【休日が待ち遠しい!子どもと一緒にパパも自由な発想を育めるおもちゃ】第3回「お笑いノート」

パパが子どもと過ごす休日を待ち遠しいと思えるような、親子で一緒に楽しめるオススメおもちゃを、おもちゃクリエイターの高橋晋平さんが解説。

今回ご紹介するのは、ガイドに沿って記入していくだけで漫才ネタが出来上がる「お笑いノート」です(以下、高橋さんの解説)。


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たったの3ステップで子どもでも漫才ネタを作れる


「お笑いノート」は、宮城県仙台市に拠点を置く「コトバマグネットプロジェクト」が手がけ、私も企画開発に携わったおもちゃ文具。代表を務める中田敦夫さんの「子どもの自己肯定感を高めたい」という理念を実現しようと生み出したものです。


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最近の子どもは、テストの間違いや習いごとのミスなど、いろんな局面で失敗を嫌う風潮にあります。5歳になる私の娘にもその傾向が見られ、間違えそうな問題があると答えを記入しないのだそうです。


また、分からないことがあれば何でもネットで検索できる弊害なのか、「時間がもったいないから」という理由で試行錯誤することを嫌がり、最短距離で正解を求めたがるのだとか。


自己肯定感の低い子どもほど失敗に対して打たれ弱く、だからこそ間違うことを嫌う気持ちも理解できます。

でも、失敗しない選択ばかり選んでいては成長の可能性は狭まるし、時には“間違いかもしれないこと”と向き合わなければ、常識を覆す新しい発想なんて生まれませんよね。子どものうちこそ、失敗したり間違ったっていいじゃありませんか!


実は私は大学で落語研究会に入ってお笑いの魅力にハマったのですが、お笑いのボケって間違ったことや変なことを言うほど面白がられますよね。

そんなお笑いを通じてなら、間違いを良しとする考え方を子どもにも理解してもらえると確信し、「お笑いノート」を考案したのです。


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ノートの最初の見開きには「お手本」を印刷。「これぐらいなら自分でも考えられる」「僕の方が面白い」と思ってもらえるよう、お手本のハードルをあえて下げたそうです


このノートは見開きの左ページに「テーマを決めよう」「“ボケのもと”を考えよう」「ボケフレーズを考えよう」という3ステップのガイドが設けてあります。


最初に「散歩」といったテーマを立てて、「いつ」「どこで」「だれと」「どんな」の項目ごとに、とにかく変なことや間違ったことを書いていきます。

これらの“ボケのもと”からボケフレーズを考え出し、右ページで「フリ」「ボケ」「ツッコミ」の流れを3セット作れば、漫才ネタの台本の出来上がりです。


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高橋さんのお子さんが考えたボケと漫才ネタ


そうして子どもが漫才ネタを完成させたら、家族や友達の前で披露してもらいましょう


変なことや間違ったことを言うたびに笑ってもらえたら、子どもにはその反応がたまらなく嬉しいもの。

「みんなを楽しませた=自分が認められた」という自己肯定感と「間違ってもいいんだ」という確信を得られるはずです


子どもの自由な発想を引き出すために、ボケ=間違うことを認めよう

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「お笑いノート」は子どもが自分でアイデアを考えることが重要ですが、いきなり変なことや間違ったことを思いつくのは難しいかもしれません。

そんな時は「どんなことが変かな?」と子どもに働きかけたり、あるいはパパが率先して変なことや間違ったことの見本を出してあげてください


とはいえ案外、常識で凝り固まった大人の方が、変なことや間違ったことを思いつきづらいかも…。

お笑いのボケを考えることは、子どもの自由な発想を育むだけでなく、大人が柔軟な発想力を鍛えるのにもピッタリと言えます。


もう1つ、「お笑いノート」で遊ぶ際に肝に銘じておいてほしいことがあります。それは、お笑いの正解を求めないということです。


子どもが思いついたボケに「それは面白くないよ」と大人目線で否定したり、「こうした方が面白いぞ」と正解に導こうとしたら、せっかくの子どもの自由な発想が台無しになります。

一生懸命考えた“間違い”は全力で肯定してあげてください


間違ってもいい。いや、むしろ間違いにも価値がある──。そうやって子どもの自信と自己肯定感を育むために、ぜひ親子で「お笑いノート」の漫才遊びを楽しんでみてください。


■お笑いノート

http://gamemarket.jp/game/%E3%81%8A%E7%AC%91%E3%81%84%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88/


連載『子どもと一緒にパパも楽しめるおもちゃ』その他の記事はこちら​​​​​​​

高橋晋平(おもちゃクリエイター)
高橋晋平(おもちゃクリエイター)

2004年に株式会社バンダイに入社。第1回日本おもちゃ大賞を受賞した大ヒット商品「∞(むげん)プチプチ」など、キャラクターを使用しないバラエティ玩具の企画開発・マーケティングに携わる。2014年に株式会社ウサギを設立。各種企業と連携して幅広いジャンルの商品・サービスを開発している。著書に『一生仕事で困らない 企画のメモ技』(あさ出版)など。

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