工場から身近な生活空間まで、あらゆるニオイ問題を捜査し解決する、通称“におい刑事”こと臭気判定士の松林宏治です。


ニオイの主犯格が分かりやすく堂々と存在していて、それなのに、ある程度は許容せざるをえない場所の1つに「浴室」が挙げられます。そして、浴室のニオイの主犯格は?と聞かれれば、多くの方が「カビ!」と言い当てられると思います。


そうです。浴室の臭いの発生源で最も注意すべきは「カビ」です。


もちろん主犯格「カビ」だけに気を取られていると、カビ以外で気になるニオイや、浴室に隣接する脱衣所でもニオイ犯が暴れ出してしまうので注意が必要です。


では早速、浴室のニオイの主犯格「カビ」を中心とした、浴室や脱衣所のニオイの原因と対策を、におい刑事が取り締まっていきましょう。


答えは現場にある!


トイレのニオイ対策! “3大条件”を取り締まればカビは撃退できる

まずはカビの原因と対策です。


カビの繁殖条件は、温度(約25〜28度)・湿度(80%以上)・栄養源。浴室はこの3大条件がばっちり整ってしまう場所であり、カビにとっての住み心地は家の中でも最高といえるでしょう。いかにこれらの条件を少しでも減らしていけるかが重要となります。


3大条件のうち、温度と湿度は表裏一体です。対策としてはズバリ、換気に尽きると言っても過言ではないでしょう。もし窓がある浴室なら、換気扇を稼働させると同時に窓を開けることで、外気を導入しながら温度を下げ、湿度を放出できます。ぜひ窓を開けた状態で換気扇を有効活用してください。もちろん窓のない浴室でも換気扇を運転することで、より早く湿度を逃がしてあげられます。


気をつけていただきたいのは「換気扇とは室内の空気を外に出す」ということです。外へ出した分の空気をどこかから入れてあげる気流、つまり風の流れとエアーバランスを意識して、換気扇を有効活用しましょう。エアーバランスについてはCASE.2でも記載していますので、気になる方は再度チェックしてみてください。


残り1つの繁殖条件である栄養源とは、石鹸・シャンプーの残りカスや皮脂など。これらはカビや雑菌の格好のエサになってしまいます。


栄養源を残さないための対策は「お湯&水作戦」が有効です。まずは可能な限り、給湯温度を高くした状態(ヤケドしたり浴室などの素材を痛めないように注意してください)にし、お湯で壁や床を流します。これでカビ菌の栄養源を洗い流すのです。


しかしそのままだと、お湯の温度が高いため、高温多湿状態となってしまいます。なのでお湯の後は、温度を下げてあげるために、水で再度洗い流します。余力があれば、仕上げに軽く水滴の拭き取りまでやれたら、かなりカビ対策としてはレベルの高いものになるでしょう。


トイレの臭い犯のたまり場は見えない場所にも!


カビが繁殖しやすい場所として、まず排水口が挙げられます。排水が集中する部分ですので当然、上述した栄養源のたまり場となってしまいます。排水口の汚れは毎日掃除してあげましょう。


他にも、脱衣所におけるニオイ犯「洗濯機」を見逃し(嗅ぎ逃し)てはいけません。洗濯機のドラム内部は、カビの繁殖条件がばっちり揃っています。市販の洗濯槽の掃除用洗剤を定期的に使用してお手入れしましょう。

また、日々の対策として、洗濯機内に湿気をためないように留意してください。


・洗濯物は洗う直前まで洗濯機内に入れない。

・洗濯後はすぐに洗濯物を干す。

・普段は洗濯機の扉を開けておく

(ドラム式などでは難しい場合もありますし、小さなお子様やペットのいるご家庭では誤って槽内に転落しないようにしてください)。


こうすれば、少しでもカビが生えにくい環境にしていけるでしょう。

さらには、水回りの多い浴室や脱衣所ですので、定期的な排水管の洗浄もおすすめします。市販の排水管を洗浄してくれるアイテムを用いて、パイプの内部もお掃除してあげましょう。


トイレの臭い対策!におい刑事が教えるおすすめ術

最後に「浴室に窓がないんだよ!」というご家庭向けに、におい刑事が教えるおすすめ術を1つご紹介しておきます。


その前に質問です。浴室に窓がないご家庭の皆様は、換気の時に浴室のドアをどうされていますか? 開けてますか。それとも閉じてますか。


におい刑事のおすすめ術は、実はそのどちらでもなく、「浴室のドアを少し開けておく」というのがポイントなんです。


完全にオープンしてしまうと、脱衣所の方へ温度と湿度が移ってしまう可能性が懸念されますし、完全にクローズしてしまうと(ドアガラリがあるので空気は流入しますが)換気扇の能力を十分に発揮しきれないかもしれないからです。少し開けておくことで、浴室の湿気を脱衣所へ逃がさず、脱衣所側から空気を速いスピードで導入し、そのまま浴室の湿気と共に排気させることができます。


浴室に窓のないご家庭で換気方法にお悩みだった場合は、ぜひ試してみてくださいね。


では次の事件現場で会いましょう!


『におい刑事の気になるにおい事件簿』その他の記事はこちら>


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※本記事の情報については、ご自身の判断で自らの責任において行ってください

※本文中の薬品のお取り扱いには十分ご注意ください。

松林宏治(におい刑事)

松林宏治(におい刑事)

1976年愛知県名古屋市生まれ。1999年南山大学経済学卒業(環境経済学専攻)/ 消臭・脱臭専門会社「株式会社共生エアテクノ」代表取締役(2003年創業)/ 臭気判定士(国家資格)。「においで困っている全ての人や企業に深呼吸空間を創造する」事をミッションに、異臭漂う工場のにおい対策から、日常に潜む身近なにおいのトラブルまで、あらゆるにおい問題を手掛ける「クサイに挑むプロフェッショナル」 共生エアテクノHP: https://www.201110.gr.jp/ 運営ブログ「におい刑事のにおい110番ブログ」: https://ameblo.jp/nioideka/

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