
空気清浄機を効率的・効果的に使う方法とは? ついに日本上陸した空気清浄機AIRMEGAにも注目
部屋の空気を吸い込むことによって花粉やハウスダストを吸引し、イヤなニオイも除去してくれる空気清浄機。自宅で愛用しているという方も多いことでしょう。
ところが、「COWAY CO., LTD.(コーウェイ株式会社)」が行った空気清浄機の利用実態に関する調査によると、平均で「1年の約3分の1は使われていない」という実態が明らかに。
つまり、感染症や花粉など特定のシーズンを過ぎたら使用頻度が激減する「季節家電」として扱われているということですが、1年を通じた家族の健康のことを考えると、果たしてそうした使い方で十分なのでしょうか?
そこで今回は、「空気清浄機の利用実態に関する調査」の結果を詳しく分析しながら、空気清浄機の適切な使用法や製品の選び方などを、感染症専門医である武井智昭医師の解説を交えてご紹介します。
空気清浄機は1年を通じて常時稼働させた方がいい
先ほどご紹介したように、今回の調査結果によると、空気清浄機を1年間で稼働させている平均日数は「約230日」と判明。
さらに、1日の稼働時間を尋ねたところ、感染症や花粉の時期は15時間以上稼働している人が45%なのに対して、感染症や花粉のシーズンを過ぎると「5時間未満」と答えた人が約30%となり、空気清浄機の使用頻度が激減することが明らかに。
この調査結果を受けて、武井医師は次のように解説しています。
人が呼吸するときに肺に取り入れる空気の約9割は室内の空気。 そんな室内の空気には、主に次の3つが存在します。
1. においの原因となるタバコの煙・調理中のガス
2. アレルギー性鼻炎や気管支喘息の原因となるアレルゲン(スギ・ヒノキのみならず、ダニ・ハウスダスト、ペットのフケ、かびなど)
3. PM2.5などの大気汚染物質
これらを除去することが期待できる空気清浄機は、メンテナンスを除いては24時間稼働しておくことが、感染症やアレルギーによる呼吸器症状の悪化予防に薦められています。
高性能フィルターの“空気清浄機”は風邪・感染症対策に有効
風邪やインフルエンザの予防対策について質問したところ、実践していることの上位に「手洗い」「うがい」「マスク」がランクイン。一方、「空気清浄機を使う」は約50%、「加湿器を使う」は約30%にとどまりました。
こうした活用実態について、武井医師は次のようにアドバイスしています。
風邪やインフルエンザの予防対策には、手洗い・うがいを徹底しながら、空気清浄機や加湿器を適切に使用することが効果的。
特に空気清浄機は、部屋の隅々に漂う細菌やウイルスを素早く吸引できる十分な風量と効率的な循環気流を発生させることが重要であり、仕様上の適用床面積が大きい製品ほど浄化速度が速いです。吸引した細菌やウイルスを確実に不活性化できる、高性能なHEPAフィルターを備えているものを選んだ方が良いでしょう。
空気清浄機の、本末転倒な“お得選び”に待った!
「空気清浄機を選ぶ際に重視したこと」について質問したところ、第1位は「価格」で約50%。次いで「細菌・ウィルスの除去」「花粉の除去」 「加湿機能」などがランクインした一方、「フィルターの性能」や「風量・吸引力」は下位となりました。
また、現在使用している空気清浄機に装備されている機能は、空気清浄機能に加え「メーカー独自の有害物質除去機能(イオン発生機能など)」と「加湿機能」が、どちらも約50%という結果となった。
こうした実態を踏まえて武井医師は、感染症や花粉対策のための空気清浄機選びで重視すべきポイントを次のように解説しています。
1. 単体機能型の“空気清浄機”にも注目
今回の調査結果で40%以上の人は、加湿機能の装備の有無を空気清浄機を選ぶ際に重視していることが分かりましたが、感染症・花粉対策のためには“空気清浄機能”のみの製品を選ぶことも視野に入れてもいいかもしれません。
空気清浄機の清浄スピードはフィルターと吸い込み口の面積に比例しますが、加湿機能付きの空気清浄機だと本体サイズに比べてフィルターと吸い込み口の面積が小さくなるため、常時稼働させるには空気清浄機としての効率が悪い可能性があります。さらに洗浄や乾燥を定期的に行わなかった加湿フィルター、加湿トレイは細菌が繁殖しやすく、これらを通過する空気は衛生面上よくない恐れもあります。
2. 空気清浄機を選ぶなら“フィルター”と“風量“重視で
逆に「フィルターの性能」や「風量・吸引力」を重視している人が少ないようですが、実際には、室内の空気をできるだけ多く素早く取り込んで効率よく循環させられる「風量」と、吸い込んだ空気から余分な物質を確実に除去する「フィルター」が、空気清浄機の性能を決める2大要素とも言えます。
イオン等の発生機能がなくても、室内の空気を循環させるだけの風量があり、高性能フィルターを使用していれば、室内の浮遊物質はほとんど除去できます。
空気清浄機の効果を持続させるには、こまめなお手入れが必須
「空気清浄機の選び方・使い方に関して、あなたに該当するもの(正しいと思うもの)をお選びください」という質問で、空気清浄機を効率的・効果的に使えているかを調査したところ、全問正解はたった5%にとどまりました。
ご自身が正しい使い方を実践できているか、次の表で確かめてください。
また、空気清浄機のフィルターのお手入れ頻度を尋ねたところ、最も一般的な頻度は「年に1回程度」で21.8%。「週に1回〜2週間に1回」のペースでお手入れしている人はわずか9.6%で、「購入後、一度も掃除をしていない」というツワモノも7%存在しました。
なかには「フィルター交換10年不要」と謳っている製品もありますが、どんなに高性能なフィルターでも、空気清浄機としての効果を持続させるためには小まめなお手入れが必要です。
大きなホコリなどをキャッチし、奥の他のフィルターを守る「プレフィルター」は2週間に1回のお手入れが理想的。掃除機でホコリを吸い取ったり、水洗いをこまめに実施してください。
使用履歴(運転した風量と時間)に基づいてプレフィルターのお掃除やその他フィルターの交換時期を知らせてくれる機能が本体に搭載されている機種なら、お手入れのタイミングを逃さず、無駄な交換もせずとも空気清浄機の効果を持続させることができます。
世界40か国の空気に鍛えられた空気清浄機AIRMEGAがついに日本上陸
今回の調査や武井医師のコメントから、空気清浄機は感染症・花粉の時期だけではなく1年を通じて常時稼働させた方が望ましいことが分かりました。
また、空気清浄機を選ぶにあたって、感染症や花粉対策のためには“フィルター”と“風量”を重視することが大切ということもご理解いただけたのではないでしょうか。
そうしたポイントを踏まえてオススメしたいのが、生活環境家電メーカー「COWAY CO., LTD.」が2018年9月12日より日本国内で販売開始した空気清浄機「AIRMEGA」シリーズです。
左から「AIRMEGA 400」「AIRMEGA 300」「AIRMEGA 600」「AIRMEGA STORM」
世界40カ国へ販売するCOWAYの空気清浄機は、大気汚染が社会問題になっている中国や韓国をはじめ、室内発生粒子が問題視されるヨーロッパ、感染病や化学物質が問題視される東南アジアなど、世界中の過酷な空気環境で鍛えられてきました。
ユーザーの安心・安全のためにイオン等の力ではなく“高性能なフィルター”と“風量”により除菌、消臭、集塵を行うことにこだわっており、全世界で2017年に110万台、過去10年間で700万台におよぶ販売数を誇っています。
日本で販売を開始する「AIRMEGA」シリーズは、海外でも人気の高いCOWAYの空気清浄機のプレミアムライン。微細な汚れを取り除く独自で開発した「MAX2 Greenフィルター」や、目的に合わせて選べる「カスタムフィルター」など、モデルごとに最適なフィルターを搭載することで、空気中の浮遊ウイルス、花粉、有害殺菌、カビを除去します。
「AIRMEGA 400」「AIRMEGA 300」「AIRMEGA 600」では、フィルターの吸引口を増加することで、「AIRMEGA STORM」では吹出口を動かし効率的に気流を発生することにより、パワフルでスピーディーな空気の浄化を実現いたしました。
ご自身や家族の健康のためにも、“高性能なフィルター”と“風量”を備えた空気清浄機で、安心・安全・快適な暮らしを1年を通して実現してください。
■商品概要
【AIRMEGA 400】型番: AP-2015F/メーカー希望小売価格:54,800円(税別)
【AIRMEGA 300】型番: AP-1515H/メーカー希望小売価格:44,800円(税別)
【AIRMEGA 600】型番: AP-2318P/メーカー希望小売価格:54,800円(税別)
【AIRMEGA STORM】型番: AP-1516D/メーカー希望小売価格:49,800円(税別)
■会社概要
会社名:COWAY CO., LTD.
設立:1989年5月2日
代表取締役社長:イ・ヘソン
本社所在地:韓国ソウル特別市中区ソソムン路88
資本金:406億6,240万ウォン (約42億円)
売上高:2兆5,168億ウォン(約2,450億円、2017年度連結)
URL http://www.coway.com/
【専門家プロフィール】
武井 智昭医師(専門:小児科、感染症、アレルギー)
<資格>
日本小児科学会専門医・指導医
インフェクションコントロールドクター/臨床研修指導医
<プロフィール>
2002年、慶応義塾大学医学部卒業
同大学病院付属病院、神奈川県内の医療機関を経て、
2017年よりなごみクリニック院長就任