テクノロジーが進化した時代に子どもの学習をどうサポートする?世界10カ国の家庭学習におけるテクノロジー活用事情とは

夏休みが終盤に差し掛かり、宿題に追われる子どもたちも多いことでしょうが、皆さんは子どもたちが宿題で分からないところがあったら手伝いますか? それとも自分で調べさせますか?


昨今はパパママが子どもだった頃と比べてテクノロジーが飛躍的に発達し、何でもすぐネットで調べられるという便利な時代。

では子どものいる家庭では、そうしたテクノロジーをどの程度活用しているのか。また、テクノロジーの活用の有無によって、子どもの学習にどんな影響が生まれるのか──。


そこで今回は、レノボ・ジャパン株式会社が世界10カ国(日本・米国・メキシコ・ブラジル・中国・インド・イギリス・ドイツ・フランス・イタリア)合計15,226人を対象に行った、教育分野における国際調査の興味深い結果をご紹介します。


子どもたちは学校の宿題を手伝ってもらわずネットで調べている


今回の調査では、75%の保護者が「子どもたちは学校の宿題を保護者に手伝ってもらわずネットで調べている」と回答。

この傾向が最も顕著に見られたのはインド(89%)と中国(85%)で、いずれの国でも近年子どもの学習を支援するためにテクノロジーを利用する保護者が増加しています。


一方、最も低かったのはドイツの54%。ドイツ人は一般的にテクノロジーについて慎重であると言われ、教育の場では特にその傾向が見られました。

ちなみに日本では70%(10カ国中5番目)でした。


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保護者のテクノロジー依存率は日本が最小


その一方で、60%(日本は56%)の保護者が「子どもの宿題を手伝う際、ネットで調べたにもかかわらず、答えを前から知っていたふりをしたことが少なくとも一度はある」と答えています。

これは数学(45%)や科学(38%)といったSTEM科目(科学、技術、工学、数学の教育分野)に加え、地理(36%)や外国語(35%)の科目でも多く見られました。


ちなみに日本の傾向は世界と異なり、数学16%、科学16%、地理18%と、いずれも10カ国中最小の比率でした。

また「子どもの宿題の手伝いにスマートデバイスやネットを使ったことはない」と回答した比率は日本が25%と調査国中最大でした。


そんな日本を含む世界中の回答者の多く(83%)が「教育分野におけるテクノロジーの進歩が子どもたちの学業成績向上の一助になっていること」に同意。

あわせて、働く保護者の多く(84%)は「テクノロジーがもたらす恩恵によって、働き続けることと家族とのつながりを保つことが両立できている」と答えています。


テクノロジーが子どもたちを自立させる


とはいえ、学習を支援する多くのポジティブな要素を兼ね備えたテクノロジーは、ネット・スマホ・ゲーム依存などの不安と背中合わせでもあります。

85%(日本は79%)の保護者は「スマートデバイスやネットの使い過ぎが子どもを依存状態にする」と考え、72%(日本は62%)の保護者は「子どもの社交性に影響を及ぼしかねない」との懸念を示しています。


一方、73%の保護者が「テクノロジーは子どもたちが将来、学習と問題解決を自立してできるようになるための手助けをする」と考えています。

この考え方は米国で最も低く(59%)、日本も62%と低めなのに対して、インドで最も高く91%が同意しています。これは、同国で若い世代の教育を支援するためのテクノロジーへの依存度が高まっていることに関連している可能性があります。


最近の報告によれば、インドの母親の大半が子育てにスマートフォンを使用しており、10人のうち8人はテクノロジーによって子育てが楽になったと考えています。これは、インドの保護者が、テクノロジーが社会を変える力を目の当たりにしていることを示唆しています。


こうした調査結果を踏まえ、心理学者でDigital Nutritionの設立者、Jocelyn Brewer氏は次のようなコメントを残しています。


近年、世界中で教えられているカリキュラムの中身が改良・更新されただけでなく、教育学や学習方法も変化してきています。多くの保護者から「勉強を頑張りなさい」「勉強しなきゃだめだよ」程度の道徳的、感情的な指導しか子どもにできないという声を頻繁に聞きます。


デジタルであふれた世界では、子育てが家庭に新たな課題をもたらす場合があります。保護者自身の学びや人付き合いの経験に比べて、教育における現在のテクノロジーが非常に異質に感じられる可能性があるからです。


子どもが人生の成功と充足感を達成していく上で役立つ、学術的、社会的、感情的なスキルの上達をどのようにサポートしたらよいのか、保護者たちは戸惑い、圧倒されているかもしれません。

保護者たちはテクノロジーが、学習の手助けとなる側面と学習から気をそらさせる側面の両方をもつことを理解しているものの、そのバランスをとるための支援を必要としているようです。


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テクノロジーが学習を支援する要素を多く備えていることは確かとはいえ、スマホやネットに依存してしまう心配がぬぐえない。では、テクノロジーをどのように生活で活用すればいいか──デジタルネイティブではないパパママ世代の迷いや試行錯誤が伺える調査結果でした。


学習面におけるテクノロジーの恩恵を大人も子どももポジティブに受けられるかどうかは、テクノロジーのメリットを十分理解した上で活用法を慎重に吟味し、それらとどのようにうまく付き合うかに掛かっているのではないでしょうか。


この機会にぜひ、スマートデバイスやネットの使い方を家族みんなで考えてみませんか。


【調査概要】

レノボは、世界10カ国(日本、米国、メキシコ、ブラジル、中国、インド、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア。質問票の言語は8言語)、のべ15,226人を対象にした国際調査を実施しました。調査サンプルは、各国の18歳以上のネット人口の分布に沿って抽出しました。調査は2019年3月31日から4月27日にかけて実施しました。全10か国の調査対象全体に関する統計数値は95%優位水準で+/- 1%ポイントの誤差の範囲内、各国別の調査対象に関する統計数値は95%優位水準で+/- 3%ポイントの誤差の範囲内です。テクノロジーが日常生活と社会に与えるインパクトについて、現在、および将来について回答者がどのように考えているかを調査目的としています。


【レノボ・ジャパン ホームページ】

トップページ:http://www.lenovo.com/jp/ja/

ストーリーハブ:https://www.lenovo.com/jp/ja/lenovostory/


【レノボについて】

Lenovo(HKSE:992/ADR:LNVGY)は、Fortune Global 500に含まれる売上高450億米ドルの企業であり、スマートデバイス、インフラシステムなどにより最高のユーザーエクスペリエンスを提供し、Intelligent Transformationを実現させるビジョンを持ちます。レノボは非常に広範なコネクテッドデバイス製品を製造する企業で、スマートフォン(モトローラ)、タブレット、PC(ThinkPad、Yoga、Lenovo Legionなど)ワークステーションおよびAR/VRデバイス、スマートホーム/オフィス製品などを提供しています。レノボはまた、今後社会やビジネスが相互につながり変革してゆくために必要とされるコンピューティングのパワーとキャパシティを次世代のデーターセンターソリューション(ThinkSystem、ThinkAgile)によって提供します。レノボはすべての人の優れた力を呼び起こし、誰もが発展するよりスマートな未来を創ることを目指しています。

家men編集部
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