
お互いの収入や家庭の貯蓄額を把握していますか?イマドキ夫婦の金銭事情とは
育ちも価値観が異なる2人が夫婦になれば、金銭感覚にズレが生じるのはそもそも当然のこと。そこで重要になるのが、適切な「家計管理」です。
誰がどのように家計を管理するかは、各家庭の収入形態や生活環境、あるいは各々の性格によって異なるもの。いずれにしろ、我が家の事情にマッチした形で管理する必要があると言えるでしょう。
そこで今回は、夫婦円満にもつながる家計管理のヒントとして、多様な家庭事情が反映された「夫婦の収入と貯蓄額に関するアンケート調査」の結果を今ご紹介します。
「パートナーの収入を知らない」は3割以上。管理は主に妻
既婚女性1,917名に「ご主人の収入を正確にご存知ですか?」「あなたの収入をご主人はご存知ですか?」と質問したところ、いずれも7割近くが「知っている」、3割以上が「知らない」という結果になりました。
続いて「夫婦の家計管理は主にどなたが行っていますか?」と尋ねたところ、「共同」は約39%。半数近い約45%は「妻」で、夫に一任している方は16%という結果になりました。
「貯蓄額を完璧に把握している夫」は2割以下
「夫婦の貯蓄額をご主人は把握していますか?」という質問に対し、「完璧に把握している」と答えた方はわずか19.8%。最多は「なんとなく把握している」で45.9%、続いて「あまり把握していない」の22.5%、そして1割以上にあたる11.9%は「まったく把握していない」と回答しました。
おおまかな金額感はつかんでいても明確な数字までは知らない男性が多いようです。
前問で「完璧に把握している」と回答した379名を除いた1,538名に、ご主人が夫婦の貯蓄額を正確に把握していないと思う理由を訊いてみました。
最多は「貯蓄額に興味がないから」(=言わなくてもいい)の30.2%、続いて「知られたくないから」18.8%、「細々したことに使ってしまうから」16.0%、「大きな買物をしてしまうから」5.1%。理由はさまざまながらも「具体的な貯蓄額を夫に言いたくない」という妻の傾向が伺えました。
なお「その他」の自由記入では、「聞いてこないから」「各自で管理しているから」「任され(任せ)ているから」という回答も。自分からは伝えず相手も聞いてこないがOK──という自立した夫婦関係を読み取ることができます。
家計に関心が薄い=夫婦関係がドライではない?
では、夫が貯蓄額を完璧に把握していない=家計に関心が薄いからといって、家庭そのものに関心が薄かったり夫婦関係がドライなのかというと、そうでもないようです。
先ほどの1,538名に、夫婦関係の満足度を5段階評価で尋ねたところ、満足度が低い「1」と答えた方はわずか1.2%。満足度の高い「5」と「4」がそれぞれ38.8%で、およそ8割が夫婦関係に満足しているという結果に。
家計や貯蓄を事細かに報告しない妻側の思惑はともかく、夫にとっては「家計を気にしない=パートナーを信頼しているからこそ任せている」という気持ちの表れなのかもしれません。
お互いの金銭事情に関してあまり深く知らなくても仲がいい。
あるいは、妻が家計を握っていることが円満の秘訣。
家計管理と夫婦関係におけるさまざまな因果関係が読み取れる調査結果をご紹介しました。
今回の調査で上がった意見などを参考にしながら、我が家にとってベストな家計管理をこの機会に夫婦で話し合ってみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査タイトル : 夫婦の収入と貯蓄額に関する調査
調査対象 : 当社の製品を購入したことがある既婚女性
調査期間 : 2019年3月15日〜2019年3月19日
調査方法 : LINEアンケート調査
調査地域 : 全国
有効回答 : 1,917サンプル
調査機関 : ゲンナイ製薬株式会社
【会社概要】
社名 ゲンナイ製薬株式会社
代表 上山 永生(うえやま ひさお)
本社所在地 東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル南館16階
ホームページ https://www.gennai-seiyaku.co.jp
設立 2009年6月
資本金 1,000万円
売上高 7億5,000万円(9期)
従業員数 7名
事業内容 化粧品、医薬部外品製造販売/サプリメント販売/情報提供サイトの運営