【休日が待ち遠しい!子どもと一緒にパパも楽しめるおもちゃ】第1回「ゾイドワイルド」

パパが「子どもと過ごす休日が待ち遠しい」と思えるような、親子で一緒に楽しめるオススメおもちゃを、おもちゃクリエイターの高橋晋平さんが解説。

今回ご紹介するのは、パパ世代が子どもだった頃から発売されていて、今もなお進化を遂げている「ゾイドワイルド」です(以降、高橋さんの語り)。


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懐かしの「ゾイド」シリーズが究極型に進化

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「ゾイドワイルド」とは、タカラトミーが1983年から販売している「ゾイド」シリーズの最新版。1983年に第1期、1999年に第2期が展開され、2018年に12年ぶりの完全新作として誕生したものです。


「ゾイド」シリーズの特徴であり魅力といえば、恐竜や動物をモチーフとしたメカ生命体をプラモデルの要領で組み立て、その完成型をゼンマイやモーターで動かせること。私も幼い頃は「カッコいい」と憧れて欲しかったのですが、結局買う機会はありませんでした。


そんな遠い記憶の彼方にあった「ゾイド」シリーズの新作「ゾイドワイルド ワイルドライガー」を店頭で見た瞬間、あまりのカッコよさにビックリ!


生き物らしいフォルムはもちろん、デザイン面で特に秀逸なのはメカっぽい質感を醸し出す白と黒のカラーリング。我が家は娘2人を育てているのでこういう男の子向けおもちゃを買うことはないのですが、幼い頃の憧れが蘇り、つい自分用に買ってしまいました。


メカ生命体の骨格を発掘→復元するという世界観へのこだわり

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購入後に開封して驚いたのが、組立用パーツが一般的なプラモデルのように“ランナー”につながった状態ではなく、すでに1つずつ切り離され「発掘パック」として袋詰めされていたこと。

これは“メカ生命体の骨格を地中から発掘し復元していく”という「ゾイドワイルド」の新コンセプトに基づいたもので、骨を1個ずつ拾っていく発掘気分を味わえるよう、製造の手間が掛かるのにあえてランナーをなくしてあるのです


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さらに感心したのは、説明書を「復元の書」と名付け、「発掘見取り図を見ながら骨(パーツ)を探す」→「骨格を復元(組み立て)」→「魂を入れる(モーターの動作チェック)」→「装甲を復元」と組み立ての過程でも世界観に浸ることができるよう、こだわりを貫いていること

ここまで世界観が徹底していると、大人も子どももゾイドの復元気分にワクワクすること間違いありません。


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発掘見取り図を見ながら骨を探す


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骨格を復元


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骨格の復元が完了するまで約30分かかりました



「ゾイド」シリーズの特徴である可動ギミックが、闘争本能の解放によって必殺技を発動する「ワイルドブラスト」に進化したのも画期的なポイントです。


ギミックは機体ごとに異なるのですが、例えば「ゾイドワイルド ワイルドライガー」なら、数歩進むうちに背中から3本のブレードが自動で飛び出し、口もパクパク動き出すのだからビックリ!

こんなに生物感のあるカッコいいギミックを考えた人、スゴすぎます

ギミックのスイッチを目立たないよう設計しているあたりも心憎いです。


ちなみに我が家の娘にワイルドライガーのギミックを見せたら「ネコちゃんみたい」と喜んでいました(笑)。

この商品のメインターゲットは10歳前後の男の子ですが、女の子もペット感覚で好きになりそうですね


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もちろん、ゾイド同士が独自の攻撃アクションで戦い合うという世界観は男の子のツボにこそハマる要素。

コクピットではなくゾイドの頭部に透明のライダーフィギュアを乗せることによって、ライダーの目線を自分の目線として妄想しやすくなっているから、さながら自分がゾイドにまたがってバトルしているような想像力をリアルにかき立てられるはずですよ。


親子でモノ作りの楽しさに目覚めるきっかけに

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野外で雰囲気のある写真を撮るのも楽しい


今のパパ世代は一度はプラモデルを作ったことがあると思いますが、最近の男の子の遊びはTVゲームなどが主流で、プラモデルを作った経験のない子も多いそうです。

そうしたモノ作りの機会が少ない子どものために、プラモデル仕立ての「ゾイドワイルド」を親子で組み立てることをオススメします


子ども1人で組み立てるにはちょっと難しいパーツもありますが、接着剤不要で程よくシンプルな構造なので、大人が手伝えば十分楽しめます。「パパが小さい頃はこういうのを作ってたんだよ」なんて話しながら、親子で一緒に作るとちょうどいいですよ。

子どもは“おもちゃに詳しい大人”に憧れる傾向があるので、ゾイドの作り方や動く仕組みを詳しく解説してあげると尊敬の眼差しを得られるかも!?


実際にパーツをいじって手を動かしながら「こう組み立てるとこんな形になるのか」という実体験を通じて、モノ作りの楽しさに気づく──。

自分の手で組み立て、さらにモーターで動くという“程よいアナログ感”のある「ゾイドワイルド」は、親子で遊ぶのにピッタリと言えます


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近年はITが生活の中心を占め、アプリの制作などに必要なソフトウェア思考がもてはやされがちですが、そもそものハードウェアがないと生活は成り立ちませんよね。

つまり、いつの時代もモノ作りは必要不可欠──そんな気づきを「ゾイドワイルド」は与えてくれます。


「ゾイドワイルド」に込められた世界観や仕組みへのこだわりを通じて、何かを“作る”仕事に携わっているすべてのパパたちにぜひ刺激を受けてほしい。

そして子どもたちがモノ作りに夢中になり、ハードウェア思考を育むきっかけにしてほしいと思います。


連載『子どもと一緒にパパも楽しめるおもちゃ』その他の記事はこちら

高橋晋平(おもちゃクリエイター)
高橋晋平(おもちゃクリエイター)

2004年に株式会社バンダイに入社。第1回日本おもちゃ大賞を受賞した大ヒット商品「∞(むげん)プチプチ」など、キャラクターを使用しないバラエティ玩具の企画開発・マーケティングに携わる。2014年に株式会社ウサギを設立。各種企業と連携して幅広いジャンルの商品・サービスを開発している。著書に『一生仕事で困らない 企画のメモ技』(あさ出版)など。

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