共働きで家事分担はどうする?夫婦でイライラしない分担方法

共働きで家事分担はどうする?夫婦でイライラしない分担方法

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目次[非表示]

  1. 共働きの家事分担のコツ①細かい家事分担をしない
  2. 共働きの家事分担のコツ②お互いのやり方に文句を付けない
  3. 共働きの家事分担のコツ③「言われたからやる」ではなく双方が主体的に動く
  4. 共働きの家事分担のコツ④「ありがとう」を言葉で伝える
  5. 共働きの家事分担のコツ⑤住宅設備を見直してみる
今や夫婦共働きが当たり前にもなってきている時代。高齢者世帯を除いた場合は、すでに6割以上の世帯が夫婦共働き世帯となっています。こうなってくると問題になるのが家事。どうしても夫婦での家事分担が必要となりますが、それが原因でケンカになってしまった、という経験をお持ちの方も多いのでは?

そこで今回は、夫婦でイライラしない家事分担方法について考えていきます。共働き家庭に限らず参考にしたい家事分担のコツをご紹介しているので、ぜひご覧ください。

共働きの家事分担のコツ①細かい家事分担をしない

共働きともなると、夫婦それぞれに家事を分担することもあるでしょう。もちろん、それでうまくいっているなら何の問題もありません。
しかし、家事分担が原因でイライラが生まれるのであれば、一度“分担”を解除してみるのもひとつの手です。

家事を分担するということは、それぞれの行動が明確化されると同時に、義務が生まれます。「毎週月曜日は○○がトイレ掃除をする」といったルールがあるのは非常に良いことですが、それがもしも果たされなかった場合…相手に対して「なぜ決まり事ができないのか?」というイライラを抱くこともあるでしょう。

だからといって、できない=家事をやりたくないわけではありません。家に持ち帰った仕事を優先せざるをえなかったり、体調が優れず横になっていたのかもしれません。時には、家事分担のことをすっかり忘れてしまった…人間ですからそういうこともあるはずです。あまりに細かく家事を分担し「やるべき項目」を増やしてしまうと、逆にその義務感が負担になることも

家事分担がうまくいかない場合は、できるだけ大ざっぱな割り振りにしたり、そもそも分担自体をやめてしまったりというのも検討の余地があると言えるでしょう。

共働きの家事分担のコツ②お互いのやり方に文句を付けない

夫婦間のコミュニケーションで問題が起こるのは「やった、やらない」だけではありません。時には、よかれと思った行動が裏目に出てしまう可能性もあります。

例えば、妻が一生懸命テレビやDVDレコーダーの配線を直し、その結果どこにケーブルをつなげばいいのか分からなくなったとしましょう。

その姿を見た夫から「はじめにちゃんとメモを取っていればこんなことにはならないのに」なんてちょっと皮肉っぽいひと言が出てしまったら…。「じゃあ自分でやればいいでしょ!」という展開になることは想像に難くありません。

このように、アドバイスのつもりの一言であっても、伝え方次第で印象は大きく異なります

家事においては、相手のやり方に関して文句を言うようなことは基本的に避けた方が無難。どうしても気になる場合は「困っているなら手伝うよ」といった声がけが適切です。そして相手が助けを求めてきたら全力でサポートしてあげましょう。

また、下記では少子化ジャーナリスト・作家の白河桃子先生にも共働き夫婦が特に参考にしたい夫婦で家事や育児を分担する方法や考え方についてお話しいただいています。ぜひ合わせてご覧ください。

>『逃げ恥』に学ぶ“チーム夫婦”のススメ 後編 | 白河桃子先生インタビュー

共働きの家事分担のコツ③「言われたからやる」ではなく双方が主体的に動く

「明日は燃えるゴミの日だから、ゴミ箱の中身をまとめておいて」。どこの家庭でも聞かれるこの言葉。しかし、それが原因となりトラブルへと発展するケースは少なくありません。

まず、何かを指示するということは事態の状況を把握し、その上で誰にその仕事を任せるのか判断する必要があります。

簡単そうに見えますが、一般企業で言えばこれはマネージャーと呼ばれる管理職の仕事。決してお手軽なことではありません。その役割を夫婦のどちらかがずっと担う状況が続けば「どうして自分ばかりが指示を出さなきゃいけないのか?」という不満につながるかも。

そこで、どちらか一方が指示を出すのではなく、夫婦2人が主体的に家事に取り組むようにするのがおすすめです。

指示があってからではなく自発的に動くことによって、「あ、洗い物しておいてくれたんだ」と相手から感謝されることもあるでしょう。すると、やった方もモチベーションが上がるはずです。

共働きの家事分担のコツ④「ありがとう」を言葉で伝える

最も大切なのは、お互いに感謝と労いの言葉を伝え合うことです。家事は労働に対して対価が発生しない仕事です。誰であれ、自分のがんばりが認められなければやる気も出ないのではないでしょうか。

「部屋がキレイで気持ちがいいね」
「今日もおいしい料理をありがとう」
「最近疲れてそうだから、次の風呂掃除は任せてね」

などなど。かけられる言葉はたくさんあります。ちょっとしたひと言は、夫婦の関係性を良好に保つ秘訣とも言えるでしょう。

また、万が一喧嘩してしまった時は、夫婦喧嘩をできるだけ引きずらないように心がけることもポイントです。下記では共働き夫婦が特に参考にしたい上手な仲直り方法を紹介しているので、ぜひご覧ください。

>夫婦喧嘩をいつまでも引きずらない、上手な仲直りのススメ

共働きの家事分担のコツ⑤住宅設備を見直してみる

共働き家庭は特に、家事を行う時間がどうしても限られてしまいます。一方、仕事も家も全部きちんと頑張りたい!と頑張り屋な方も多いはず。ですが、毎日行う家事は心身ともに負担にもなりやすいものです。

そこで、毎日の家事を行うことにストレスの少ない家の導線や住宅設備を見直すことも、ひとつの方法。

下記では、家事負担を軽減する住宅設備をご紹介しているので、ぜひご参考ください。

>共働き家庭に嬉しい!家事時短につながるパナソニック「ラクするテクノロジー」とは

今回ご紹介したポイントに加え、「ありがとう」の気持ちをきちんと伝えられれば、きっと家事のイライラも少なくなっていくはずです。