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歴代のキッズデザイン賞受賞作品を紹介!子育てに関わるすべての人が笑顔になれる“子どものためのデザイン”とは?

デザイン性に優れた製品に贈られる「グッドデザイン賞」について誰もが一度は耳にしたことがあり、実際に受賞作品が気になって購入・使用したという方もいることでしょう。

では皆さん、「キッズデザイン賞」という賞があるのをご存じでしたか?


キッズデザインと聞くと“子どもっぽく可愛らしい見た目のベビー用品やおもちゃ”をまず想像しがちですが、実際は次のようなデザインミッションの元に成り立っています。


1. 子どもたちの安全・子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン

2. 子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン

3. 子どもたちを産み育てやすいデザイン


つまり、ここでいうデザインは色・形・装飾だけでなく、使い勝手・制度・取り組みなど広義のデザインまで含めたものが対象になります。


キッズデザイン賞とは、こうしたデザインミッションの理念に基づき、子どもと子どもを産み育てる社会作りに貢献しているデザインを表彰する制度。今年で13回目を迎え、表彰作品には「キッズデザインマーク」の使用が認められ、その成果を広く社会にアピールすることができます。


また、キッズデザイン賞の対象は、ベビー用品やおもちゃなど子どもだけが使うものに限りません。

子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・空間・サービス・活動・研究──つまり一般向けに開発され、大人が普段利用するようなものも対象に含まれるのです


そのためキッズデザイン賞は、前述の3つのデザインミッションに基づく3部門と、応募作品の分野に基づく5カテゴリー(「プロダクト」「アプリケーション・サービス」「建築・空間」「コミュニケーション」「調査・研究」)に分けられ、それぞれ毎年幅広い業界から応募が集まっています。

※ちなみにキッズデザイン賞での「子ども」の対象は、0〜15歳までを指すそうです。


子どもたちの健やかな成長・発達につながるキッズデザイン例


キッズデザイン=子どもっぽい可愛らしいデザインではないことはご理解いただけたと思いますが、具体的にどんな製品やサービスがキッズデザイン賞の表彰に値するものなのか、まだちょっと具体的にイメージしづらいのではないでしょうか。


そこで、先ほど挙げた5つの応募カテゴリーごとに、歴代の受賞作品例をご紹介しましょう。


■プロダクト

三菱レンジグリル(オーブンレンジ)RG-HS1


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企業名/団体名:三菱電機株式会社

受賞年度:2018年度(第12回)

デザインミッション:子どもたちを産み育てやすいデザイン

カテゴリー・応募分野:プロダクト、商品デザイン分野

部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門

賞名:優秀賞(男女共同参画担当大臣賞)

<概要&審査委員コメント>

レンジとグリルが自動的に連携運転することで短時間で簡単においしく調理ができるオーブンレンジ。子育て世帯にとってはスペースの確保が難しいキッチンにも適したコンパクト設計に、レンジとグリルの自動リレー機能を有し、食材を並べボタンひとつで調理可能な共働き世帯、男性の家事参加の強力な味方になる時短家電である。

URL https://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/


■アプリケーション・サービス

ベビーカレンダーアプリ


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企業名/団体名:株式会社ベビーカレンダー

対象:アプリケーション・ICTサービス(家庭)

受賞年度:2018年度(第12回)

デザインミッション:子どもたちを産み育てやすいデザイン

カテゴリー・応募分野:アプリケーション・サービス

部門:子どもたちを産み育てやすいデザイン部門

賞名:優秀賞(少子化対策担当大臣賞)

<概要&審査委員コメント>

妊娠中・子育て中のママとパパに医師・専門家監修の安心かつ信頼できる情報を提供することで、安心して赤ちゃんを産み笑顔で子育てできるようサポート。信頼性の高い情報が豊富に用意され、即時性の高い無料相談対応など、リアルとバーチャルの組合せのバランスが良くできている。情報量が多いと必要な情報を見失いがちになるが、専門家からのメッセージが毎日届くなど、適時適切な情報が届く工夫もなされている。

URL https://baby-calendar.jp/article/30


■建築・空間

東京ゆりかご幼稚園+里山教育



企業名/団体名:学校法人 東京内野学園 東京ゆりかご幼稚園/渡辺治建築都市設計

受賞年度:2016年度(第10回)

デザインミッション:子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン

カテゴリー・応募分野:建築・空間、建築・空間デザイン分野

部門:子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門

賞名:最優秀賞(内閣総理大臣賞)

<概要&審査委員コメント>

大自然に囲まれた広大な敷地を駆けまわり、遊び、畑や田んぼで作物を植え、育て、採って料理し、食べる。里山環境を存分に活かした原体験を柱とした、素晴らしい活動内容が目を引く。100mにおよぶ縁側のような廊下と3.5mの庇を備えた木造建物は意匠性が高い。

URL http://www.tokyo-yurikago.ed.jp/


■コミュニケーション

業界初の中学生のデザイン・インターンシップ〜企業の現場/職場体験を通じ「職業観の再構築」を図る〜



企業名/団体名:富士通株式会社

受賞年度:2011年度(第5回)

デザインミッション:自立した消費者を育てるデザイン

カテゴリー・応募分野:コミュニケーション、コミュニケーションデザイン分野

部門:キッズ・コンシューマーサポート部門

賞名:最優秀賞(消費者担当大臣賞)

キッズ・コンシューマーサポート部門

<概要&審査委員コメント>

現場デザイナーとの職場体験を通して、デザイン本来の意味を感じさせることから、生活や社会に対する新しい気付きを与え、将来の目的意識を明確化させることが目的。中学生対象のプログラムであるが、本格的なインターンシップと同等のクオリティで実施されている点がよい。仕事観や企業内のルールなど、この時期に学ぶべき社会の仕組みの体験機会をパッケージ化している点が秀逸である。

URL https://www.fujitsu.com/jp/about/businesspolicy/tech/design/award/kids/2011-kids-internship.html


■調査・研究

学研ほたるキャンペーン


キッズデザイン賞,ベビーカレンダーアプリ,家men


企業名/団体名:株式会社学習研究社

受賞年度:2008年度(第2回)

デザインミッション:子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン

カテゴリー・応募分野:調査・研究、リサーチ分野

賞名:金賞(経済産業大臣賞)、社会教育デザイン賞

<概要&審査委員コメント>

「ほたるキャンペーン」は、身近な環境にほたるがいるかどうかを調べる、子どもでも簡単に参加できる環境活動。参加した人たちが、身近な環境を見つめ直し、“ほたるがすめるきれいな環境をたいせつにしよう”という気持ちを育てるきっかけになることを願って、1997年から毎年継続。子どもたち自身がデータを継続的に収集する取り組みは興味深く、サイエンスコミュニケーションの新たな方法論の提案になっている。

URL https://gakken-kyoikumirai.jp/hotaru/


子どもや子どもの産み育てに配慮したすべての製品・空間・サービス・活動・研究を対象に表彰する「キッズデザイン賞」についてご紹介しました。


私たちの日常にはさまざまなデザインがあふれていますが、真に優れたデザインは視覚的に訴えるだけでなく、使う人たちの生活そのものをも豊かにしてくれます。

「可愛い」「オシャレ」という見た目の印象だけでなく、子どものことを考えて作られたデザインを基準に製品やサービスを選ぶ──。

そうしたキッズデザインのコンセプトを日々のチョイスに取り入れたら、子どもが豊かに成長することはもちろん、大人も子育てをもっと楽しめるようになるのではないでしょうか


なお、今年の第13回キッズデザイン賞は5月10日(金)まで応募を受け付けており、厳正な審査を経て8月23日(金)に受賞作品が発表。家menでも後日に受賞結果をご報告します。


■キッズデザイン賞 HP

https://kidsdesignaward.jp


■第13回キッズデザイン賞 応募要項

https://kidsdesignaward.jp/docs/2019/13th_ouboyoukou.pdf

家men編集部
家men編集部

この記事は家men編集部がお届けしました!男性視点で家事や毎日がもっと楽しくなるような情報を発信していきます!

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