
わずか30秒で1杯分を抽出。カプセル式コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」最新機種を試してみた!
早朝の目覚めに、午後の休憩に、そして仕事を終えた帰宅後のリラックスタイムに。コーヒー愛好家なら1日のあらゆるシーンで“最高の1杯”を楽しみたいですよね。
とはいえ、1杯飲むたびにコーヒーマシンやハンドドリップで毎回淹れるのはちょっと面倒。特に、時間に追われがちな平日はなおさらです。
美味しいコーヒーを「飲みたい」と思った時に気軽に飲みたい──そんな“適度なこだわり派”にピッタリなのが、カプセルを本体にセットするだけで抽出できるカプセル式コーヒーマシン。
広告や家電コーナーで目にする機会の多い人気商品ですが、興味はあるものの
「いろいろなマシンがあって、どれを選べばいいか分からない」
「カプセルコーヒーの味や使い勝手に満足できるか不安」
と二の足を踏んでいる方も少なくないのでは?
そんな皆さんの参考になるよう今回は、家men編集部の自称・コーヒー愛好家たちが「ネスカフェ ドルチェ グスト」シリーズの最新モデル「エスペルタ」を取り寄せ、カプセル式マシンによるコーヒー体験をあらゆる角度から検証してみます。
カプセル式コーヒーマシンの違いを知っておこう
写真左:ネスカフェ ドルチェ グスト ジェニオ アイ/写真右:UCCドリップポッド
まずはいろんなタイプの機種が混同している方のために、各社が提供するカプセル式コーヒーマシンの違いを簡単に整理しておきます。
ネスレのカプセル式コーヒーマシンには「ネスカフェ ドルチェ グスト」と「ネスプレッソ」の2種類あります(※「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」はレギュラーソリュブルコーヒーを使用)。
いずれもお湯をコーヒー粉にかける際に加圧し一瞬で抽出する“エスプレッソ抽出”方式ですが、「ネスカフェ ドルチェ グスト」はレギュラーコーヒー・エスプレッソ・カフェオレ・抹茶など専用カプセルのメニューが25種類以上と豊富!
なお国内メーカーではUCCの「ドリップポッド」も有名ですが、こちらはドリップ方式でドリンクを抽出。苦みのあるコーヒーが苦手な方にはオススメですが、加圧抽出式ではないのでカフェラテなどミルク系ドリンクには非対応。
というわけで、カフェのようにいろいろなドリンクを楽しみたい方には「ネスカフェ ドルチェ グスト」がオススメと言えます。
なお、「ネスカフェ ドルチェ グスト」の専用カプセルには粉に挽いた状態のコーヒーが真空密封され、飲む直前までコーヒーの劣化を防ぐことが可能。
ネスレでは酸素を抜いた特許技術の5層構造のカプセルに密封し、世界中から厳選した豆の新鮮な香りと味わいを楽しめるのだとか。これは期待できそうですね!
本格コーヒー&カフェメニューが簡単に作れる!
今回編集部が取り寄せた「ネスカフェ ドルチェ グスト エスペルタ」は、2019年4月1日に発売されたばかりという同シリーズの最上位モデルです。
このモデルはエスプレッソ方式による従来の抽出機能に加えて「エスプレッソブースト」と「ハンドドリップモード」の抽出機能が新たに搭載され、専門店さながらの1杯が味わえるのだとか…早く試してみたい!
透明になっているプラスチック製の給水タンクを本体右側に設置。最大容量が1400mlとなっているので、家族4人で1杯ずつ抽出しても一度の給水で十分足ります。
ではさっそく、オーソドックスな「レギュラーブレンド」を通常の抽出機能で淹れてみましょう。
まずタンクに水を給水しておき、カプセルホルダーにカプセルを入れ本体に差し込みます。
そしてカプセルごとに適した湯量(カプセル表面に記載あり)を本体ボタンでセットし抽出ボタンを押すだけ。
コーヒーを淹れるたびにいちいち湯を沸かす必要がなく、わずか30秒程度で抽出完了──これは簡単すぎる!
本格カフェ並みという最大15気圧ものポンプ圧力によって、カップの表面にはきめの細かいクレマ(泡)が! コーヒーの香りも豊かに漂ってきます。
さっそく飲んでみると…コーヒー豆本来のコクと苦みが、抜群のキレと共に感じられて美味しい!
ちなみにレギュラーブレンドはカプセル16個(16杯分)で980円(税抜)。1杯あたり60円程度でこれほどのレベルのコーヒーを味わえるとは驚きです。
続いてレギュラーブレンドを「ハンドドリップモード」で淹れてみて、通常モードとの違いを比べてみましょう。
淹れる工程は基本的に同じ流れですが、「ハンドドリップモード」は実際のハンドドリップのようにポトポトと3分程度じっくり抽出します。
写真左がハンドドリップモードで入れたコーヒー。ドリップ方式なので、エスプレッソ抽出の通常モード(写真右)のようにクレマは立ちません。
味の方も、通常モードより苦みが控えめな、ドリップらしいクリアな味わい。スッキリと口当たりのいいコーヒーを飲みたい早朝にピッタリですね。
また、ネスレとスターバックスが共同開発した5種類のコーヒーカプセルも4月1日から発売。
お店でお馴染みの味を自宅で楽しめるというので、定番の「ラテ マキアート」を試してみました。
ミルク系ドリンクはこのようにミルクとドリンクにカプセルが分かれていて、それぞれ2回に分けて抽出。いちいちミルクを買ってミルクタンクに補充するような手間は不要です。
カプセル式コーヒーマシンで出来上がったラテ マキーアートは、ふんわり泡が立っていて、まろやかなミルクの味わいがなんとも贅沢!
エスプレッソの風味も利いていて、これは間違いなく「お店レベル」です。
そして「ドルチェ グスト」シリーズの魅力といえば、コーヒー以外のカフェメニューも豊富なこと。最後に「宇治抹茶」と「チョコチーノ」を試してみました。
クレマが発生する通常モードで宇治抹茶を淹れると、きめ細かい泡がふんわりと立ち、まるで茶せんで抹茶を点てたかのよう!
一方のチョコチーノは実に濃厚な甘みで、子どもが喜びそう。
家族全員がコーヒー好きでなくても、好きな味のカプセルを1人ずつ選び、1台のマシンで全員分のドリンクを作ることができるのは高ポイントですね。
ちなみにドリンクを作った後の片づけは、カプセルホルダーからカプセルを捨て(抽出時にカプセルのフタに小さな穴が空く仕組みなので、ホルダーの中にコーヒー豆などが散乱しません)、ホルダーを水でゆすぐだけでOK。
お手入れが楽だと、コーヒーマシンを気軽に利用しやすくて嬉しいですね。
カプセル式コーヒーマシン「ネスカフェ ドルチェ グスト」シリーズの最新モデル「エスペルタ」の体験レポートをご紹介しました。
専用カプセルがコンビニ・スーパー・ネット通販で手軽に購入でき、しかも1杯あたり60円程度でこれほどのレベルのコーヒーを味わえるなら、抽出する簡単さも加味して断然「買い!」というのが率直な感想。
また、本格レギュラーコーヒーからラテやココアまでバラエティ豊かなカフェメニューを味わえるので、気分に合わせていろいろなドリンクを飲み分けたり、好みが異なる家族みんなでおうちカフェを満喫するのにもピッタリ。
本格的なカフェメニューを気軽に味わえる「ネスカフェ ドルチェ グスト」、コーヒー愛好家もそうでない人もオススメです!
■製品概要