
【台風対策】万全の備えを!最低限やっておきたい台風対策
台風の常襲地域・沖縄県民の実体験に基づくアドバイス
10月12日(土)から14日(月)までの3連休にかけて、今年最大規模(先日の台風15号に匹敵)とされる台風19号の日本接近が予報されています。台風の進路に気をもみつつ、あわてて災害の備えを整えている家庭も少なくないでしょう。
国・自治体が作成した災害マニュアルやネットの記事を読めば、台風への備えに関する情報をひと通り入手できますが、正直なところ“やるべきこと”の項目が多すぎて、限られた時間でどれから手をつければいいか判断に困りますよね。
そんな中、台風の常襲地域である沖縄県民の方が「沖縄県民が最低限これだけは絶対やる台風対策」と題したツイートを投稿し、「参考になる!」と話題になっています。
暴風雨を伴う台風対策といえば、養生テープによる窓の補強をはじめとする「家屋の防御」が真っ先に思い浮かびますが、台風の影響でライフラインが停止することに伴う、生活の不便への備えも大事。「停電するものと思え」「飲料水を確保しよう」など、日常のように台風を経験している地域の人ならではのアドバイスですね。
なお、東京都水道局ではライフライン停止時の備えとして、次のようなツイートで水道水のくみ置きを呼び掛けています。
ポリタンクやペットボトルなど蓋のできる容器に、口元いっぱいまで水を入れて密閉しておけば、直射日光を避けた涼しい場所で3日程度保存できるそうです。3日間程度のライフライン停止を想定し、1人1日3リットル分の水を家族の人数分ストックしておきましょう。
転倒・破損したエアコン室外機の取り扱いに要注意
また、今年9月に襲来した台風15号の被害として「エアコン室外機の転倒・破損」が多数報告され、台風の猛威を物語る爪痕としてこちらも話題となりました。
こうした被害状況を受けて、空調専門メーカーのダイキン工業は次のような注意喚起のツイートを発信。
転倒した室外機を起こそうとすると思わぬ怪我となったり、室外機と室内機をつなぐ配管からガスに触れて負傷してしまうことがあるそうなので、自力で移動・修理しないようくれぐれもご注意ください。
なお家menでも昨年の台風21号発生後、戸建てとマンションにおいて異なる被害の特徴や、それぞれに必要な台風対策をご紹介しました。
強風による飛来物に備えてガラスに保護フィルムを貼ったり、シャッターをしっかり降ろしカギをかけるなど、“空振り”になっても構わないので今からできる対策を確実に行っておきましょう。
ちなみに警視庁警備部災害対策課のツイートによると、台風は進行方向の右側(東側)の風が強くなる特徴があるそうです。気象予報をチェックする際の目安にしてください。
もちろん今回のように大規模な台風だと影響範囲は広大となるので、たとえ台風の左側(西側)でも十分に警戒しましょう。