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家事シェアに家事スキルはいらない!?妻のイライラの原因と解決方法とは

家事シェア研究家としてNPO法人tadaima!を運営している三木と申します。

この連載では『家族を笑顔にする夫婦の思考法』と題し、上手に家庭にコミットするための思考法について発信していきます!(前回の記事はこちら


「最近のイクメン・カジメンを賞賛する風潮には正直うんざり」

「料理だって自分がやるよりも、得意な妻がやった方が早いし美味しい。子どもだって喜ぶ」

「掃除や洗濯だって、そんなに大騒ぎするほど大変かな?  掃除も汚れたところだけとりあえずキレイにしておけば別にいいし、洗濯は洗濯機に入れるだけだし」

「洗濯物を干すのはたまに俺だって手伝っているから大変なのは分かるけど、パパっとやればそんなに時間もかからない。洗濯物をしまうのは、本当はちゃんと畳んでしまえたらいいんだろうけど、どうせいつもリビングの山から取って着ているし。それで特に困らない」

「妻には時間があるんだから家事なんて最低限はできるはず。なのに、いっつもイライラ。イライラの原因は家事なんかじゃない。ただの八つ当たりだ」


こんな思いは、わりと家事に協力的なパパや夫でも、実はこっそりと抱いているものではないでしょうか。これを読んだあなたはどのくらいうなずくところがありましたか?

…当然ながら、あんまりたくさんうなずくと家庭が崩壊しかねませんね(汗)


僕がこの中で唯一うなずくのは「イライラの原因は家事なんかじゃない」という部分。もちろん家事の大変さやシンドさを理解し、夫婦でしっかり家事を担い合うのは大前提の上で、です。言いたいのはイライラの原因がそれだけとは限らないということ。


つまり、夫が「家事だけ」を一生懸命やっても「妻のイライラ」を解消できるとは限らないのです。


家事育児のイライラの原因を知ろう!

頑張り屋さんの妻


妻が抱く家事育児のイライラの原因について、考えてみたことがあるでしょうか?

よく聞くイライラの原因としてはこんなものがあります。


■毎日毎日、献立を考えて食事を作るのがとにかく大変!

▲私が指示しないと誰もまったく動かない!

■食器洗いをお願いしても、なんだかまだヌルヌルする…

▲時短勤務で子どものお迎えに行くのはほとんど私…


これらのイライラの原因。実は2種類に分類することができるのです。

それが家事育児の「負担」と「不満」


上記の■が負担の例で、▲が不満の例です。

それぞれを解説すると。

■家事育児の「負担」

労働やタスクが時間的、肉体的に大変!という手間のこと。

負担感は「家事代行の活用」「便利家電の導入」などでかなり軽減できます。食器洗いが大変なら食洗機を導入すれば洗い物の手間はかなり省ける。家事代行業者を活用してご飯を作ってもらったり、掃除をしてもらったりすれば、それぞれの手間もなくなります。


▲家事育児の「不満」

自分ばっかりが家事育児について、責任を負わねばならないという不公平感のこと。

不満感は便利家電の導入や家事代行活用をいくら行っても、解消されません。

家電導入にあたって共に調べたり、活用方法を一緒に試してみたり、家事代行業者の訪問時に一緒に顔合わせを行ったり。

妻に任せきりにせず、自分自身がオーナーシップを持って家事育児に取り組む姿勢と、夫婦間コミュニケーションが解消のポイントとなります!


“オーナーシップ”を持って家事育児をしていますか!?

オーナーシップを持った家事育児とは


“オーナーシップ”とは、「他人事じゃなく、自分事として責任感を持って取り組む姿勢」のことです。


育児や家事は、「できる時に、できることを、できるだけ頑張る!」という姿勢だと、妻から「家事育児に無責任!」と思われてしまうかもしれません。このオーナーシップを発揮すれば、妻の家事の負担(手間)を省くだけでなく、不満(不公平感)の解消にもとっても効果的です。


家事スキルを向上させるのは、どうしても時間が掛かります。その間妻がずっとイライラしっぱなしでは、向上するスキルも向上しませんよね。そこで、つたない家事力(!?)でも、ちゃんとオーナーシップを発揮できる家事シェア術を次回はご紹介したいと思います。


まとめ

今回は家事育児のイライラの原因は「負担」と「不満」の2つの原因があることをお伝えしました。


どうしても短絡的に「手間さえ省ければいいんでしょ!」と思いがちですが、実は「不公平感」が不満につながっていることも多いのです。


お互いの家事育児不満の解消のためには、夫婦で共通のビジョン(大切にしていくこと)を持つのがとても有効。そして、パートナー(夫・妻双方)の状況に共感を示し、まずはお互いをねぎらい合うのが大切です。


その上で、次回ご紹介する家事シェア術を1つでも実践してもらえたら、きっと今よりもお互いが助け合えている実感を得られること間違いなしと思います!


『家族を笑顔にする夫婦の思考法』その他の記事はこちら>

三木智有

三木智有

日本で唯一の家事シェア研究家 / 子育て家庭のモヨウ替えコンサルタント / 内閣府「男性の暮らし方・意識の変革に関する専門調査会」委員 フリーでのインテリアコーディネーターを経て、2011年に男性の暮らし方を変えていきたいとNPO法人tadaima!を設立。”10年後、20年後も「ただいま!」って帰りたくなる家庭にしよう!”をスローガンに家族の家事シェアを当たり前にする活動を行っています。

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