パパママが日常で感じるイライラと疲れの実態は?コロナ時代の家族ストレスを軽減する方法

パパママが日常で感じるイライラと疲れの実態は?コロナ時代の家族ストレスを軽減する方法

夫婦円満

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  1. 家庭や職場で“素の自分”以外の顔を演じ分けることがストレス要因に
  2. どうすればストレスを緩和できる?「家族の思い出づくり」がカギ
  3. ストレス緩和の条件を満たす「家族写真の撮影」のススメ
専業主婦世帯・共働き世帯問わず、家事・育児・仕事などやるべきことが多岐に渡って時間に追われ、大なり小なりストレスを日々感じているパパは少なくないはず。一方、同じように家庭の内外で多くの役割を果たしながら、あまりストレスを実感しないという方もいるでしょう。では、両者の違いは何なのか?

その答えを導き出すべく、ピクスタが運営する家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa(フォトワ)」が「ママ・パパのストレス実態調査」を実施。その調査結果の分析を踏まえ、家族メンタルヘルス専門家であり育児生活アドバイザーの市川香織准教授解説による「ママ・パパストレス実態調査発表 メディアセミナー」が開催されました。今回はこのセミナーから、パパママのストレス解消のヒントとなるポイントをご紹介します。

家庭や職場で“素の自分”以外の顔を演じ分けることがストレス要因に

今回の調査でパパママのストレス要因を調べたところ、ママは主に育児・家事・配偶者など家の中のことが原因なのに対し、一方パパは自分の仕事や職場での人間関係に加え、育児や配偶者との関係にもストレスを感じていることが判明。家庭を気遣いながら、仕事やそれ以外のことでも悩まされているという複合的なストレス構造が伺えます。
その複合的なストレス構造を紐解いたものが次の調査項目。「あなたは親・会社・友人など、環境や相手によって何役も自分を演じ分けていると感じることはありますか」と尋ねたところ、パパは66.4%、ママは70.8%が「ある」「ややある」と回答。「子ども相手には親としての自分、学校や保育園では保護者としての自分、会社では職場での自分」というふうに、環境や相手によってさまざまな顔を使い分けている実態が見えてきます。
また、そうした“一人二役(あるいはそれ以上)”を演じている人と演じていない人とでストレスの実感を比較したところ、一人二役を演じている人は演じていない人よりもストレスを感じている場合が25.2ポイントも多いという結果が出ました。
このようにパパママの多くが“一人二役”を担っている背景について、市川先生は「昔の女性は結婚・出産すると仕事から離れることが多かったのに対し、近年は出産しても働き続ける人が増加しています。一方の男性も、厚生労働省によるイクメンプロジェクトが推進される中、仕事も家事も子育ても頑張りたいと思う人が増加。このようにいろんな役割を担うパパママが増えているのが、今の子育て世帯の現状です」と分析。現代社会が引き起こすストレス要因を指摘しました。

どうすればストレスを緩和できる?「家族の思い出づくり」がカギ

とはいえ、現在の生活スタイルで今さら“一人二役”を解消するのは難しいですよね。では、他にストレスを緩和する方法はないのか? 今回の調査で「家族の思い出づくり」とストレス実感の相関関係について調べたところ、配偶者が思い出づくりを大切にしている人ほどストレスが少ないことが判明しました。
併せて「コロナ禍に家族と過ごしたイベントや行事」を尋ねたところ、「誕生日パーティ」や「季節のイベント(ひな祭りやハロウィン)」が上位に。また、ちょっとした非日常感覚のイベントを楽しむために家族で利用したサービスとして、「食事の出前サービス」「名産品のお取り寄せ」「プロカメラマンの出張撮影サービス」などが挙がりました。
こうした結果を踏まえて市川先生は「思い出をつくる行動は自然と笑顔で過ごす時間を増加させます。笑顔は自律神経を整え、ストレスホルモンの分泌が減少するといわれています。家族で過ごす時間が増えると、必然的に夫婦間の会話量も増えるため、すれ違いによるストレスは起こりづらくなります」と解説。さらに、そこから導き出した「コロナ時代の家族ストレス緩和3か条」を提唱しました。
1. 笑顔
市川先生は、笑うことによって免疫機能が活性化するという実験結果を例に「笑うことが健康につながる」と主張。また、笑うことによってストレスの要因となるホルモンの分泌が抑制される一方、“幸せホルモン”と呼ばれるオキシトシンなどストレス緩和に一役買う脳内物質が分泌されやすくなるそうです。

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2. 家族の一体感
幸福や健康に生きるための方法を科学的に研究するポジティブ心理学によると、幸せには4つの因子があり、その中でも身近な家族と関わりのあるものとして市川先生が挙げたのは「ありがとう」因子。例えば、家族に対して愛情や感謝を抱くことでつながり(一体感)を実感し、より幸せな気持ちになれるのだそうです。

3. 自然体
前述の「幸せの4つの因子」の第4因子にあたる「ありのままに」因子、つまり“一人二役”という役を演じることから解放され、素の自分でいられる時間を持つことが幸せの実感につながるそうです。また、市川先生の研究によると、産後ケアを受けた女性は「他者に気づかわれることで自分(自然体)を取り戻し、改めて育児を頑張ろうという気持ちが芽生える」という意識の変化が見られたそうです。

ストレス緩和の条件を満たす「家族写真の撮影」のススメ

続いて市川先生は、「コロナ時代の家族ストレス緩和3か条」の実践につながる家庭での取り組み例として、家族写真の撮影を提唱。「まず、家族写真を撮る場合の多くは笑顔になりますよね。そして家族みんなが同時に集って一緒に作り上げることで一体感を共有できる。さらに、家族写真というプライベートな写真を撮る瞬間は“自分(自然体)に戻る”ことができる。ストレス緩和3か条をすべて満たす、有効な手段ではないでしょうか」とその効能について解説しました。

さらに、家族写真を通して家族そのものの価値やあり方を研究する「fotowa家族フォト総研」の李 せい所長が、家族写真を撮影するポイントをアドバイス。「まず1つは、誕生日や七五三など家族にとって大切な記念日。キチンと写真に残すことで家族の思い出になります。そしてもう1つは、季節性のある行事。例えばアジサイやヒマワリなど季節の花と一緒に写ると、背景としても美しいし季節の情緒も感じられ、写真を見返す時に笑顔になれるのではないでしょうか」とオススメのパターンを挙げました。
また李所長は、写真の撮影技術と一人ひとりの笑顔を引き出すことに長けたプロのカメラマンによる、家族・子ども向け出張撮影サービス「fotowa」のコロナ禍における利用状況についても紹介。生まれて間もない子どものいる家庭が三密を避けるため、ニューボーンフォト(生後3週間以内の新生児期に撮影する赤ちゃんの記念写真)やハーフバースデー(生後6か月のお祝い)の記念写真を自宅で撮影したり、また、七五三や誕生日に絡めて神社や近場の公園で撮影するケースが増えているそうです。

なかでもニューボーンフォトは、まだママのお腹から出たばかりの小さな赤ちゃんの姿が、何とも言えない神秘的な可愛らしさを醸し出すことで最近人気なのだとか。市川先生によると、新生児期のママは産後の疲労やストレスが高まっている状態なので、そうしたストレスを緩和できる可愛い赤ちゃんの写真を残すことはオススメだそうです。

本来なら産後や子育て期において育まれるべき人とのつながりや楽しい家族イベントが、コロナ禍の影響によって絶たれてしまうことは、大人にとっても子どもにとっても日常生活におけるストレス増加につながりかねません。プロカメラマンの出張撮影などの外部サービスを上手に利用することで日常の中に非日常を取り入れながら、家族の思い出づくりに励んでみてはいかがでしょうか。

■家族・子ども向け出張撮影プラットフォーム「fotowa」
https://fotowa.com/

画像データ提供・記事協力:ピクスタ株式会社

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