「はじめての七五三」で知っておきたい基礎知識(ベストな時期、お参りの方法、写真撮影など)

「はじめての七五三」で知っておきたい基礎知識(ベストな時期、お参りの方法、写真撮影など)

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目次[非表示]

  1. 七五三のお参り(参拝)のルールについて
    1. 七五三はいつ?(年齢・時期)
    2. 七五三のお参りは神社?お寺?
    3. 七五三の初穂料やお参りのマナー
  2. 七五三の両親の服装は?
  3. 七五三の写真撮影は?
    1. 前撮り・当日撮り・後撮りのどれがベスト?
    2. 七五三の撮影で気を付けるべきこと
    3. おすすめの写真館(スタジオ)は?
子どもにまつわる年中行事の中でもとりわけ一大イベントといえるのが、男女3歳、男子5歳、女子7歳の時に成長をお祝いする「七五三」。



11月が近づくにつれて「七五三の準備を進めなきゃ」と考え始めるパパママも多いと思いますが、初めて七五三を行う家庭だと分からないことだらけ。



七五三をする時期は決まってるの?

どこでどうやってお参りすればいいの?

どんな服装を用意すればいいの?




そんな七五三にまつわるありとあらゆる疑問を、All Aboutで冠婚葬祭ガイドを務める中山みゆきさんにまとめて質問しました。これだけ知っておけば大丈夫!といえる七五三の基本を解説してもらったのでご紹介します。

七五三のお参り(参拝)のルールについて

七五三はいつ?(年齢・時期)


Q.七五三は何歳で行いますか?



「昔、男子は数え年の3歳と5歳、女子は3歳と7歳で祝いましたが、現在では満年齢で男子が5歳(地方によって3歳も)、女子が3歳と7歳でお祝いすることが一般的になっています」



Q.七五三の時期はいつからいつまで?その中でベストな時期は?



「七五三のお祝いの時期は、いつからいつまでと決まっていません。最近は11月15日にこだわらず、10月から11月など、家族が揃うのに都合の良い日に行われています。また9月や12月など時期を外しても差し障りありません」

七五三のお参りは神社?お寺?

Q.七五三当日の一般的な流れは?



「お子さんの着付け・ヘアメイクを行い、まず写真館などで記念撮影を行います。撮影が終わったら神社へお参りして、家族で食事会に出かけます。なお記念撮影については後ほど詳しく解説しますが、前撮り・後撮り、あるいはお参りの後に行っても構いません」



Q.七五三のお参りは一般的に神社で行いますが、お寺やその他の場所でも可能でしょうか?



「神社とお寺、どちらでも可能です。七五三は基本的には近くの氏神様で行うもの。子どものことを考えると体力的にも無理がない範囲が無難だと考えると自宅近くがベストです。

どうしても希望の神社、お寺でという場合、遠くまで出かけても構いませんが、人気のある神社はかなり混むと言うことを頭に入れて置いてください。子どもの体力に無理のない範囲で考えること。小さい子ども、特に3歳の子どもの場合は慣れない着物などかなり負担になりますので、その辺をよく考えておくべきです」

七五三の初穂料やお参りのマナー

Q.「初穂料」の金額や支払うタイミングは?



「初穂料は5000円から1万円ぐらいの範囲です。七五三の時期、神社は込み合うことが多いので事前に連絡しておきましょう。その時に神社への謝礼の金額を確認しておきます。神社によっては規定料金を設定している場合もあります。なお神社の祈祷への謝礼「初穂料」の読み方は「はつほりょう」、「玉串料」の読み方は「たまぐしりょう」と言います。お寺の場合は「御布施」です。

支払うタイミングは一般的に受付が設けてありますので、始めに支払いをしておきます」



Q.千歳飴の由来や意味は?



「飴をひっぱると伸びることから寿命が延びる→長生きできると考えられていました。昔は子どもの生存率が低く、元気に育ってほしいという願いが込められたのでしょう。また「千年飴」「寿命糖」とも言われた縁起菓子です。縁起の良い鶴亀・松竹梅が千歳飴の袋に描かれています」
Q.その他、お参りのマナーで気を付けたいポイントは?



「神社やお寺に行く前には、大人も子どもも身なりをきちんと整えておきましょう。また、拝礼には基本的な手順があります。社寺によって違いがあるかもしれませんので、事前に確認をしてください」



<拝礼の手順>

①鳥居(お寺の場合は山門)をくぐる前に一礼

②手水舍で手と口のお清めをしてから拝礼

③拝殿(お寺の場合は本堂)の正面に立ち、お賽銭をそっと入れてから鈴(お寺の場合は鰐口)を鳴らす

④2回(お寺の場合は1回)頭を下げてお辞儀をします

⑤胸の高さで手のひらを合わせ、2回拍手します(お寺の場合、拍手はしない)。祈願とともに感謝を伝えます

⑥1回お辞儀をします

⑦最後に、鳥居(お寺の場合は山門)をくぐって出てから、拝殿(お寺の場合は本堂)に向かって一礼

七五三の両親の服装は?

Q.七五三の父親(パパ)の服装で、正式な装いや気を付けるべきポイントは?



「普段着慣れたビジネススーツや略礼装、ダークスーツなどが基本。最近の傾向として、礼服よりもカジュアル志向になっています。もしくはラフなジャケットとスラックス。ただしネクタイはきちんと着用しましょう。スーツに合わせて明るめのカラーがおすすめです」



Q.七五三の母親(ママ)の服装で、正式な装いや気を付けるべきポイントは?



「七五三は子どもが無事成長したことを感謝し、これからの将来の幸福と長寿をお祈りする大事な儀式ですので、フォーマルスタイルが求められます。分かりやすいのが、入学式のイメージ。お出かけスタイルでキチッと感が出るものです。スーツ、ワンピース、セットアップなどフォーマルスタイルやパンツスーツも動きやすくておすすめ」

七五三の写真撮影は?

前撮り・当日撮り・後撮りのどれがベスト?

Q.七五三の撮影パターンとして「前撮り」「当日撮り」「後撮り」がありますが、おすすめは?



「子どもの体力や性格によって向き不向きがあるので、次に挙げるパターンを参考にしてみてください」



【パターン1】写真は前撮り、当日は動きやすい服装・参拝・食事会

9月中に写真館で撮影。前撮りだと子どもの体調もベストの日を選べます。貸し衣装の場合は早めに下見・予約をしておくこと。女の子の場合、夏休みに真っ黒に日焼けしていたらメイクでカバーしてあげてください。

当日もやはり神社での写真は撮りたいもの。気楽な服装でもOKですが、やはり大切なセレモニーの日。少しおめかしさせてあげましょう。



▼こんな方にオススメ

手のかかる下の子どもがいる方、初めて迎える3歳の子どもを持つ方。参拝当日は楽な服装で出かけられ、特に3歳で七五三をされるお子さんにとっては楽チンです。お参りが終わった後は気楽に食事会も出かけられます。



【パターン2】参拝・写真撮影・食事会を当日に

これは親も子どもも大変な一日になりそうです。充実した一日を過ごせますが、疲れが出るのを覚悟しておきましょう。対策として、参拝・写真撮影・食事会を近所で済ませ、移動時間を短縮すればOK。

写真館で予約する場合は必ず午前中、参拝の前に行います。自宅で着付けする場合も写真館でお任せする場合も必ず午前中に済ませましょう。その後に参拝をします。ここでもスナップ写真やビデオでいろいろな表情を残してあげましょう。参拝が終われば、着替えをしてゆっくりと自宅で食事会もいいものです。



▼こんな方にオススメ

イベントとして充実した一日を過ごしたい方。当日ですべて済ませられ、七五三のイベントとしても実感できます。しかしとにかく疲れます。大人も子どもも体力勝負!



【パターン3】前撮り、当日も欲張り撮影

9月中に写真館で1回目の写真撮影。今流行りの十二単、またドレス姿もステキです。その他キャラクーものも楽しんでみては? そして11月本番にはもう一度着付けして写真撮影します。洋装から和装へ、または和装から洋装へとパターンはいろいろ考えられます。衣装や写真館を早めに押さえて予約しておきましょう。とはいえ、予算と時間の余裕がなければオススメできません。

 

▼こんな方にオススメ

1回目の予約撮影では兄弟姉妹と一緒に楽しめ、本番当日には祖父母も一緒に撮影できます。めいっぱい子どもの七五三を楽しみ充実させたい方に。

貸し衣装で、普段着られない、十二単、着物(ドレス)、コスプレ、そして当日にはドレス(着物)と子どものかわいい姿の思い出が残せます。



【パターン4】後撮り

七五三を済ませてからの後撮りだと、写真館などはオフシーズンのためスタジオが空いていて、ゆっくりと余裕を持って撮影ができるのでこちらもおすすめです。

七五三の撮影で気を付けるべきこと

Q.七五三の撮影で気を付けるべきことは?



「近所ならお参りする場所の下見に行き、三脚が立てられるか、立ち入り禁止があるのか、また撮影の絶好のポイントがあるなど調べておくと当日スムーズに撮影できます。子どもは集中力がすぐ切れてしまうので、素早くささっと撮影するのが鉄則です。直接行けない場所などは公式サイトを参考にして建物などの位置確認をしておくと便利。また雨の場合の撮影ポイントも考えておきます。なおカメラマンは傘では撮影できないので、雨具は必須です」

おすすめの写真館(スタジオ)は?

Q.写真館やスタジオの選び方のポイントは?



「電車利用の場合は駅近やアクセスの良いことが条件。車の場合は無料駐車場やコインパーキングの代金を支給してくれるなど把握しておきましょう。ビルに入っている場合はエレベーターの有無も要チェックです。

また、衣装は持ち込みOKかどうか、レンタル衣装を利用する場合は衣装を豊富に取り揃えているかもポイント。衣装やセットに合わせた撮影小物やアクセサリーが豊富で、スタッフが子ども慣れしているとなお良しです。

細かいところでは、写真のデータをきちんともらえるか、撮影後のアルバムやDVDなどの料金設定も確認しておきましょう。他の写真館やスタジオとの比較などやHPがあれば他のお客さんが写真館(スタジオ)のクチコミを書き込んでいる場合は、比較のためチェックするのもよいでしょう」
これだけ知っておけば大丈夫!といえる七五三の基礎知識をご紹介しました。

家族にとって一生の思い出に残る一大イベントを滞りなく成功させるためにも、今回解説したポイントをしっかり押さえ、準備と計画を万全にしておきましょう。



<記事協力プロフィール>

中山みゆき(All About「冠婚葬祭」ガイド)


冠婚葬祭サイトの運営に携わり、マナーのアドバイスや情報発信を行なうほか、雑誌や新聞などのメディアでも活躍。

https://allabout.co.jp/gm/gp/32/