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【男の育休ファイル】夫婦はチーム!産後サポート併用型パパの育休体験

育児休暇の取得を計画しているパパの参考に、育休取得経験のある先輩パパたちの経験談をお伝えしていく「男の育休ファイル」

今回は、奥様の産後と職場復帰をサポートするため2回に分けて育休を取得した「産後サポート併用型」の藤村さんにインタビュー。育休前・育休中・育休後の体験を振り返っていただきます。


【育休前】“自分のため”と“家族のため”に育休を利用


─育休を取得しようと思った最初のきっかけは?

1人目の長女が生まれる頃、ちょうど仕事に対してマンネリ感を抱き始めていました。そこで、育休というまとまった期間で仕事から離れることが、学び直したり将来のことをじっくり考える良い機会だと考えたからです。

こうした長期の離職は、通常であれば会社を辞めたり収入を大きく減らさなければ得られませんが、育休給付金という形である程度バックアップしてもらえるというのは大きかったです。


─数ある育休タイプの中から「産後サポート併用型」を選んだ理由は?

初めての子どもで夫婦ともに出産・育児の経験はなく、また両親が離れたところに住んでいることもあり、生後2カ月までは家事・育児の負担をできるだけ2人で分散しようと考えました。

また、子どもが保育園に入園する少し前の12月ぐらいから2回目の育休を取得し育児面の引き継ぎをうまく行えば、妻の職場復帰も少し早められそうだと考えました。妻の職場からも要望があり2月には妻が職場復帰し、4月の入園まで私が育休を取るという形を取りました。


─2人目のお子さんも育休を取得したのですか?

2人目の長男の時は取得していません。理由としては、長女の育休復帰後に勤務形態をパートタイムに変更し、出社日・勤務時間を柔軟に決められる働き方をすでに実現できていたこと。また、パートタイム勤務のため制度としての育児休業を取得できない立場だったこともあります。


─会社にはどのように育休を申請しましたか?

申請したのは出産予定日の4カ月前ぐらいでしたね。周りのメンバーにも育休のことを隠さず、今の自分の状況と今後どうしていきたいかをできるだけ本音で伝えるようにしました。また、自分が抱えていた業務を明確にした上で、今後どのように取り扱うかを上司と打ち合わせ、引き継ぎ計画をしっかり立てるようにしました。


─育休取得を伝えた際の周囲の反応は?

男性の育休は職場で初めてだったこともあり、驚きの目で見られました。とはいえネガティブな反応はなく、むしろ好意的にとらえてもらい、育休取得をためらうこともありませんでした。


─育休取得前に疑問や不安を抱いたこと、またその解消策について教えてください。

育休制度を使用した場合の会社での評価・査定・賞与の取り扱いが分かりづらく、不安になりました。インターネットや本で情報収集したり、あとは会社の人事に質問することも繰り返していました。


【育休中】夫婦2人で育休を取得し、1日の家事・育児を互いに交代



─育休中はさまざまな家事・育児に没頭したと思われますが、育休以前はどの程度家事に関与していましたか。

共働きで夫婦ともフルタイム勤務だったこともあり、子どもが生まれる前から互いの得意なことを活かしながら分散して家事に取り組んでいました。私は食事の用意が苦手なためもっぱら妻に任せ、逆にお金周りの管理は私が一手に担当しています。


─育休中の1日はどのように過ごしていましたか?

産後サポート期は、子どもの遊び相手、家事、買い物などのお出かけ、体を休めるのどれかを、2人で交代しながら1日を送っていました。

妻が職場復帰した引き継ぎ後は、子どもが起きている間は遊び相手とお出かけ(買い物)、子どもが寝ている間に家事、そして余った時間で少しだけ読書したりできました。


─育休中で嬉しかったり大変だったことはありますか?

産後サポート期は夫婦ともに育休を取得し2人がかりだったこともあり、とにかく余裕を持って育児を行うことができ、育児に対する基礎体力が備わったと実感しています。

また、子どもと触れ合える時間も長くなり、ちょっとした仕草や成長を間近に見ることができて感動の連続でしたね。


─育休中の疑問や悩みをどのように解消していましたか?

インターネットや本で調べ、夫婦で相談しながら解決していきました。外部に頼ることはほとんどありませんでしたね。


─奥様とのコミュニケーションや職場復帰などのサポートをどのように図りましたか?

Googleカレンダーで予定を共有したり、LINEでまめに連絡を取り合っていました。

妻の職場復帰直後は、時間が不安定な勤務になるのを最大限許容するようにしていました。


【育休後】“主体的な育児”を継続しながら理想のワークライフバランスを構築



─育休後の平日の一般的なスケジュールを教えてください。

保育園への登園は夫婦一緒に送り、また帰宅時間をお互いにほぼ同じ時間になるようにしておき、迎えはどちらか行ける方が行くようにと柔軟に対応しました。他の家事・育児もできるだけ役割を固定することなく、状況に合わせて柔軟に対応しています。


─育休からの職場復帰後、働き方に変化はありましたか?

残業がちな仕事のため、元の勤務形態へ復帰すると育児参加がままならないと考え、時間の融通が効きやすい働き方に変更しました。チームで行うプロジェクトだと自分だけが残業しないというのも難しいので、ほぼ自分一人で仕事が完結できるプロジェクトを担当し、定時に近い時間で退勤できるようにしました。


─育休前と育休後で、ご自身の中で価値観など何かしらの変化はありましたか?

育休を取得し主体的に育児に関わったことで、「育児は1人だけでは回せない」「夫婦でチームになって取り組む必要がある」ということを身に染みて理解できました。


─今振り返って、育休を取得して良かったと思う点があれば教えてください。

もし育休を取得していなかったとしたら、今のように普通に育児に関わったり、仕事と育児の両立は図れなかったでしょうね。また、育休を通じて育児に関わったことで、自分の仕事に関する人生が変わりました。


─具体的にどのように変わりました?

男性が育休を取る意義や働き方を変えることを訴えかける、ワークライフバランスに関わる仕事に取り組み始めました。今はITエンジニアとしてパートタイムで勤務し、毎週の出社日・勤務時間を柔軟に決めながら、ワークライフバランスの仕事や育児と両立させています。


─今後の家事育児における目標があれば教えてください。

とりたてて高い理想は設けていません。今できていることをできるだけ長く続けていこうと思っています。


出産直後は夫婦2人揃って育休を取得することで負担を分散しつつ、その期間のうちに慣れておくことで“主体的な育児”を身につけ、ママが職場復帰する引き継ぎ後の育児をスムーズに進められる──実は「産後サポート併用型」はパパにとって理想的な育休スタイルかもしれませんね。


育休を通じて働き方に関する価値観が変わったという藤村さんのように、家族との理想的な関係を見つめ直すことができる育休のメリットが広く伝われば、育休を取得するパパがもっと増えるのではないでしょうか。


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家men編集部

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この記事は家men編集部がお届けしました!男性視点で家事や毎日がもっと楽しくなるような情報を発信していきます!

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