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『幸せへのキセキ』 | 動物園を買った一家が“冒険する勇気”を贈る実話

チャレンジする勇気に目覚める感動作

挑戦したいことがあるのに、失敗するリスクや未知の世界につい尻込みし、あと一歩踏み出せないなんてことは誰もが一度は経験しているはず。

そんな人たちにほんの少し勇気を与え、温かい感動に包んでくれる作品が、ある英国人ジャーナリストの驚きの実話を基にした『幸せへのキセキ』です。


動物園を買った一家は毎日が冒険

最愛の妻を亡くした悲しみを押し殺しながら、反抗期真っ盛りの息子と多感な娘を男一人であわただしく育てるベンジャミン。今の生活のままではいけない!と心機一転を図ろうと彼は新居を探し、なんと閉鎖中の動物園が付いている物件を衝動買いしてしまいます。

飼育の素人でありながら動物園の再建を決意したベンジャミン一家の毎日は、何もかもが未知の世界でまるで“冒険”。こんなにも突拍子のない無謀なチャレンジが実話だと知れば、小さな子どもでも「動物園を買うことに比べたら、自分だって…」と素直に勇気づけられるはず。

そしてこの“未知の世界”への冒険は、家族を少しずつ結束させ、すれ違っていた父と息子の間にも新しい絆を育んでいきます。お互いの本音や弱い部分をさらけ出しながら、同じ困難を乗り越えることで心を通わせていく2人の姿は、きっと対等で前向きな親子関係を築くヒントになることでしょう。


人生を変える魔法の言葉を唱えよう

ぜひ皆さんの心に刻んでほしいのが、失敗を恐れずに夢を追うベンジャミンのバイタリティとなる魔法の言葉。

それは彼が何度も口にする「Why Not?(いけない?)」と、好きな少女への告白をためらう息子に授ける名言「必要なのは、たった20秒の勇気」です。

やりたいことをやるのに理由づけも保険もいらない。そしてほんの20秒間だけ恥を恐れない勇気さえあれば、いつだって人生の新しい扉を開く一歩を踏み出せる。そんなシンプルな真理を説教臭くならずハートフルに教えてくれる本作は、子どもにとって一生の宝物になるはずです。


無謀なチャレンジの果てに待ち受ける爽快なラストを、家族みんなで感動の涙を流しながら見届けてください。


<作品情報>

『幸せへのキセキ』(2011年) /アメリカ/ 上映時間:124分

© 2011 - 20th Century Fox

上村 真徹(ライター・編集者)

上村 真徹(ライター・編集者)

家庭では妻の笑顔と娘の成長を最大の生きがいに、週末の料理やデザート作りで家族の胃袋をつかんでいる。最近は娘が成長し、以前ほど甘えてくれなくなったのが悩みのタネ。映画は新作・旧作問わず、年間100作品以上鑑賞。マイベストムービーは『ゴッドファーザー』だが、実は泣ける映画好き。

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