
ユーモラス&リアルな心情に共感の嵐!第3回「オリックス 働くパパママ川柳」入賞作品決定
一般公募の川柳コンクールといえば「サラリーマン川柳」が有名ですが、オリックスでは働きながら子育てに奮闘するパパママの日常をテーマとする「オリックス 働くパパママ川柳」を2017年から実施。
家庭ごとの多様な視点から日々のリアルな心情を取り入れ、苦労や失敗をユーモラスに表現する見事な一句が多数応募されています。
今年も2019年1月11日から2月12日まで第3回「オリックス 働くパパママ川柳」が公募され、5万4261もの作品が寄せられました。
世代別では仕事も子育ても大忙しな30代と40代が半数を占め、また今回から「じぃじばぁば目線賞」を新設したことで、より幅広い世代から作品が集まりました。
そしてこのたび、特別審査員として参加した尾藤 川柳氏(川柳公論社 主宰)、田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)、浜田 敬子氏(Business Insider Japan統括編集長)を交えた厳正な選考の結果、入賞19作品が決定!
変わりつつある共働き世帯のカタチや今年ならではの世相を反映した見事な一句をご紹介しましょう。
■大賞(1句)
「10連休 預け先無し 金も無し」
みんママ(36歳・女性/長崎県)
■パパ目線賞(3句)
「お尻拭き 社では上司の 尻拭い」
SKかぴさん(38歳・男性/神奈川県)
「こどもたち パパで遊んで ママで寝る」
だんな(31歳・男性/神奈川県)
「テレワーク 親子で参加 web会議」
さすけ(40歳・男性/東京都)
■ママ目線賞(3句)
「『ママ元気?』 AIしのぐ 感知力」
とるまりん(30歳・女性/新潟県)
「繁忙期 麺・麺・丼・丼・麺・丼・丼」
高知ぜよ(40歳・女性/高知県)
「育休を 取った旦那に 手が掛かる」
てんとうむし(35歳・女性/東京都)
■子ども目線賞(1句)
「お年玉 買いたいものは パパの時間」
姫(9歳・女性/東京都)
■じぃじばぁば目線賞(1句)
「いだてんか 保育所向かう 嫁の足」
セイチャン(70歳・女性/大阪府)
■優秀賞(10句)
「お疲れさま AIだけが 誉めてくれ」
レインボーパパ(46歳・男性/和歌山県)
「アロマより 癒されるのは 子の匂い」
怪傑もぐり33世(48歳・男性/神奈川県)
「静けさや やっと眠った 天使撮る」
パパパ(36歳・男性/神奈川県)
「インフルよ せめてママだけ 避けてくれ」
こうちゃんかいくん(42歳・女性/千葉県)
「『起きなさい!』 子に言う振りで 実はパパ」
しょこちん(27歳・女性/愛知県)
「ポイポイと 靴落とす君 シンデレラ」
ママ鉄(30歳・女性/大阪府)
「たまにはね 家事の有休 使いたい」
ヒリー(28歳・女性/神奈川県)
「100年を 孫とローンと 同居する」
春爺(77歳・男性/静岡県)
「孫育て 昭和の知恵も 遠くなり」
ミーコばあ(78歳・女性/岩手県)
「5年生 ぼくもはたらく かぞくです」
ユウキ(11歳・男性/福岡県)
※このほか「オリックス 働くパパママ川柳」ウェブサイトでは、全入賞作品に加え、個性豊かな佳作20作品などを掲載しています。
◆特別審査員のメッセージ
尾藤 川柳氏(川柳公論社 主宰)
「10連休」などのフレーズに、時代が反映されていると感じました。そして、回を重ねるごとに素直な心情が読み取れる作品が増えてきています。川柳にはいろいろなアプローチがありますが、実感や本音が込められた作品には力があります。「オリックス 働くパパママ川柳」を通じて川柳の17音の世界を、これからも多くの人に楽しんでほしいです。
田中 裕二氏(タレント「爆笑問題」)
自虐や皮肉が生む笑い、ささやかな幸せがもたらす家族の温もりなど、バラエティー豊かな作品が多数寄せられました。共感できる作品がたくさんあり、多様な働き方についても知ることができ、気づきを得る機会にもなりました。家族と一緒に楽しみながら、作品を振り返りたいと思います。
浜田 敬子氏(Business Insider Japan統括編集長)
今年はパパの育児参加が具体的に思い浮かぶような作品が増えたように感じます。共働きも少しずつ変わってきているという印象を受けました。また、日々の不満や罪悪感を上手に笑いに変えている作品も目立ちました。川柳には前向きになるパワーがあります。多忙な毎日を送っている働くパパママはぜひ、入賞作品を読んで元気をもらってください。
第3回「オリックス 働くパパママ川柳」入賞作品をご紹介しました。
男性の積極的な家事育児参加や育休取得など、最近の共働き世帯のカタチが伺えて、大変興味深い作品揃いでしたね。
ボヤキ、家族への愛情、そして感謝──朝から晩までフル稼働するパパママが体験したり感じる「あるある」ネタがユーモラスに表現され、クスッと笑いながら共感できる一句も多数あったのではないでしょうか。
皆さんも来年はぜひご自身の体験や本音を五・七・五で表現して応募し、全国のパパママに笑いと元気を与えてみませんか。