【令和時代のパパ像】理想は家事も育児も「自分らしく」「進んで楽しむ」?調査で判明した令和元年のパパに関する意識とは

【令和時代のパパ像】理想は家事も育児も「自分らしく」「進んで楽しむ」?調査で判明した令和元年のパパに関する意識とは

家事分担

目次[非表示]

  1. 「令和パパは家事・育児を積極的に行うことは当然」と8割が考えている
    1. 専門家考察「参加しようという意識に行動が十分に追いついていない」
  2. 令和パパの家事・育児への意欲に、周囲の理解が追い付いていない
    1. 専門家考察「パパだけでなくリーダー層・管理職の意識改革も不可欠」
  3. 令和元年のパパにまつわるキーワードは「家事シェア」「真のワークライフバランス」「チーム育児」
    1. 専門家考察「真の意味の“ライフ”を充実させてこそ、ワークライフバランスが実現する」
  4. 令和元年の家事・育児で大切にしたことは「自分らしさ」と「自ら進んで楽しくコミット」
    1. 専門家考察「家事育児を、義務の“ワーク”から楽しい“ライフ”へ」
  5. 令和時代のパパ像は「自分らしく、楽しく」そして「妻と子どもに優しく」
    1. 専門家考察「家事・育児で避けられない“楽しくない”作業も積極的に引き受けよう」

令和時代のパパ像は「自分らしく、楽しく」そして「妻と子どもに優しく」

令和時代のパパ像を聞いたところ、「今までの父親像にとらわれず、『自分らしく』家事・育児を行う」(59.7%)と「『自ら進んで楽しんで』家事・育児を行う」(58.3%)が僅差の1位・2位。2人に1人は「自分らしさ」や「自ら進んで楽しむ」家事育児をイメージしていることが分かりました。

続く3位は「妻を『母親』としてではなく、『女性』として大切にする」(36.5%)。「自分らしく、楽しく」家事・育児を行うのみならず、妻への優しさも忘れないスマートなパパ像を描いていることが浮き彫りに。

また、「仕事の予定と同じくらい家族や子どもの予定を優先する」(35.0%)、「地域の行事や学校の行事に積極的に参加する」(32.8%)など、家庭内のみならず対外的にも積極的に参加する令和時代のパパ像も明らかになりました。

専門家考察「家事・育児で避けられない“楽しくない”作業も積極的に引き受けよう」

先ほどの「大切にしていたこと」と同じような回答傾向でしたが、男女・子ども有無ごとに多少回答に違いが見られました。子どものいない女性の約50%が、「妻を『母親』としてではなく、『女性』として大切にする」という項目を選んでいます。実際に彼女たちは「母親」ではないですから当然といえば当然。女性のすべてが「母」ではありません。このことは忘れないようにしたいところです。

多くの人が「自分らしく」「自ら進んで楽しんで」家事・育児を行うパパ像(男性像?)を理想と考えているようですが、ここで気をつけたいのは、「自分らしく楽しんで家事育児をやる」=「好きなことだけやって、嫌いで苦手なことはやらない」ではないということ。

家事・育児も仕事も、絶対に「やりたくない」「つまらない」作業はつきもの。そういった辛い作業を積極的に引き受けると、今度は相手(仕事仲間でも配偶者でも)が「自分らしく」振る舞える余地が増えるのです

令和の時代、もっともっと、自分以外の他者の置かれた立場を想像して行動できるようになりたいものですね。
今回の調査結果と筒井教授の考察を通して、令和時代のパパ像の実態と進むべき未来のヒントが見えたのではないでしょうか。

もちろん、今回提示された令和パパ像や家事・育児へのアドバイスが、すべての家庭にそのまま該当するとは限りません。日々の自らの姿勢を振り返り、また夫婦間で話し合う機会を設け、令和時代の家庭生活が楽しく充実したものになるよう模索してみてください。

<専門家プロフィール>
筒井 淳也(立命館大学 産業社会学部教授)

1970年生まれ。93年一橋大学社会学部卒業、99年同大学大学院社会学研究科博士後期課程満期退学。現在は立命館大学 産業社会学部教授。主な専門は家族社会学・計量社会学。著書に『結婚と家族のこれから 共働き社会の限界』(光文社新書)『仕事と家族 日本はなぜ働きづらく、産みにくいのか』(中公新書)など。

<調査概要>
・調査目的 :    男性の家事・育児に対する意識や令和元年、令和時代のパパの実態を把握する
・調査対象 :    1,036名 (20~49歳の有配偶男女)
・調査地域 :    1都6県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)
・調査方法 :    インターネットリサーチ
・調査時期 :    2019年12月11日(水)~12月13日(金)
・有効回答数:    1,036サンプル
・割付情報 : 以下、【性別年代】既婚_子ありなし:有効サンプル(希望サンプル)
【男性20代】既婚_子あり:86(83)、【男性30代】既婚_子あり:90(87)
【男性40代】既婚_子あり:86(83)、【男性20代】既婚_子なし:86(83)
【男性30代】既婚_子なし:86(83)、【男性40代】既婚_子なし:86(83)
【女性20代】既婚_子あり:86(83)、【女性30代】既婚_子あり:86(83)
【女性40代】既婚_子あり:86(83)、【女性20代】既婚_子なし:86(83)
【女性30代】既婚_子なし:86(83)、【女性40代】既婚_子なし:86(83)
合計:1036(1000)

・調査主体 : 家men総合研究所
<家men総合研究所 とは>
家族を持つ男性の家事におけるさまざまな研究やリサーチを行う研究所です。「オトコたちの家事を楽しく。毎日を楽しく。」を合言葉に、男性の家事にまつわる世の中の動向を研究・提言し、家事を楽しみ生活する家族を持つ男性『家men』がここちよく暮らせる社会を創造するために設立した研究開発型組織です。

※本記事は2020年1月29日に一部情報を修正いたしました。
39 件