【お風呂の掃除】意外と知らない風呂掃除の正しい手順やコツとは?(プロ監修)

【お風呂の掃除】意外と知らない風呂掃除の正しい手順やコツとは?(プロ監修)

掃除

目次[非表示]

  1. 道具を制する者は風呂掃除を制す!オススメの道具と洗剤
    1. 浴室用洗剤は汚れの性質によって使い分ける
    2. 塩素系漂白剤は“ガンコなカビ”に使用
    3. スポンジは性能だけでなく使いやすさも大事
    4. ブラシがあったら特殊な場所の掃除に便利
  2. 知っておきたい風呂掃除のポイント
    1. 風呂掃除には“洗う順番”がある
    2. 壁に飛び散った泡や汚れを放置しない
    3. 浴槽の掃除は“お湯を抜いてすぐ”が楽
    4. 床の汚れは溝までしっかりこすり落とす
    5. 排水口にたまったゴミは毎日取り除く
    6. 鏡と蛇口のウロコ汚れは水滴を拭いて予防
    7. 浴槽側面のカバー「エプロン」の内側にたまった見えない汚れも定期的に掃除
    8. カビ対策に有効な熱湯シャワー

排水口にたまったゴミは毎日取り除く

泡、皮脂、垢、髪の毛などあらゆる汚れが集まる排水口。洗うのが最もおっくうな場所ですが、そのままにすると汚れがひどくなる一方なので、排水口のヘアキャッチャーについたゴミを入浴後に毎回取り除く(ティッシュペーパーなどでつまみ取るだけでOK)よう習慣づけましょう。

そして週に一度は浴室用洗剤とスポンジで洗って(または「カビキラー」などの塩素系漂白剤で除菌して)ください。さらに排水口のニオイやつまりが気になりだしたら、排水パイプ用の洗浄剤を排水口に直接かけ、水で流すといいですよ。

鏡と蛇口のウロコ汚れは水滴を拭いて予防

鏡や蛇口に見られるウロコのような汚れは、水分に含まれた汚れ成分が水分の蒸発によって水垢と化してこびりついたもの。

残った水滴が水垢にならないうちに、お風呂上がりにスクイージー(水切りワイパー)やタオルなどで水滴を拭き取るよう習慣づけ、さらに週に一度は浴室用洗剤とスポンジでこすり洗いをしてください。

浴槽側面のカバー「エプロン」の内側にたまった見えない汚れも定期的に掃除

浴槽の洗い場側の側面についている「エプロン」と呼ばれるカバー。普段なかなか取り外すことはありませんが、実はここにもヌルヌル汚れやカビのほか、ヘドロや虫の卵なんかがビッシリたまっています。

定期的に取り外して汚れをチェックし、エプロンの取扱説明書の掃除方法に従ってしっかりキレイにしましょう。

カビ対策に有効な熱湯シャワー

風呂掃除がひと通り片付いたら、最後にシャワーの水で洗剤を流して終わり──という方必見の情報!

カビは50℃以上の熱に触れると死滅するので、壁や床に熱湯シャワーをかけるとカビ対策として効果的です。

ただし熱湯で浴室の温度が上がったままだと、高温多湿を好むカビが繁殖しやすい環境になるので、最後に冷水を浴室全体にかけて浴室の温度を下げてください。また必ず24時間換気扇のスイッチは切らないようにしましょう。

※熱湯の取り扱いは危険なのでシャワー以外の方法で行わないでください。
風呂掃除の基本的な手順や押さえておきたいポイントをまとめてご紹介しました。

スポンジやブラシでゴシゴシ強くこすったり、体に負担のかかる姿勢を取る風呂掃除は、やっぱりパパが担当しておきたい家事。今回ご紹介した効果的&効率的なポイントを実践し、家族みんなが毎日気持ちよく入浴できるよう頑張ってください!

とはいえ、すべての箇所を毎日完璧にキレイにするのは大変。浴槽など毎日使って汚れやすい場所は毎日、それ以外は週一度のペースで掃除し、日々の負担にならないよう継続的な風呂掃除を心がけましょう。
■監修者プロフィール
All About「家事・掃除・子育て」ガイド 藤原 千秋
https://allabout.co.jp/gm/gp/31/
大手住宅メーカー営業職を経て、主に住宅・家事まわりの記事執筆やアドバイザーを幅広く務めている。家・子ども・仕事の三つ巴を愉しむ三児の母で、育児経験を踏まえた実践的な視点に定評あり。「この一冊ですべてがわかる! 家事のきほん新事典」(朝日新聞出版)「ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー!!」 (オレンジページ)など著書・マスコミ出演多数。

▼あわせて読みたい
50 件