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車の臭いを撃退する3つの原因と対策法とは?年末に車を大掃除しよう!

オフィスや工場から身近な生活空間まで、あらゆるニオイ問題を捜査し解決する、通称“におい刑事”こと臭気判定士の松林宏治です。


とっても便利な移動手段である車。しかし、狭い空間に長時間滞在するため、車のニオイには気をつけたいところです。楽しいはずの家族旅行や仲間たちとのドライブタイムが、一歩間違えれば「クサイ思い出」というほろ苦いニオイの記憶とならないよう、におい刑事が車のニオイ犯の原因と対策を解説していきます。


答えは現場にある!


目次


  1. 車の臭い犯のアジトは車内の隠れた場所に
    1. 雑菌の繁殖によるニオイ
    2. 人工物からのニオイ
    3. 人や物といった存在そのものからのニオイ
  2. 車の臭いを撃退!雑菌と“滞留するニオイ犯”を厳しく検挙
  3. 車の臭い対策!におい刑事おすすめの撃退法

車の臭い犯のアジトは車内の隠れた場所に

車の中に出没するニオイ犯には、大きく3つの手口があると考えられます。では、それぞれのニオイ犯の正体と犯行手口を順に突き詰めていきましょう。


雑菌の繁殖によるニオイ

「雑菌の繁殖によるニオイ」犯は、大きく2つに分けて考えてみましょう。


1つはエアコンからのニオイ。エアコンのフィン部分に雑菌が繁殖することでニオイを発生させています。


気をつけたいのは、ニオイがないからといって油断しないこと。雑菌が活動しにくい、あるいは繁殖しにくい状況である、エアコンを使わない季節にはニオイがあまり感じられないケースがあります。しかしエアコンを使いフィン部分が加湿されると、その多湿な状態に乗じて、眠っていた雑菌たちが活動や繁殖を開始するのでニオイが発生するという特徴があります。ニオイの質としては「雑巾が腐ったようなニオイ」が挙げられます。


もう1つは汗や皮脂がシートなどに染み込んでしまい、そこに雑菌が繁殖して発生するニオイです。


こちらも普段はニオイを感じられなくても、人が乗車することで体温や湿度によって高温多湿な環境になり、雑菌が活動を始めてニオイも感じられてしまう特徴があります。ニオイの質としては「納豆のようなニオイ」が挙げられます。


人工物からのニオイ

「人工物からのニオイ」犯は、犯行手口が多岐に渡ります。

例えば新車であれば、いわゆる「新車のニオイ」。新建材から発生する揮発性有機化合物の複合臭気です。一定濃度を超えると「シックカー」症候群にもなりかねませんので要注意です。

他にも、喫煙車あるいは喫煙者だった車内であれば、当然タバコのニオイもありますし、アロマや芳香剤を使っていればそれらのニオイも十分感じられるでしょう。中古車であれば、前オーナー由来のニオイ(寒い地方であれば灯油のニオイ、暑い地方であればカビのニオイなど)も留意したいポイントです。


人や物といった存在そのものからのニオイ

「存在そのものからのニオイ」犯は、食べ物や飲み物から由来するニオイや、ペットを乗車させる場合のペット臭などが挙げられます。もちろん人の体臭や加齢臭といったニオイも含まれてきます。


車の臭いを撃退!雑菌と“滞留するニオイ犯”を厳しく検挙


これらはすべて、無賃乗車しているニオイ犯たちです。無賃乗車を許してはなりません!


では、それぞれのニオイ犯の撃退法を解説していきます。


「雑菌由来のニオイ」犯は、ズバリ雑菌を退治してあげることが重要です。エアコンのフィン部分については、カーショップなどで専用の薬剤を購入し、お手入れしてあげることで対策が可能となります。シートなどに潜伏している雑菌は、車用の除菌消臭スプレーを使って雑菌を撃退すればニオイのアジトを一掃できるので、こまめな除菌対策を心がけてください。


「人工物からのニオイ」犯は、なるべくそこに滞在させない対策を講じてください。車は、外気を導入する方式と内部循環の方式を選べます。極力、外気を導入する方式をセレクトいただき、同時に窓を少し開けておくと、空気の流れが自然と作られます。その流れにニオイが乗っていくことで、人工物のニオイが滞留しにくくなり、付着しにくい環境を整えられます。


「存在そのものからのニオイ」犯は、「人工物からのニオイ」犯と同じくニオイを滞留させないことに加え、こまめな日常の清掃も大切なポイントとなります。

ガソリンスタンドや洗車場では、有料で数分使える業務用掃除機が常設されているところも多いと思います。それらを活用し、ニオイの発生原因を頻繁に取り除いておきましょう。また、走行時に窓を開ける時間を設けると、それだけでしっかり換気できますので、意識的に実践されていくと良いでしょう。


最後に、におい刑事が実践しているニオイ撃退法の1つをご紹介しておきます。


車の臭い対策!におい刑事おすすめの撃退法

使用するアイテムは「消毒用エタノール」です。

ドラッグストアでも手に入る消毒用エタノールを、100円ショップなどで買った霧吹きに詰め替え、車の中の至る所へスプレーしたり、ウエスなどを使って拭き取り掃除をしています。雑菌を退治してくれる効果があり、安全性の高いものですので、遠慮なく活用してみてください。


その際、揮発性が高いエタノールのニオイが苦手な方は、窓を開けたりマスクの着用など対策をしてください。また、色落ちや素材を痛める可能性がある場合は、事前に確認の上、ご使用ください。もしエタノールの使用に抵抗がある方は、カーショップなどで販売されている「除菌」効果の高い除菌消臭スプレーでもOKです。


さらに、少々値段が高いですが、オゾン脱臭機も有効ですよ。


では次の事件現場で会いましょう!


『におい刑事の気になるにおい事件簿』その他の記事はこちら>


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※本記事の情報については、ご自身の判断で自らの責任において行ってください。
※本文中の薬品のお取り扱いには十分ご注意ください。

松林宏治(におい刑事)

松林宏治(におい刑事)

1976年愛知県名古屋市生まれ。1999年南山大学経済学卒業(環境経済学専攻)/ 消臭・脱臭専門会社「株式会社共生エアテクノ」代表取締役(2003年創業)/ 臭気判定士(国家資格)。「においで困っている全ての人や企業に深呼吸空間を創造する」事をミッションに、異臭漂う工場のにおい対策から、日常に潜む身近なにおいのトラブルまで、あらゆるにおい問題を手掛ける「クサイに挑むプロフェッショナル」 共生エアテクノHP: https://www.201110.gr.jp/ 運営ブログ「におい刑事のにおい110番ブログ」: https://ameblo.jp/nioideka/

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